技術分野
薄膜硫黄被覆導電性カーボン、正極合材及び全固体型リチウム硫黄電池
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、特許文献2、3に開示された材料を用いた正極合材層を備えた全固体型リチウム硫黄電池では、正極合材層当たりの放電容量が不十分であり、硫黄の持つ優れた物性を活かしきれていないとの課題があった。
本発明は、硫黄の持つ優れた物性を最大限に活かし、優れた放電容量とレート特性を有する全固体型リチウム硫黄電池の正極合材に好適に用いることができる薄膜硫黄被覆導電性カーボンを提供することを目的とする。また、薄膜硫黄被覆導電性カーボンを含む正極合材、及び、正極合材を含む全固体型リチウム硫黄電池を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、鋭意検討の末、表面が硫黄膜で被覆された導電性カーボンであって、導電性カーボンはBET比表面積が500m2/g以上であり、硫黄膜は膜厚が0.4〜5.0nmである薄膜硫黄被覆導電性カーボンが、驚くべきことに、優れた放電容量とレート特性を有する全固体型リチウム硫黄電池に好適に用いられることを見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
本発明の薄膜硫黄被覆導電性カーボンは、BET比表面積が500m
2/g以上の導電性カーボンに、硫黄膜が0.4〜5.0nmの薄い膜厚で被覆されているため、硫黄膜内部の電子及びリチウムイオンの拡散が起こりやすいとの特性を有する。そのため、薄膜硫黄被覆導電性カーボンを全固体型リチウム硫黄電池の正極合材に用いることにより、正極合材層当たりの放電容量が大きく、レート特性に優れる全固体型リチウム硫黄電池を提供することができる。
また、本発明の正極合材は、薄膜硫黄被覆導電性カーボンを用いているため、放電容量が大きい正極合材層を形成するのに好適である。
更に、本発明の全固体型リチウム硫黄電池は、本発明の正極合材を用いた正極合材層を備えるため、放電容量に優れる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の全固体型リチウム硫黄電池の実施形態の一例を模式的に表した断面図である。
1 負極集電体
2 負極
3 固体電解質層
4 正極合材層
5 正極集電体
10 全固体型リチウム硫黄電池
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