技術分野
,コンクリート建築物屋上の陸屋根や木質系戸建住宅のベランダ等に施工される不飽和ポリエステル樹脂と繊維強化材とを積層して複合させたFRP防水に係る防水仕上構造及び防水仕上方法に関し,詳しくは下地コンクリート中の水分の影響で膨れや剥がれが生じることがなく,また長期に亘って下地が伸縮しても破断することがなく,さらには不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層の上に火種が置かれても該不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層が燃え広がることのない防水仕上げ構造及び防水仕上げ方法並びにこれらに使用する通気性シート体
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明が解決しようとする課題は,通気性シート体が下地に十分に密着して容易に剥離することがなく,結果として強風によって脈動するような負圧が生じても通気性シート体が剥離することがなく,また長期に亘って下地が伸縮しても破断することがなく,さらには不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層に上に火種が置かれても該不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層が燃え広がることのない防水仕上げ構造及び防水仕上げ方法並びにこれらに使用する通気性シート体を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
請求項1記載の発明は,樹脂固形分が50〜90重量%,粘度が4.0〜25.0Pa・s/25℃の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を下地に0.3〜0.5kg/m2塗布し,直ちに該塗布面に,目付け量150〜250g/m2の繊維質基材の片面に非通気層が積層され該非通気層の上に目付け量50〜160g/m2の繊維質層をさらに積層した通気性シート体の繊維質基材面が当接するように該通気性シート体を配設し,該通・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明の請求項1記載の防水仕上げ構造及び請求項2記載の防水仕上げ方法は,樹脂固形分が50〜90重量%,粘度4.0〜25.0Pa・s/25℃の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を下地に0.3〜0.5kg/m
2 塗布し,直ちに該塗布面に,目付け150〜250g/m
2 の繊維質基材の片面に非通気層が積層され該非通気層の上に目付け量50〜160g/m
2 の繊維質層をさらに積層した通気性シート体の繊維質基材面が当接するように該通気性シート体を配設し,該通気性シート体の繊維質層の上に
プライマーを塗布せず 直接不飽和ポリエステル樹脂を塗布して繊維強化材をさらに積層することで不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層を形成するため,繊維質基材に湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤が十分に浸透して硬化するという効果がある。また,湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を下地に塗布した後は,直ちに通気性シートを配設することができるため,施工時間を短くすることができる効果がある。
特に通気性シート体を下地に固着する接着剤は湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤であるため,湿気による硬化反応の際に接着剤層は微細な発泡状態となり,また繊維質基材に浸透して空気と接触する面積が増加してさらに微細な発泡が生じるため繊維質基材の通気性が阻害されずに繊維質基材が補強されるという効果がある。このため下地と十分に密着して容易に剥離しないという効果があると共に,保持されている繊維質基材の通気性によって非通気層の上に形成される不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層が下地水分の影響を受けて膨れが発生することがないという効果がある。
また,湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤はウレタン樹脂特有のある程度の柔軟性を有しているため,屋上の下地が夏と冬の大きな温度変化により伸縮したり,一部にクラックが発生して該クラック巾が温度変化や振動によって伸縮しても,これらの伸縮に追従する効果がある。
なお,非通気性シート体には繊維質基材の片面に非通気層が積層されているため,該非通気層の上に形成される不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層は繊維質基材へ浸透することが無く,このため,下地中の水分はのように該繊維質基材の層を拡散移動することとなって不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層は水分の影響を受けて膨れが発生することがないという効果がある。
また,通気性シート体の非通気層の上には目付け量50〜160g/m
2 の繊維質層をさらに積層した通気性シート体を使用するため,該繊維質層に不飽和ポリエステル樹脂を塗布すると繊維質層を形成している繊維が不飽和ポリエステル樹脂層内に広がって一体化し,不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層を形成する際の不飽和ポリエステル樹脂の塗布時に接着プライマーを塗布する必要がないという効果がある。このため施工工程数が少なくなり,短工期で施工ができる効果がある。
また,通気性シート体と不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層は接着界面を有することなく繊維質層を介して一体化するため,長期に亘って下地が伸縮しても不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層が剥離したり破断することがないという効果がある。
さらには,通気性シート体の繊維質基材には湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤が微細な発泡状態で浸透硬化していて且つ該微細な発泡は非連続の独立した発泡状態であるために通気性シート体と下地との間の空気層の一部は自由に移動することができず,また不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層は通気性シート体の非通気層の上に積層された繊維質層に,溶剤等の易可燃性液体を多量に含む接着プライマーを塗布されることなく直接含浸された状態で一体化するため,不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層の上に火種が置かれても該不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層に火種の火が燃え移って,さらには燃え広がることがないという効果がある。
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この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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