特許6188703IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

関連出願の相互参照
本出願は、2011年10月27日出願の米国仮特許出願第61/552,309号、および2011年11月7日出願の米国仮特許出願第61/556,691号の利益を主張するものであり、これらの開示内容は、すべての目的のために参照によりこれらの全体が組み込まれる。 ゲノム編集の分野

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

したがって、HPRT遺伝子を直接標的化するか、または成功を収める核酸の細胞への形質導入(HPRTまたは他の遺伝子座での)のマーカーおよびトランスフェクトされたヌクレアーゼ(複数可)の発現および機能のマーカーとしてこの遺伝子の標的破壊を用いることによって、特異的ゲノム編集の頻度を増加させる組成物および方法の必要性が未だ存在する。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

導入遺伝子の細胞内の特定の位置への標的挿入を増加させるか、または標的遺伝子座における遺伝子修飾の頻度を増加させるための方法および組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態において、導入遺伝子挿入は、HPRT遺伝子で生じ、導入遺伝子挿入の選択は、細胞、動物、または患者を6−TGに曝露することにより生じる。他の実施形態では、ヌクレアーゼ切断によるHPRT遺伝子の破壊(例えば、切断後のNHE・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】パネルAおよびB、NHEJ事象を受けた一組のジンクフィンガーヌクレアーゼ対による目的とする位置での切断を測定するCel−Iミスマッチアッセイ(Surveyor(商標)、Transgenomic)の結果を示すゲルを示す。NHEJは、ヌクレオチド塩基の挿入または欠失(「挿入欠失」)を引き起こし、これは、その後、DNA鎖が野生型DNA鎖とアニーリングされるときにミスマッチをもたらす。その後、Cel−I酵素は、このミスマッチ部位でDNAを切断し、2つの小さい断片を作成する。図は、K562細胞(図1A)またはマウスNeuro2A細胞(図1B)へのHPRTジンクフィンガーヌクレアーゼ対のトランスフェクション後の結果を示す。パーセントミスマッチ、または「%NHEJ」は修飾された対立遺伝子の割合に相当し、各対のヌクレアーゼ活性の程度であり、各レーンの下に示される。GFPは、GFPコードプラスミドでトランスフェクトした対照細胞である。

【図2】HPRT特異的ZFNでトランスフェクトし、その後、6−TGで処理した細胞における挿入欠失のパーセントを測定するゲルを示す。K562細胞もCCR5またはグルココルチコイド受容体遺伝子座(GR)のいずれかに特異的なZFN対でトランスフェクトした。Cel−I実験(上述)を、6−TGで増殖させた10〜14日後にHPRT遺伝子座における細胞上で行った。HPRT耐性細胞は、HPRT遺伝子座を標的としたZFNで処理した試料でのみ観察された。レーンの上部に1〜13で番号付けし、以下を示す:レーン1〜3は、6−TGの不在下(レーン2)または6−TGの存在下(レーン3)でのZFN投与(レーン1)の3日後の80ngのHPRT特異的ZFNおよび400ngのCCR5特異的ZFN(例えば、米国特許第7,951,925号を参照のこと)を用いたCel−I結果を示す。レーン4〜6は、6−TGの不在下(レーン5)または6−TGの存在下(レーン6)でのZFN投与(レーン4)の3日後の20ngのHPRT特異的ZFNおよび80ngのCCR5特異的ZFN(例えば、米国特許第7,951,925号)を用いたCel−I結果を示す。レーン7〜9は、6−TGの不在下(レーン8)または6−TGの存在下(レーン9)でのZFN投与(レーン7)の3日後の80ngのHPRT特異的ZFNおよび400ngのGR特異的ZFN(例えば、米国特許公開第20080188000号)を用いたCel−I結果を示す。レーン10〜13は、6−TGの不在下(レーン11)または6−TGの存在下(レーン12)またはGFPの存在下(レーン13)でのZFN投与(レーン10)の3日後の20ngのHPRT特異的ZFNおよび80ngのGR特異的ZFN(例えば、米国特許公開第20080188000号)を用いたCel−I結果を示す。

【図3】HPRT特異的ZFN、ならびにCCR5遺伝子座を標的とするZFNの別の対でトランスフェクトしたK562細胞における挿入欠失のパーセントを測定するゲルを示す。その後、これらの細胞を6−TG上で選択した。選択後、DNAを細胞から単離し、Cel−IアッセイをCCR5遺伝子座で行った。見ることができるように、6−TG上でのトランスフェクト細胞の選択は、CCR5で切断された細胞を富化する。レーンは以下の通りである:試料番号レーン(1、2等)は、トランスフェクションの3日後に回収したDNA上で行ったCel−Iアッセイの結果を示す。ボックスで囲まれたゲルの上の数字または(−)は、トランスフェクション反応において使用したDNAのngを示す。「**」が操作した偏性ヘテロ二量体性ELD/KKR FokIドメインを有するヌクレアーゼ対の使用を示す一方で、「*」は、ヌクレアーゼ対がDD/RR FokI偏性ヘテロ二量体ドメインを含むことを示す。米国特許公開第20110201055号を参照されたい。試料区分において、(−)または(+)は、それぞれ、6−TGの不在下または6−TGの存在下で増殖した細胞から単離したDNAを示す。観察された修飾パーセントは、各レーンの下に示される。

【図4】HPRT遺伝子座に導入した制限部位での切断パーセントを測定するゲルを示す。K562細胞を、HPRT特異的ZFNを含むベクターでトランスフェクトした。新規の制限部位、および挿入部位に隣接するHPRT遺伝子座と相同のより短い(359ヌクレオチド長)またはより長い(725ヌクレオチド長)領域(「アーム」)のいずれかを含むドナー分子も含んだ。すべてのドナーをプラスミドに基づくアプローチを用いて導入したがある一連の実験において、ドナープラスミドは、エンハンサー要素(「短いアーム+en」)をさらに担持した。すべての条件は、制限部位を担持するドナーのHPRT遺伝子座への導入に成功し、6−TG選択を用いたときに最大3倍および対立遺伝子の40%を超えるレベルまで富化した。

【図5】パネルAおよびB、K562細胞におけるHPRT遺伝子座へのGFP導入遺伝子の組み込みを示す。図5Aは、導入遺伝子が、PCRに基づく半定量的アッセイにおいて測定したときに6−TG選択によって2〜3倍富化したドナーの相同組換えによって組み込まれたことを示す。図5Bは、アッセイにおける増幅のために用いた3個のPCRプライマーの位置を示す図解を示し、組み込みがより大きいPCR産物のpgkr1+15512fプライマー対からの産生を引き起こす(5Aにおいて矢印で示される)一方で、HPRT r1−16078+15512fプライマー対が修飾されていない遺伝子座からより短いバンドを生成することを示す。一般的な順方向プライマー15512fの使用ならびに野生型特異的バンドおよび組み込み特異的バンドの両方の生成は、PCR反応が標的組み込みの効率の半定量的評価として用いられることを可能にした。

【図6】HhaI制限部位を含むドナーのβ−グロビン遺伝子座への標的組み込み後の制限酵素消化の結果を示すゲルである。この実験において、ドナーを、HPRTに特異的なZFN、ZFNに特異的なβ−グロビン、およびβ−グロビン特異的ドナーの共トランスフェクション後にK562細胞におけるβ−グロビン遺伝子座に挿入した。トランスフェクションから回復した後、細胞を分け、1つの群を6−TG選択した。DNAを細胞から単離し、β−グロビン遺伝子座をPCR増幅し、その後、HhaI制限消化に供した。βグロビン遺伝子座での遺伝子挿入(矢印で示される)の成功に関連したHha I特異的断片の頻度の劇的な増加が6−TG選択後に観察された。

【図7】動員ヒトCD34+幹細胞におけるHPRT遺伝子座の修飾を示すゲルである。HPRT特異的ZFN発現プラスミドをCD34+細胞にトランスフェクトし、ヌクレオフェクションからの回復後、これらを分け、6−TG選択した。HPRT遺伝子座の修飾を上述のCel−Iアッセイを用いて分析し、挿入欠失のパーセントが各レーンの下に示される。6−TG選択は、この細胞プールにおけるHPRT修飾ゲノムの割合を増加させた。

【図8】パネルAおよびB、HPRT特異的TALENを用いたK562細胞におけるHPRT遺伝子座の修飾を示す。図8Aは、ヌクレアーゼ処理細胞由来のHPRT遺伝子座をPCR増幅し、その後、Cel−Iアッセイに供したCel−Iアッセイの結果を示す。これらの組の上の三角形は、トランスフェクションで用いたTALEN発現プラスミドの増加量を示す。図8Bは、Cel−Iアッセイで決定したゲノム修飾の量(%挿入欠失)を示す。

【図9】ZFNおよびTALENヌクレアーゼによって切断された標的領域に対応するイヌおよびヒトHPRT遺伝子座におけるDNA配列のアライメントである。イヌ(canine)(「イヌ(dog)」)DNA配列は各配列対の上に示され(この図において示される、配列番号61、63、65、および67)、ヒトDNA配列は各配列対の下に示される(この図において示される、配列番号62、64、66および、68)。灰色で強調表示された配列内の文字列は、これら2つのDNA配列間で相同ではないヌクレオチドを示す。一列に並べたDNA配列下の黒色の囲みはTALEN結合部位を示し、灰色の縁取り囲みはZFN結合部位を示す。矢印は、ヌクレアーゼがどのDNA鎖に結合するかを示し、左から右への矢印は、5’から3’またはワトソン鎖上の結合部位を示し、右から左への矢印は、3’から5’またはクリック鎖上の結合部位を示す。

【図10】様々なヒトHPRT特異的ヌクレアーゼ対でトランスフェクトしたイヌ細胞株D17から単離したDNA上でのCel−Iミスマッチアッセイの結果を示すゲルを示す(各レーンは以下の表6で特定される)。検出された修飾のパーセント(「%NHEJ」)は、各レーンの下に示される。

【図11】様々なヒトHPRT特異的ヌクレアーゼ対でトランスフェクトしたアカゲザル細胞株LLC−MK2から単離したDNA上でのCel−Iミスマッチアッセイの結果を示すゲルを示す。検出された修飾のパーセント(「%NHEJ」)は、各レーンの下に示される。

【図12】は、6個のヒトHPRT特異的ヌクレアーゼ対と個別にトランスフェクトしたヒトCD34+細胞から単離したDNA上でのCel−Iミスマッチアッセイの結果を示す一連のゲルを示し、これらはそれぞれイントロンで切断される。「部位」とは、各ZFN対が切断する標的部位を指す。加えて、さらなるZFN対(「A’」)をK562細胞において試験した。検出された修飾のパーセント(「%NHEJ」)は、各レーンの下に示される。

【図13】パネルA〜F、図12における切断された6個の遺伝子座それぞれへのオリゴドナーのCD34+細胞における標的組み込みを示すゲルを示す。検出された標的修飾のパーセントは、各レーンの下に示される。

【図14】パネルA〜C、ヒトK562細胞におけるHPRT遺伝子座へのSA−2A−GFP−pA導入遺伝子の組み込みを示す。図14Aは、組み込まれた導入遺伝子の概略図を示し、スプライシング時に配列がどこで欠失されるかを図解する。図14Bは、6−TG選択を用いて(右側の棒線)、6−TG選択を用いずに(左側の棒線)試験した条件のそれぞれにおけるGFP導入遺伝子を含む細胞のパーセントを示す。図14Cは、これらの条件のそれぞれにおける細胞の生存を示すグラフである(左側の棒線は、6−TG選択を用いなかったものを示し、右側の棒線は、6−TG選択を用いたものを示す)。

【図15】パネルAおよびB、6−TG選択を用いなかったヒトK562細胞におけるHPRTへのSA−2A−GFP−pAカセットの標的組み込みのPCR検出を示す。図15Aは、組み込まれた導入遺伝子の概略図であり、増幅に用いたPCRプライマーの位置を含む。図15Bは、PCR産物を示すゲルを示し、選択の不在下における標的挿入(GFP TI)によるGFP導入遺伝子の標的組み込みを示す。

【図16】ヒトCD34+細胞におけるHPRTイントロン遺伝子座へのSA−2A−GFP−pA導入遺伝子の組み込みを示すグラフである。一番左の棒線は、GFP陽性細胞の割合を示す。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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