特許6212906IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

視認性が良好で薄型化に適した液晶表示装置、これに適した偏光板、及び、該偏光板を構成する偏光子保護フィルム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ポリエステルフィルムは、TACフィルムに比べて、力学強度が高く、透湿性も低いことから、代替素材として有望であるが、薄化により光学的異方性の影響が発現し易くなり、液晶表示装置における表示面の垂直方向に対して斜め方向から観察した場合に色ムラなどが認められやすくなると云った課題があった。 の課題に対して、特許文献1〜3では、ポリエステルとして共重合ポリエステルを用いることで、光学的異方性を小さくする対策がなされているが、色ムラを解消するには至っていない。 先駆者は、特許文献4に示されるように、鋭意検討を行なった結果、ポリエステルフィルムの複屈折とバックライトの発光スペクトルに着目し、その発生メカニズムを解明するに至った。即ち、CCFLやLEDは複数の波長で構成される白色光であり、その白色光がポリエステルフィルムを透過する際に、ポリエステルフィルムの複屈折により各波長に対して位相差(以下、リタデーションと記す)が発生し、各波長の光の強度は干渉により変化し、これが色ムラとして認識されることを見出した。そして、特定のバックライト光源と特定のレタデーションを有するポリエステルフィルムとを組み合せて用いることにより、の課題を改善できることを見出した。 しかし、偏光子保護フィルムの更なる薄膜化の要望に対して、充分に対応しきれない場合があった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、特許文献4に開示される発明に基づき、鋭意検討を行なった結果、ポリエチレンナフタレートフィルムを使用した場合、偏光子保護フィルムの更なる薄化に適合できるフィルムが得られ、の課題を解消できることを見出した。本発明者等は、斯かる知見に基づき、更なる検討と重ね、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
本発明の液晶表示装置、偏光板、及び、偏光子保護フィルムは、液晶表示装置の表示面を斜め方向からの観察でも、色ムラがない視認性を確保することが可能である。また、本発明の偏光板、及び、偏光子保護フィルムは薄型化に適した力学強度を備えている。よって、本発明によって、視認性に優れ、且つ、より薄型の液晶表示装置の提供が可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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