特許6220771IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械に好適に用いられる遊星歯車減速装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、減速機構では、各歯車を支持する軸の荷重による倒れや歯車の加工精度の不良により、該各歯車が傾く場合がある。そして、各歯車が傾いた場合、各歯車間に発生する接線荷重の方向が変化し、傾いた接線荷重の分力としてスラスト荷重が発生する。このスラスト荷重は、歯車を軸方向に移動させるから、歯車の浮き上がりが発生し、各歯車間で適正な噛み合い歯幅を保持できなくなる。このため、歯面の面圧が上がり、歯車の寿命が低下するという問題がある。 そこで、上述した特許文献1では、スラスト荷重による歯車の軸方向の移動を防止するために、キャリアの上端面にピンを介してプレートを設け、該プレートがスラスト荷重により移動する歯車に当接して移動を規制する構造としている。この場合、特許文献1による構成では、モータケースの下端側で回転軸の近傍の中央部位を利用し、プレートを介して減速機構全体のスラスト荷重を受ける構成としている。このため、モータケースの中央部位は、許容値以上の摺動摩耗が発生する虞があるから、この中央部位は、摺動摩耗が許容値内となるように摺動面積の確保や摺動部への熱処理を行う必要がある。これにより、遊星歯車減速装置全体の小型化や低コスト化の障害になるという問題がある。 本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、遊星歯車等の軸方向への移動を規制することにより、摺動摩耗に対する処理を省略し、小型化、低コスト化を図ることができる遊星歯車減速装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、軸方向の両端が開口した筒状体をなし一方の開口が基体に取付けられるハウジングと、該ハウジングの他方の開口に取付けられモータケースの内部に油圧式または電動式のモータを収容したモータ装置と、前記ハウジング内に設けられ前記モータ装置の回転を減速する減速機構と、該減速機構によって減速された前記モータ装置の回転を出力する出力軸とを備え、前記減速機構は、前記モータ装置の回転軸にスプライン結合され・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、遊星歯車等の軸方向への移動を規制することにより、摺動摩耗に対する処理を省略でき、遊星歯車減速装置の小型化、低コスト化を図ることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の第1の実施の形態による遊星歯車減速装置を備えた油圧ショベルを示す正面図である。

【図2】本発明の第1の実施の形態による遊星歯車減速装置を示す断面図である。

【図3】図2の遊星歯車減速装置の上側部位を拡大して示す要部拡大の断面図である。

【図4】減速機構を図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図である。

【図5】減速機構とスラストプレートとを分離した状態で示す図4と同様の断面図である。

【図6】スラストプレートを単体で示す斜視図である。

【図7】スラストプレートを図6中の矢示VII−VII方向からみた断面図である。

【図8】本発明の第2の実施の形態によるモータケースを単体で示す斜視図である。

【図9】本発明の第2の実施の形態による減速機構を図4と同様位置からみた断面図である。

【図10】本発明の第3の実施の形態によるスラストプレートを図7と同様位置からみた断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

3A 旋回フレーム(基体)   11 遊星歯車減速装置   12 ハウジング   13 下側ハウジング   13A,14A 開口   14 上側ハウジング   14B 拡径段部   14B1 底面   14C 内歯車   14C1 端面   15 モータ装置   16,41 モータケース   16A,41A フランジ部   16B,41B 突出部   20 回転軸   22 1段目の減速機構   23 太陽歯車   24 遊星歯車   25 キャリア   26 歯車支持軸   28 2段目の減速機構   29,51 スラストプレート   30 出力軸

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