特許6224987IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体、その製造方法、および、それを用いた木材用塗料

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、特許文献1の酢酸ビニル系エマルションを、建築物の外壁などの屋外用の塗料に使用する場合、塗料が乾燥して得られる塗膜は、屋外環境に長時間曝露されると、その表面が部分的に膨れる現象(ブリスター)が発生する。ブリスターは、塗膜の外観を損ねたり、塗膜が剥がれ落ちる要因になる。そのため、特許文献1から得られる塗料は、耐候性に劣る。 従って、本発明の目的は、作業性および耐候性が良好な酢酸ビニル系重合体およびその製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、課題について鋭意検討したところ、部分けん化ポリビニルアルコールと特定のグリコールとの存在下で、酢酸ビニルとマレイン酸エステルとを乳化重合させることにより、作業性が良好で、耐候性が改善された酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体を得ることをできるという知見を見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
本発明の酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体によれば、その酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体を含有する塗料の低粘度化を達成することができる。そのため、その塗料を被塗布物に塗布し易くなり、作業性が良好である。 また、その塗料を被塗布物に塗布および乾燥させて得られる塗膜は、長時間屋外に曝露しても、ブリスターの発生が抑制される。そのため、耐候性が良好である。 本発明の木材用塗料によれば、本発明の酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体を含有しているため、作業性および耐候性が良好な木材保護材料として好適に使用できる。 本発明の酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体の製造方法によれば、作業性および耐候性が良好な酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体を製造することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、実施例の引張試験で得られる引張試験プロファイルの一例(応力が直線的に増加する態様)を示す。

【図2】図2は、実施例の引張試験で得られる引張試験プロファイルの一例(応力が一定となる態様)を示す。

【図3】図3は、実施例の引張試験で得られる引張試験プロファイルの一例(降伏点を示す態様)を示す。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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