特許6239653IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

例えば、大量の飲料用缶等の包装対象物がシュリンクフィルムなどの樹脂フィルムを用いてパレットごと包装された切目刻設方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

前記特許文献1に開示されているような、予めフォーク爪差し込み口被覆領域の樹脂フィルムを方形状にカットしてフォーク爪差し込み用開口を設けるという技術は、前記カット後に発生する小さなフィルム片の処理が面倒である。 一方、樹脂フィルムに熱風を当て、その部分の樹脂フィルムを溶かして除去・開口する技術は、樹脂フィルム溶断のための熱源を要する。 また、いずれにせよ、予めフォーク爪差し込み口が開口されたままとなっていると、飲料用缶メーカーから缶飲料メーカーへの包装体の搬送途上や保管時に、その樹脂フィルムの開口から埃や異物が包装体内に侵入するおそれがある。 この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであり、フィルム片が発生せず、樹脂フィルムを溶断する為の熱源を要することなくかつ埃や異物が包装体内に侵入し難い切目刻設方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記目的を達成するために、本発明は、下記[1]〜[5]の構成を有する。
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。 [1]の発明では、樹脂フィルムのフォーク爪差し込み口被覆領域に、水平方向に延びたフォーク爪差し込み案内用切目が設けられていることにより、フォーク爪がフォーク爪差し込み口に差し込まれる際に、フォーク爪によって樹脂フィルムのフォーク爪差し込み案内用切目の上下が少し延びた状態となるだけで、樹脂フィルムが千切れることがないし、千切れることによって小さなフィルム片が発生することがない。 したがって、包装対象物を使用する現場において包装体を開封する際に、小さなフィルム片が舞い上がって、包装対象物に付着したり包装対象物の中に入ったりする不具合が生じるおそれがない。 また、水平方向に延びたフォーク爪差し込み案内用切目は、切り目に沿った樹脂フィルムの上下が密着しているので、埃や異物が該切り目から包装体内に侵入し難く、包装対象物の衛生的な包装を実現できる。 さらに、フォーク爪差し込み案内用切目が設けられる際に、その為の特別な熱源を必要としないので、製造に要するエネルギーを可及的小さくできるという効果を奏する。 [2]の発明では、フォーク爪差し込み口を有するパレット上に積載された包装対象物をパレットごと樹脂フィルムにて被覆した後、該樹脂フィルムの前記フォーク爪差し込み口被覆領域に、水平方向に延びたフォーク爪差し込み案内用切目を設けるものとなされているので、所定の領域に確実にフォーク爪差し込み案内用切目が設けられ、フォーク爪がフォーク爪差し込み口被覆領域に差し込まれた際に、樹脂フィルムがフォーク爪差し込み口内部に押し込まれるだけで、樹脂フィルムが引きちぎられてフィルム片が発生することのない包装体を製造できる。 また、埃や異物が侵入し難い、衛生的な包装体を製造できる。 [3]の発明では、フォーク爪差し込み口被覆領域の樹脂フィルムの弛みを減少又は消滅させながらフォーク爪差し込み案内用切目を設けるものとなされていることにより、樹脂フィルムにフォーク爪差し込み案内用切目を設け難い皺や弛みが生じていてもそれらが減少又は消滅され、フォーク爪差し込み案内用切目が設けやすくなり、所期する包装体を製造できる。 [4]の発明では、樹脂フィルムのフォーク爪差し込み口被覆領域に水平方向に延びたフォーク爪差し込み案内用切目を設ける手段を備えていることにより、フォーク爪がフォーク爪差し込み口被覆領域に差し込まれた際に、樹脂フィルムがフォーク爪差し込み口内部に押し込まれるだけで、樹脂フィルムが引きちぎられてフィルム片が発生することのない包装体を製造できる。 また、水平方向に延びたフォーク爪差し込み案内用切目は、切り目に沿った樹脂フィルムの上下が密着しているので、埃や異物が該切り目から包装体内に侵入し難い衛生的な包装を製造できる。 [5]の発明では、フォーク爪差し込み案内用切目を設ける手段の動作に合わせて、フォーク爪差し込み口被覆領域の樹脂フィルムの弛みを減少又は消滅させる手段を備えていることにより、フォーク爪差し込み口被覆領域の樹脂フィルムに皺や弛みが生じていても皺や弛みが消失されるかあるいは僅かなものとなって、フォーク爪差し込み案内用切目を設けやすく、所期する包装体を製造できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】(イ)は、本発明に係る包装体の斜視図、(ロ)は、要部拡大正面図である。

【図2】フォーク爪差し込み口被覆領域の樹脂フィルムにフォーク爪が差し込まれる途中の斜視図である。

【図3】包装体製造装置のカッター装置の正面図である。

【図4】包装体製造装置のカッター装置の要部側面図である。

【図5】樹脂フィルムの弛みを減少又は消滅させる手段がパレットに当接した状態を示す側面図である。

【図6】樹脂フィルムの弛みを減少又は消滅させる手段の第2圧接体が下降する途中の状態を示す側面図である。

【図7】樹脂フィルムの弛みを減少又は消滅させる手段の第2圧接体が下降し終わった状態を示す側面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

A・・・・包装体   M・・・・包装体製造装置   1・・・・(包装対象物としての)飲料用缶   2・・・・パレット   4・・・・フォーク爪差し込み   6・・・・樹脂フィルム   6a・・・フォーク爪差し込み口被覆領域   7・・・・フォーク爪差し込み案内用切目   12・・・(フォーク爪差し込み案内用切目を設ける手段としての)カッター   14・・・(樹脂フィルムの弛みを減少又は消滅させる手段を構成する)第1圧接体   16・・・(樹脂フィルムの弛みを減少又は消滅させる手段を構成する)第2圧接体

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