特許6239998IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

本木製品の製造方法に係り、特に、突板の裏面側に合成樹脂製の基材層が形成されてなり、全体として三次元形状を呈すると共に、かかる突板の表面が立体的で優れた意匠性を有する本木製品を有利に製造することの出来る方法に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、全体として三次元形状を呈し、突板の裏面側に合成樹脂製の基材層が射出成形操作により積層形成されてなると共に、かかる突板の表面を、浮造り加工によって立体的で優れた意匠面とすることが出来る本木製品の製造方法を提供することを、その解決課題とするものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

そして、本発明にあっては、かかる課題の解決のために、意匠面を与える木質の突板の表面に浮造り加工が施されている一方、かかる突板の裏面側に、合成樹脂製の基材層が射出成形操作により積層形成されてなる本木製品を製造する方法であって、(a)前記基材層を成形し得る成形型の成形キャビティ内に、前記突板を収容すると共に、該突板の表面を該成形キャビティのキャビティ面に対向させた状態下において、該突板の裏面側に・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
このように、本発明に従う本木製品の製造方法にあっては、突板の裏面側に合成樹脂製の基材層が積層形成されてなるインサート成形品を、射出成形操作にて得ることにより、かかる突板が射出成形圧力により薄肉化されていても、その得られたインサート成形品を加湿処理して、インサート成形品を構成する突板が膨潤せしめられるようになっているところから、浮造り加工にて充分な立体感を現出し得る板厚を効果的に確保することが可能となり、これによって、かかる突板の表面に対して浮造り加工を施して、凹凸のある立体的で優れた意匠面を有効に形成することが出来ることとなるのである。即ち、浮造り加工によって所定深さの凹部を形成するのに必要な板厚が有利に確保されることとなるのであり、これによって、夏目部の除去処理により、基材層が露出したり、透けて見えてしまう等という問題も、効果的に解消され得るのである。 しかも、そのようなインサート成形品に対する加湿処理によって、突板が膨潤せしめられることにより、基材層の射出成形操作によって圧縮されて、硬くなってしまった突板の夏目部が柔らかくなるようになるため、かかる夏目部の除去処理(浮造り加工)をより容易に行なうことが出来るという利点も生じることとなる。 さらに、本発明に従う本木製品の製造方法にあっては、浮造り加工の実施に先立って、加湿処理にて膨潤せしめられた突板が乾燥させられて、その乾燥状態の突板の表面に対して浮造り加工が施されるものであるところから、加工後の突板の表面状態を効果的に改善することが出来ることとなり、これにより、突板の表面の荒れや損傷等を有利に防止乃至抑制することが可能となる。 なお、本発明に従う本木製品の製造方法にあっては、基材層を成形し得る成形型の成形キャビティ内に、突板を収容すると共に、かかる突板の表面を成形キャビティのキャビティ面に対向させた状態下において、突板の裏面側に、射出成形操作にて、基材層を積層形成するようになっているところから、全体として三次元形状を呈する本木製品を有利に製造することが出来る利点がある。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明手法に従って製造された本木製品の一例を示す断面説明図であって、(a)は、かかる本木製品全体を示すものであって、(b)は、その一部を拡大して示すものである。

【図2】図1に示された本木製品の一部を構成する突板シートを示す縦断面説明図である。

【図3】本発明手法に従って、図1に示された本木製品を製造するに際して、射出成形品を形成する際の一工程例を示す断面説明図であって、型開きされている射出成形用金型の一方の型の成形キャビティ内に、突板シートを収容配置した状態を示している。

【図4】図3に引き続いて実施される工程例を示す断面説明図であって、突板シートが収容配置された成形キャビティ内に、溶融樹脂材料を射出して、充填せしめた状態を示している。

【図5】図4におけるA部拡大説明図である。

【図6】図4に引き続いて実施される工程例を示す断面説明図であって、成形キャビティ内に射出、充填した溶融樹脂材料を固化せしめた後、射出成形品を型開きされた射出成形用金型から取り出した状態を示している。

【図7】図6におけるB部拡大説明図である。

【図8】図6に引き続いて実施される工程例を示す一部切欠き説明図であって、射出成形品に対して加湿処理している状態を示している。

【図9】図8におけるC部拡大説明図である。

【図10】図8に引き続いて実施される工程例を示す一部切欠き説明図であって、射出成形品の突板に対して浮造り加工が施されている状態を示している。

【図11】図10におけるD部拡大説明図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 本木製品 12 突板   18 突板シート 20 基材層   22 意匠面 24 クリア層   26 夏目部 28 冬目部   30 凹部 36 射出成形用金型   42 成形キャビティ 44 成形キャビティ形成凹所   48 溶融樹脂材料 54 射出成形品   56 加湿装置 62 水蒸気   68 ワイヤーブラシ  

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります