特許6242312IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

油圧ショベル等の建設機械の油圧システムに係わり、特に、第1〜第3油圧ポンプに接続された第1〜第3回路を有する制御弁ユニットの第3回路に合流切換弁を設け、第1若しくは第2油圧ポンプからの吐出油に第3油圧ポンプからの吐出油を合流させることで、ブームシリンダ等の油圧アクチュエータを増速して駆動するようにした油圧ショベル等の建設機械の油圧システム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

のように特許文献1に記載の油圧システムにおいては、走行複合操作では走行の直進性が維持され、第1回路の第1走行切換弁以外の切換弁を切り換えたときは、第3ポンプの吐出油によって当該切換弁に係わる油圧アクチュエータを増速して駆動することができる。 ここで、第1回路の第1走行切換弁以外の切換弁を切り換え、油圧アクチュエータを駆動して行う作業には、操作レバーを微操作しアクチュエータを微速制御して行う作業がある。例えば、水平引き作業はブーム上げとアームクラウドの組み合わせであり、ブーム上げはブーム用操作レバーをブーム上げ方向に微操作して行い、アームクラウドはアーム用操作レバーをアームクラウド方向にフル操作して行う。 このような操作レバーの微操作を伴う作業を特許文献1に記載の油圧システムで行った場合、操作レバーをブーム上げ方向に微操作したとたん、合流切換弁は第3位置に切り換わり、第3油圧ポンプの吐出油が合流してブームシリンダに供給されるため、ブームシリンダが第1油圧ポンプの吐出油のみで駆動した場合よりも増速し、ブーム上げの微操作性が悪化してしまう。 ブーム上げの微操作時に、第1油圧ポンプの吐出油のみでブームシリンダを駆動する場合と同様の操作性を確保するためには、ブーム用切換弁のブーム上げ微操作域のメータイン開口部を絞る設定とし(メータイン開口部の開口面積を小さくし)、ブーム用切換弁からブームシリンダへ供給される圧油の流量を抑える必要がある。この場合、ブーム用切換弁のメータイン開口部での圧損が増加してしまい、第1油圧ポンプはもちろん、第3油圧ポンプの負荷圧も増加してしまう。 油圧ショベルにおいて水平引き作業は頻繁に行う動作であり、特許文献1に記載の油圧システムでは、水平引き作業の都度、第1及び第2油圧ポンプの負荷圧の増加によって第1及び第3油圧ポンプは無駄な動力を消費しており、省エネ性を損なっていた。 本発明の目的は、第1〜第3油圧ポンプに接続された第1〜第3回路を有する制御弁ユニットの第3回路に合流切換弁を設け、第1若しくは第2油圧ポンプからの吐出油に第3油圧ポンプからの吐出油を合流させることで、ブームシリンダ等の油圧アクチュエータを増速して駆動するようにした油圧ショベル等の建設機械の油圧システムにおいて、特定のアクチュエータであるブームシリンダを駆動するときの微操作性を確保しながら、微操作時の省エネ性を向上する建設機械の油圧システムを提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するため、本発明は、エンジンと、前記エンジンにより駆動される第1〜第3油圧ポンプと、前記第1〜第3油圧ポンプからブーム、アーム、バケット、上部旋回体、履帯を含む複数の被駆動部材を駆動する複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の方向と流量をそれぞれ制御するオープンセンタ方式の複数の切換弁を備えた制御弁ユニットと、前記エンジンにより駆動されるパイロットポンプと、前記複数のアクチュ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、第1〜第3油圧ポンプに接続された第1〜第3回路を有する制御弁ユニットの第3回路に合流切換弁を設け、第1若しくは第2油圧ポンプからの吐出油に第3油圧ポンプからの吐出油を合流させることで、ブームシリンダ等の油圧アクチュエータを増速して駆動するようにした油圧ショベル等の建設機械の油圧システムにおいて、特定のアクチュエータであるブームシリンダを駆動するときの微操作性を確保しながら、微操作時の省エネ性を向上することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一実施の形態における建設機械の油圧システムの回路構成を示す図である。

【図2】合流切換弁のポンプポートと第1連通ポート、第2連通ポート及び中立ポート間の各通路の開口面積特性を示す図である。

【図3】本発明の適用対象であるミニショベルの全体構造を示す側面図である。

【図4】本発明の第1参考例における建設機械の油圧システムの回路構成を示す図である。

【図5】本発明の第2参考例における建設機械の油圧システムの回路構成を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1・・・エンジン   6,11・・・第1及び第2走行切換弁   7・・・ブーム用切換弁(図1:特定の切換弁)   8・・・バケット用切換弁(図5:特定の切換弁)   9・・・第1センタバイパス通路   10・・・パラレル通路   12・・・アーム用切換弁(図4:特定の切換弁)   14・・・第2センタバイパス通路   15・・・合流切換弁   16,17,18・・・切換弁   19・・・第3バイパスセンタ通路   20・・・パラレル通路   21・・・ポンプポート   22・・・第1連通ポート   23a・・・第1合流通路   23b・・・第2合流通路   24・・・第2連通ポート   25・・・中立ポート   27・・・第1パイロット受圧部   28・・・第2パイロット受圧部   29a・・・ブーム上げパイロット通路   32,33,34・・・第1〜第3信号通路   101a,101b・・・左右の履帯(クローラ)   111a,111b・・・左右走行用油圧モータ   117・・・ブーム   118・・・アーム   119・・・バケット   120・・・ブームシリンダ   121・・・アームシリンダ   122・・・バケットシリンダ   125a・・・アーム用操作レバー装置   127a・・・ブーム用操作レバー装置   127b・・・バケット用操作レバー装置   PA・・・スプリットフロー型で可変容量型の油圧ポンプ装置   P1・・・第1油圧ポンプ   P2・・・第2油圧ポンプ   P3・・・第3油圧ポンプ   C1・・・第1回路   C2・・・第2回路   C3・・・第3回路   A・・・合流切換弁15の中立位置(第1位置)   B・・・合流切換弁15の合流位置(第2位置)   C・・・合流切換弁15の走行直進位置(第3位置)   Pa・・・所定の圧力

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