特許6252375IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

内燃機関から排出されるNOxを、触媒付き微粒子捕集フィルタの炭化水素吸着機能を利用して低減する内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、内燃機関を搭載した車両で、排気ガスの温度が低い低速低負荷運転状態での定常走行から車両が加速されて一時的にNOx生成量が増加するときの対策において、従来技術の排気ガス浄化システムでも、設計や制御を工夫することで、微粒子捕集フィルタにHC吸着機能を強化した触媒組成(例えば、セリア、ゼオライト等HC吸着機能を持った吸着材を多く使用する)の触媒を担持させて、これを利用することで、微粒子捕集フィルタで排気ガス浄化システムの後方に放出されるNOxの量を20%程度低減することが可能であるとの知見を得ると共に、実験を行い、触媒付き微粒子捕集フィルタの前後の排気ガスの成分の測定結果からこの知見が正しいとの確証を得た。 また、同時に、このときの制御における炭化水素の添加による燃費悪化も、この制御における炭化水素の添加が車両の加速時のみに限られるので、燃費の悪化も僅かで抑えられるとの知見も得た。 本発明は、のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関を搭載した車両において、排気ガスの温度が低い低速低負荷運転状態での定常走行から車両が加速され、一時的にNOx発生量が増加するときに、内燃機関から排出されるNOxを低減することができる内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

の目的を達成するための本発明の内燃機関の排気ガス浄化システムは、内燃機関の排気通路に、酸化触媒又はNOx低減触媒で構成される上流側触媒ユニットと、該上流側触媒ユニットの下流の触媒付き微粒子捕集フィルタとを備えると共に、前記上流側触媒ユニットに流入する排気ガスに炭化水素を供給する炭化水素供給手段と、該炭化水素供給手段を制御する制御装置を備えた内燃機関の排気ガス浄化システムにおいて、前記触媒・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法によれば、効果的なNOx後処理装置の追加無しで、微粒子状物質を捕集して再燃焼させる触媒付き微粒子捕集フィルタに炭化水素吸着機能を付与して、前段酸化触媒又はNOx低減触媒で形成される上流側触媒ユニットの温度上昇タイミングと、触媒付き微粒子捕集フィルタの温度上昇タイミングとのずれを利用して、排気ガス中への炭化水素の供給を適切なタイミングで行うことにより、触媒付き微粒子捕集フィルタに炭化水素を吸着させ、車両の加速によるNOx増加時に炭化水素を放出させて、この炭化水素によるNOx低減効果を発揮させることができ、内燃機関から排出されるNOxを低減することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明に係る実施の形態の内燃機関の排気ガス浄化システムの構成を模式的に示す図である。

【図2】触媒付き微粒子捕集フィルタにおけるNOx低減効果を説明するための図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 エンジン(内燃機関)   11 エンジン本体   30 内燃機関の排気ガス浄化システム   31 排気ガス浄化装置   32 炭化水素噴射装置   30 内燃機関の排気ガス浄化システム   31 排気ガス浄化装置   31a 上流側触媒ユニット   31b 触媒付き微粒子捕集フィルタ(CSF)   31c 排気ガスの通路   32 炭化水素噴射装置(炭化水素供給手段)   33 第1排気ガス温度センサ   34 第2排気ガス温度センサ   40 全体システム制御装置   41 制御装置   G 排気ガス   Gc NOxが浄化処理された排気ガス   Ge EGRガス   Tn リーンNOxトラップ触媒(LNT)の温度

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