技術分野
静電潜像現像用トナー
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかし、特許文献1に記載のトナーは、トナーコアが低温で軟化可能であるように設計されているものの、必ずしも、低温で良好に定着されるわけではない。
また、通常、トナー粒子やトナーコアには熱可塑性樹脂のような結着樹脂に、着色剤、電荷制御剤、離型剤、及び磁性粉のような成分を混合した後、混練、粉砕、及び分級を行い、平均粒径5μm以上10μm以下の粒子としたものが用いられる。このような、トナー粒子やトナーコアに含まれる材料の混練と、混練物の粉砕と、粉砕物の分級とを含むトナーの製造法は、「粉砕法」と呼ばれている。
粉砕法で得られるトナーに含まれるトナー粒子や、粉砕法で得られたトナーコアからなるコア−シェル構造のトナー粒子は、真球度が低い不規則な形状となりやすいため、流動性に乏しい。特許文献1の図1には、特許文献1に記載のトナーに含まれるトナー粒子が、真球度が低い不規則な形状であることが示されている。このため、特許文献1に記載のトナーに含まれるトナー粒子は、粉砕法で製造されたトナーコアが熱硬化性樹脂を含む薄膜で被覆されたものであると推測される。
特許文献1に記載のトナーに含まれるトナー粒子のように真球度の低いトナー粒子は、潜像担持体表面との接触摩擦係数が高い。このため、このようなトナー粒子を含むトナーを用いて画像を形成する場合、潜像担持体上のトナー像を転写した後に、転写されなかったトナー粒子が潜像担持体上に残留することがある。このような転写後に潜像担持体表面に残留するトナー粒子は、通常、弾性ブレードのような機構を有するクリーニング部によって、潜像担持体表面から除去される。
しかし、平均円形度が高すぎるトナー粒子を含むトナーを用いて画像を形成する場合、トナー粒子が、一部、弾性ブレードをすり抜けてしまい、潜像担持体表面に残留することがある。転写残トナーのクリーニング部の「すり抜け」は、形成画像における画像不良の発生の原因となる。
また、平均円形度が低すぎるトナー粒子を含むトナーを用いて画像を形成する場合、トナー粒子が潜像担持体上に強固に張り付きやすく、潜像担持体上に形成されたトナー像の一部が被記録媒体に転写されない場合がある。そうすると、トナー像の形成に用いられたトナーの被記録媒体への転写効率が低下してしまうことがある。
本発明は、の課題に鑑みてなされたものであり、耐熱保存性及び低温定着性に優れ、クリーニング部でのトナーすり抜けに起因する形成画像における画像不良の発生を抑制でき、被記録媒体に高い転写効率で転写される、静電潜像現像用トナーを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明の静電潜像現像用トナーは、結着樹脂を含むトナーコアと、前記トナーコアの表面を被覆するシェル層とからなるトナー粒子を含む。前記シェル層は、熱硬化性樹脂のモノマーに由来する単位と、熱可塑性樹脂に由来する単位とを含む樹脂からなる。前記熱硬化性樹脂は、メラミン樹脂、尿素樹脂、及びグリオキザール樹脂からなるアミノ樹脂群より選択される1種以上の樹脂である。前記トナー粒子の平均円形度は0.950以上・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、耐熱保存性及び低温定着性に優れ、クリーニング部でのトナーすり抜けに起因する形成画像における画像不良の発生を抑制でき、転写効率の高い、静電潜像現像用トナーを提供できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 高化式フローテスターを用いる軟化点の測定方法を説明するための図である。
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