技術分野
この発明は、長手方向(圧延方向)および幅方向に均一な特性を持つ冷延鋼帯を製造するために用いることができる熱延鋼帯、該熱延鋼帯を冷間圧延してなる冷延鋼帯及び熱延鋼帯の製造方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
また、特許文献1に記載の方法では、焼鈍が長時間になり、焼鈍が長時間になると鋼板の内部に析出物が発生して、析出物を起点とした脆化を併発する課題がある。析出物を起点とした脆化が併発されることにより、熱延鋼帯が冷延時に破断する恐れが残るほか、熱延後の鋼帯をそのまま焼鈍することによってスケールと地鉄の反応が促進され、熱延鋼帯ままの内部酸化厚のばらつきがより一層助長され不均一になる。
特許文献2の方法では熱延後に750〜600℃の温度で巻き取った後、10〜30分保持し、その後、20℃/s以上の冷却速度で冷却しながら巻き出し、さらに550℃の温度で巻き直す技術である。この方法では巻き出し前に既に厚み10μmを超える内部酸化層が生成し、後の除去工程の負荷が増大するほか、幅エッジの冷却が進行するため、幅方向に内部酸化厚のばらつきが生じるうえ、本来目的である冷延性の改善が図れない。
本発明は課題を解決するものであり、その目的は、熱延鋼帯の幅方向及び長手方向全体にわたって、強度、硬さ、内部酸化厚が均一な熱延鋼帯、その熱延鋼帯を冷間圧延してなる冷延鋼帯及び熱延鋼帯を製造コストの増加を抑えつつ製造する方法を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、鋼帯の冷却中の変態曲線と、鋼帯の尾端部に対応するコイル外周部、鋼帯の中央部に対応するコイル中央部、鋼帯の先端部に対応するコイル内周部の各部の冷却曲線とに基づき、巻取り温度を設定することで課題を解決できることを見出し本発明を完成するに至った。より具体的には本発明は以下のものを提供する。
【発明の効果】
本発明によれば、幅方向及び長手方向全体にわたって、強度、硬さ、内部酸化厚が均一な熱延鋼帯が得られる。
また、本発明の熱延鋼帯を用いて、冷延鋼帯を製造すれば、特性や品質が均一な冷延鋼帯が得られる。
また、本発明の熱延鋼帯の製造方法は、の特徴を有する熱延鋼帯の製造方法でありながら、従来の方法と比較して、製造コストの上昇を抑えられる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】内部酸化層の一例を示す図である。
【図2】変態曲線と冷却曲線の一例を示す図である。
【図3】断熱材とコイルの位置関係の一例を示す図である。
【図4】熱延鋼帯における硬さ等の測定点を示す図である。
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