特許6252559IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

移動体検出装置及び運転支援装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、上述のような運転支援制御を実行する際には、物体がレーダセンサにより検知され始めた後のレーダセンサの精度が問題となる。これは、物体がレーダセンサにより検知され始めたとき、レーダセンサと物体との間の距離を決める反射点の位置が、レーダセンサとの間の実際の最小距離を定める物体の部位の位置と一致しない可能性が高いためである。従って、物体がレーダセンサにより検知され始めた後、レーダセンサと物体との間の距離を決める物体の反射点(物体上の複数の反射点のうちの、レーダセンサと物体との間の距離を決める物体の反射点)が物体上で変化する間は、レーダセンサからの物体の検知情報に基づき算出できる物体の移動方向は、実際の接近車両の移動方向に対して誤差を有しうる。 この点、物体がレーダセンサにより検知され始めたときに、その後一律に一定期間だけ、レーダセンサからの物体の検知情報に基づき算出できる物体の移動方向を無効化する方法が有用となりうる。しかしながら、かかる方法では、一定期間が長すぎると、レーダセンサからの物体の検知情報に基づき算出できる物体の移動方向の精度が高くなるものの、同物体の移動方向を監視対象物体の移動方向として運転支援制御で利用できるタイミングが不必要に遅れる虞がある。他方、一定期間が短すぎると、レーダセンサからの物体の検知情報に基づき算出できる物体の移動方向の精度が十分に高くなる前に、同物体の移動方向を監視対象物体の移動方向として運転支援制御で利用される虞がある。このような問題は、自車前部に設けられるレーダセンサを備える車両(自車)において、自車前方を自車の左側から右側へと又は右側から左側へと通過する監視対象物体と自車との衝突の可能性を低減する運転支援制御に対しても同様に生じる。 そこで、本発明は、レーダセンサからの物体の検知情報に基づき物体の移動方向を算出する移動体検出装置において、レーダセンサにより物体が検知され始めた後に算出されうる同物体の移動方向の無効化期間又は無効化区間の適正化を図ることを目的とする。 また、本発明は、レーダセンサからの物体の検知情報に基づき算出される物体の移動方向を利用した運転支援制御を行う運転支援装置において、レーダセンサにより物体が検知され始めた後における同物体に係る運転支援制御を禁止する無効化期間又は無効化区間の適正化を図ることを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するため、本発明の第1態様では、 自車前部又は自車後部に設けられるレーダセンサと、自車前方を又は自車後方を自車の左側から右側へと又は右側から左側へと通過する監視対象物体と自車との衝突の可能性を低減する運転支援制御を実行する運転支援制御部と、を備える車両に設けられ、前記レーダセンサの検知情報に基づいて、前記運転支援制御で利用される物体情報を生成する移動体検出装置であって、 ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、レーダセンサからの物体の検知情報に基づき物体の移動方向を算出する移動体検出装置において、レーダセンサにより物体が検知され始めた後に算出されうる同物体の移動方向の無効化期間又は無効化区間の適正化を図ることができる。 また、本発明によれば、レーダセンサからの物体の検知情報に基づき算出される物体の移動方向を利用した運転支援制御を行う運転支援装置において、レーダセンサにより物体が検知され始めた後おける同物体に係る運転支援制御を禁止する無効化期間又は無効化区間の適正化を図ることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明による運転支援装置に係る車両システムの構成例を概略的に示す図である。

【図2】後側方レーダ及びクリアランスソナーの各検知領域の一例を概略的に示す図である。

【図3】車両システムにおいて処理装置により実行される処理の一例(第1実施例)を示すフローチャートである。

【図4】図3のステップS302の無効化期間設定処理の一例を示すフローチャートである。

【図5】無効化期間、検知開始距離及び検知開始相対速度の関係を定める記憶情報の一例を示す図である。

【図6】図3のステップS303の無効化処理の一例を示すフローチャートである。

【図7】図3のステップS304の物体情報生成処理の一例を示すフローチャートである。

【図8】図3のステップS305の減速制御処理の一例を示すフローチャートである。

【図9A】隣接駐車車両(他車)に起因して右後側方レーダ32からの電波が遮蔽された状態の説明図である。

【図9B】隣接駐車車両(他車)に起因した、監視対象物体における右後側方レーダ32からの電波の反射点の変化の説明図である。

【図9C】隣接駐車車両(他車)に起因した、監視対象物体における右後側方レーダ32からの電波の反射点の変化の説明図である。

【図10A】遮蔽物に起因した遮蔽範囲が比較的小さいときの右後側方レーダ32の反射点不安定区間の説明図である。

【図10B】遮蔽物に起因した遮蔽範囲が比較的小さいときの右後側方レーダ32の反射点不安定区間の説明図である。

【図11A】遮蔽物に起因した遮蔽範囲が比較的大きいときの右後側方レーダ32の反射点不安定区間の説明図である。

【図11B】遮蔽物に起因した遮蔽範囲が比較的大きいときの右後側方レーダ32の反射点不安定区間の説明図である。

【図12】車両システムにおいて処理装置により実行される処理の一例(第2実施例)を示すフローチャートである。

【図13】図12のステップS1002の無効化区間設定処理の一例を示すフローチャートである。

【図14】図12のステップS1004の無効化処理の一例を示すフローチャートである。

【図15】処理装置10Bにより実行される処理の一例(第3実施例)を示すフローチャートである。

【図16】図15のステップS1504の物体情報生成処理の一例を示すフローチャートである。

【図17】図15のステップS1505の減速制御処理の一例を示すフローチャートである。

【図18】無効化期間の設定方法の代替実施例の説明図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 車両システム   10 処理装置   11 警報装置   12 エンジン制御装置   13 ブレーキ制御装置   20 クリアランスソナー   30 後側方レーダ   101 レーダ情報取得部   102 無効化設定部    103 無効化部   104 物体情報生成部   105 運転支援制御部   106 記憶部

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