特許6252836IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

木板を用いて形成された木質耐震壁

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、従来の木質耐震壁Aにおいては、図5に示すように、木板1、2からなる耐震壁本体に枠材(鋼板3)から入力される地震力などの水平力(荷重P)のほとんどすべてが接合具4を介して木板1、2に伝達される。このため、接合具4を多数配置しないと、木板1、2そのものの面としての抵抗力が十分に発揮される前に、言い換えれば木板1、2のせん断耐力が十分に発揮される前に、接合具4と木板1、2の接合部付近で木板1、2に亀裂が発生してしまい、木板1、2の接合部に破壊が生じ、さらに木質耐震壁A全体に破壊が生じるおそれがある。 本発明は、事情に鑑み、より耐久性に優れた木質耐震壁を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
【発明の効果】
本発明の木質耐震壁においては、鋼板の接合部に設けられた応力伝達用部材を介して木板に入力される荷重(地震力等の外力)により、木板の対角線方向に圧縮ストラット(圧縮束)を形成することが可能になる。そして、木質耐震壁に入力される水平力(外力、荷重)を、圧縮ストラットと、接合具を介して木板内に伝達される荷重とに分散させることができる。 これにより、接合具部分のみを介して荷重を負担する従来の木質耐震壁と比較して接合具付近の荷重負担を低減させることが可能になり、この部分での木板への亀裂による破壊を生じにくくすることができる。すなわち、耐久性に優れた木質耐震壁を実現することができる。 また、本発明の木質耐震壁においては、木板内に空隙を設けるなどして木板に凹部を設けることにより、木板の剛性を調節することができ、木板の座屈を防止することができる。すなわち、木板に設ける凹部(空隙)の大きさ、形、数量、位置等を調節することで、圧縮ストラット部分と、接合具部分の荷重負担の割合を、木質耐震壁全体の耐力、剛性が最適になるように調節することが可能になる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一木質耐震壁を示す平面視図である。

【図2】図1のX1−X1線矢視図である。

【図3】本発明の一木質耐震壁を木質耐震壁ユニットとし、複数の木質耐震壁ユニットを接合して建物構面内に耐震壁を形成した状態を示す図である。

【図4】本発明の一木質耐震壁の変更例を示す平面視図である。

【図5】従来の木質耐震壁を示す平面視図である。

【図6】図5のX1−X1線矢視図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 木板   1a 側部   2 木板   2a 側部   3 鋼板   4 接合具   5 接合孔   6 接合具   10 木板   10a 面取り部   11 木板   11a 面取り部   12 接合部   13 鋼板   14 接合具   15 応力伝達用部材   16 凹部(空隙)   17 接合孔   18 柱   19 梁   A 従来の木質耐震壁   B 木質耐震壁

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります