特許6252856IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

例えばコンクリート製の床スラブなどの表面の均し作業を伴うコンクリートの均し施工可能時間の予測方法および予測装置に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、の従来の特許文献1に記載の方法では、コンクリート表面の均し作業を始める前に、均し作業を適正に行うことが可能な時間(均し施工可能時間)を把握することはできなかった。 本発明は、に鑑みてなされたものであって、コンクリート表面の均し作業を始める前に、均し施工可能時間を把握することができるコンクリートの均し施工可能時間の予測方法および予測装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るコンクリートの均し施工可能時間の予測方法は、コンクリートの表面を均すことができる均し施工可能時間を予測する方法であって、打設直後の前記コンクリートから発生するブリーディング水の発生量と、前記コンクリートの導電率とを測定し、前記導電率が降下を開始する降下開始時間の前に、前記ブリーディング水の発生量に基づいて、前記ブリーディング水の発生が終・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明に係るコンクリートの均し施工可能時間の予測方法によれば、コンクリートの表面を均すことができる均し施工可能時間を予測する方法であって、打設直後の前記コンクリートから発生するブリーディング水の発生量と、前記コンクリートの導電率とを測定し、前記導電率が降下を開始する降下開始時間の前に、前記ブリーディング水の発生量に基づいて、前記ブリーディング水の発生が終了する発生終了時間を予測し、予測した前記ブリーディング水の発生終了時間および測定した前記導電率の降下開始時間を、あらかじめ把握してある均し施工可能時間と導電率の降下開始時間とブリーディング水の発生終了時間との関係に当てはめることで、均し施工可能時間を求めるので、導電率が降下を開始する降下開始時間の前、つまりコンクリート表面の均し作業を始める前に、均し施工可能時間を把握することができるという効果を奏する。 また、本発明に係る他のコンクリートの均し施工可能時間の予測方法によれば、前記ブリーディング水の発生量に基づいて、前記ブリーディング水の発生速度の単位時間当たりの変化量を一次方程式で近似し、前記一次方程式を1回または2回積分して得られる二次方程式または三次方程式の特性値を求めることで、前記ブリーディング水の発生終了時間を予測するので、ブリーディング水の発生終了時間を簡便な統計的な手法によって精度よく予測することができるという効果を奏する。 また、本発明に係る他のコンクリートの均し施工可能時間の予測方法によれば、前記関係は、均し施工可能時間と、導電率の降下開始時間をブリーディング水の発生終了時間で除した値との関係であるので、一般に比例関係にあると考えられるこの関係に当てはめることで、均し施工可能時間を簡便に求めることができるという効果を奏する。 また、本発明に係る他のコンクリートの均し施工可能時間の予測方法によれば、求めた均し施工可能時間が、所定の施工条件で決まる均し施工可能時間の範囲にあるか、所定の施工条件で決まる均し施工可能時間の範囲を上回り、前記コンクリートの硬化を促進するための促進剤を前記コンクリートの表面に散布するべき範囲にあるか、所定の施工条件で決まる均し施工可能時間の範囲を下回り、前記コンクリートの硬化を遅延するための遅延剤を前記コンクリートの表面に散布するべき範囲にあるかを予測するので、予測した均し施工可能時間の範囲に基づいて、その後の施工上の対応をより適正に行うことができるという効果を奏する。例えば、予測された範囲が、遅延剤を散布するべき範囲の場合には、コンクリート表面に遅延剤を散布する対応を行うことで、その後の均し施工可能時間を長くすることができる。また、予測された範囲が、促進剤を散布するべき範囲の場合には、コンクリート表面に促進剤を散布する対応を行うことで、その後の均し施工可能時間を短くすることができる。 また、本発明に係るコンクリートの均し施工可能時間の予測装置によれば、コンクリートの表面を均すことができる均し施工可能時間を予測する装置であって、打設直後の前記コンクリートから発生するブリーディング水の発生量を測定するブリーディング水の発生量測定手段と、前記コンクリートの導電率を測定する導電率測定手段と、前記導電率が降下を開始する降下開始時間の前に、前記ブリーディング水の発生量に基づいて、前記ブリーディング水の発生が終了する発生終了時間を予測するブリーディング水発生終了時間予測手段と、予測した前記ブリーディング水の発生終了時間および測定した前記導電率の降下開始時間を、あらかじめ把握してある均し施工可能時間と導電率の降下開始時間とブリーディング水の発生終了時間との関係に当てはめることで、均し施工可能時間を求める均し施工可能時間予測手段とを備えるので、導電率が降下を開始する降下開始時間の前、つまりコンクリート表面の均し作業を始める前に、均し施工可能時間を把握することができるという効果を奏する。 また、本発明に係る他のコンクリートの均し施工可能時間の予測装置によれば、ブリーディング水発生終了時間予測手段は、前記ブリーディング水の発生量に基づいて、前記ブリーディング水の発生速度の単位時間当たりの変化量を一次方程式で近似し、前記一次方程式を1回または2回積分して得られる二次方程式または三次方程式の特性値を求めることで、前記ブリーディング水の発生終了時間を予測するので、ブリーディング水の発生終了時間を簡便な統計的な手法によって精度よく予測することができるという効果を奏する。 また、本発明に係る他のコンクリートの均し施工可能時間の予測装置によれば、均し施工可能時間予測手段における前記関係は、均し施工可能時間と、導電率の降下開始時間をブリーディング水の発生終了時間で除した値との関係であるので、一般に比例関係にあると考えられるこの関係に当てはめることで、均し施工可能時間を簡便に求めることができるという効果を奏する。 また、本発明に係る他のコンクリートの均し施工可能時間の予測装置によれば、求めた均し施工可能時間が、所定の施工条件で決まる均し施工可能時間の範囲にあるか、所定の施工条件で決まる均し施工可能時間の範囲を上回り、前記コンクリートの硬化を促進するための促進剤を前記コンクリートの表面に散布するべき範囲にあるか、所定の施工条件で決まる均し施工可能時間の範囲を下回り、前記コンクリートの硬化を遅延するための遅延剤を前記コンクリートの表面に散布するべき範囲にあるかを予測する均し施工可能時間の範囲予測手段をさらに備えるので、予測した均し施工可能時間の範囲に基づいて、その後の施工上の対応をより適正に行うことができるという効果を奏する。例えば、予測された範囲が、遅延剤を散布するべき範囲の場合には、コンクリート表面に遅延剤を散布する対応を行うことで、その後の均し施工可能時間を長くすることができる。また、予測された範囲が、促進剤を散布するべき範囲の場合には、コンクリート表面に促進剤を散布する対応を行うことで、その後の均し施工可能時間を短くすることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明に係るコンクリートの均し施工可能時間の予測方法および予測装置の実施例を示す概略フローチャート図である。

【図2】図2は、ブリーディング水の発生量と導電率の時間変化の一例を示す図である。

【図3】図3は、単位時間当たりのブリーディング水の発生速度の時間変化量から求めた一次近似方程式を示す図である。

【図4】図4は、単位時間当たりのブリーディング水の発生速度から求めた二次方程式を示す図である。

【図5】図5は、ブリーディング水の発生量から求めた三次方程式を示す図である。

【図6】図6は、導電率の測定結果の一例を示す図である。

【図7】図7は、導電率の降下開始時間とブリーディング水の発生終了時間および均し施工可能時間の関係の一例を示す図である。

【図8】図8は、均し施工可能時間範囲の調整例を示すイメージ図である。

【図9】図9は、本発明に係るコンクリートの均し施工可能時間の予測装置の実施例を示す概略ブロック図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 コンクリートの均し施工可能時間の予測装置   12 ブリーディング水の発生量測定手段   14 導電率測定手段   16 ブリーディング水発生終了時間予測手段   18 均し施工可能時間予測手段   20 均し施工可能時間の範囲予測手段

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