技術分野
不飽和ニトリルを製造する方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
アンモ酸化反応により生成する反応生成ガス中には、反応によって生成する有用成分と水以外に、高沸点副生成物が存在する。アンモ酸化反応は高温で進行するが、反応器の出口ラインには、生成した高温(典型的には400〜500℃)の反応生成ガスが持つ熱を回収するために、熱交換器が設置されている。アンモ酸化反応によって生成する高沸点副生成物は、その熱交換器の伝熱部材付近(例えば、管式熱交換器の場合は側管路付近)で凝縮・凝集し、熱交換器の伝熱部材表面に付着して、生成ガス流路の詰まりを引き起こす原因となる。その結果、反応器内の圧力が上昇し、反応器の運転を長期にわたって安定に継続することが困難になるという技術的な課題を有している。
また、仮に反応器出口ラインに設置された熱交換器において、反応生成ガス流路の詰まりを防げたとしても、その熱交換器を通過した高沸点副生成物は、急冷塔に設けられる液循環ラインの汚れ及び詰まりの原因となる。また、液循環ラインに冷却器が設けられる場合は、その冷却器の汚れ及び詰まりにより、冷却器の洗浄頻度が増大することになる。さらには、急冷塔内に充填物を充填した充填層があり、その充填層の汚れ及び詰まりにより、急冷塔が所望のとおりに機能しなくなると、反応器を含めた不飽和ニトリル製造装置全体の運転を停止して、急冷塔のメンテナンスを行う必要が生じるため、装置の運転を長期にわたって継続することが困難となる。
本発明は、課題に鑑みてなされたものであり、反応器出口ラインに設置された熱交換器及びその下流の急冷塔の詰まり、特に塔内部の詰まりを防止することのできる不飽和ニトリルの製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、反応器出口ラインに設置された熱交換器の詰まりを防止すると共に、その熱交換器の下流に設置された急冷塔の詰まり、特に塔内部の詰まりをも防止する方法について、鋭意検討を重ねた。その結果、熱交換器に用いられる冷媒として所定の温度の冷媒を用い、かつ、急冷塔における充填層を所定のものにすることにより、それら熱交換器及び急冷塔の詰まりを一挙に解決ができることを見出し、本発明を完成するに至った・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、反応器出口ラインに設置された熱交換器及びその下流の急冷塔の詰まりを防止することのできる不飽和ニトリルの製造方法を提供することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の不飽和ニトリルの製造方法に用いられる装置の一例を模式的に示すフロー図である。
1…流動層反応器、2…熱交換器、3…急冷塔、4、5、6、7、10、11、13A、13B…ライン(配管)、8…充填層、9…冷却器、12…スプレーノズル。
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