技術分野
有機感光体、それを用いる電子写真装置及びプロセスカートリッジ
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、従来の技術には以下のような問題がある。特許文献1では、感光体表面の摩擦抵抗の低減及び耐摩耗性の向上を目的として、フッ素樹脂からなる固体微粒子潤滑剤と無機微粒子とを添加することが検討されている。しかし、フッ素樹脂粒子の耐摩耗性が低いため、長期にわたって良好なクリーニング性を維持することは困難である。
また、特許文献2では、保護層にシリコーンオイル等の潤滑材を添加している。しかし、潤滑剤が表面に浸出してしまい、表面微小摩耗の経時的な進行により、その効果が次第に失われてしまうという問題がある。
特許文献3では、フッ素系の紫外線硬化型ハードコート剤とフッ素樹脂等からなる潤滑性微粒子とを組みあわせることが検討されている。しかし、フッ素系ハードコート剤と比べて潤滑性微粒子が摩耗しやすいため、潤滑性微粒子がクリーニング等の際に摩耗したり、欠落したりしやすく、保護層に微小な凹凸が生じるという問題がある。
本開示の課題は、摩擦抵抗の経時的な増加を抑えると共に、耐摩耗性を向上させ、長期的に安定した画像を得ることができる有機感光体を実現できるようにすることである。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本開示の有機感光体の一態様は、導電性の支持体と、支持体の上に設けられた感光層及び保護層とを少なくとも備え、保護層は、多官能性球状デンドリマと、ウレタン結合を有する多官能性の第1のアクリル系化合物と、分子内にシリコン含有基及びフッ素含有基を有する多官能性の第2のアクリル系化合物とを反応硬化させた樹脂組成物及び導電性の金属酸化物を含む。
【発明の効果】
本開示の有機感光体によれば、摩擦抵抗の経時的な増加を抑えると共に、耐摩耗性を向上させることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】保護層の表面からの深さと摩擦係数との関係を示すグラフである。
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