特許6329653IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

タバコ吸殻をコンベヤによって回収容器まで搬送する途中において、タバコ吸殻に残っている火を水・消火液・消火剤を使用せずに乾式で消火し、又高温部を低温化させて回収する技術である。特に、遊技場・喫煙室・集会場・待合室で多くの人が喫煙する場所で使用される装置である。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】 煙を発生して高温部が残っているタバコ吸殻をコンベヤによって回収容器まで搬送する途中において、コンベヤ上のタバコ吸殻の高温部を水を使用せずに沈火・消火し、水を使わないことでその廃水処理作業を軽減し、及び機器汚染を少なくして清掃負担を少なくする。
【解決手段】 タバコ吸殻utを上方に載せて搬送するコンベヤCNの無端チェーン2途中に熱伝導率が高い金属製の吸熱板41を配置し、しかも同吸熱板はチェーン方向に細長く且つ上流側の前端を高く支持され下流に従って滑らかに湾曲して、吸熱板41の下流側後部は吸熱板41の自重で無端チェーン2の接触させ、無端チェーン2上のタバコ吸殻を吸熱板の後部下面で押しつけて搬送してタバコ吸殻の高温となっている部分の熱を吸熱板に吸熱させて、タバコ吸殻を消火させる。
【選択図】図6

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明が解決しようとする課題は、従来のタバコ吸殻の回収・廃棄処理又はメンテナンスの問題点を解消し、搬送途中でタバコ吸殻の残っている火を水・液体を使用せずに乾式で消火し、発煙を早期に止められ、しかも水・消火液を使用しないので消火水の補充作業・廃液の後処理作業が不要となり、タバコ吸殻の消火の為の作業を大巾に軽減でき、更に水・液体を使わないので搬送装置の汚れが少なく、搬送装置の清掃作業も大巾に軽減され、装置の耐久性を高めることができ、しかも消火の為の付加構造はきわめて簡単であるので設備コストがきわめて安価で且つ故障も少なくできるという優れたタバコ吸殻の搬送回収装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

かかる課題を解決した本発明の構成は、 1) タバコ吸殻の搬送通路内にタバコ吸殻を上方に載せて搬送するコンベヤを配置し、同コンベヤの終端のリターン部に搬送されてきたタバコ吸殻を回収容器に回収するタバコ吸殻搬送回収装置であって、 前記コンベヤの上面のタバコ吸殻と接触する熱伝導率が高い金属製の吸熱体を前記コンベヤの前記搬送通路に複数個所配置するとともに、同吸熱体の表面が搬送されるタバコ吸殻に加圧・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、タバコ吸殻の残った火及び高温部は搬送通路内のコンベヤ上で搬送中において、吸熱体がこれらに加圧・接触することで火・高温部は押し拡げられ、しかも密着した熱伝導率のよい吸熱体との接触面積(伝熱面積)が広くなって伝熱量も大きくなって、タバコ吸殻の高温部・火部分は急速に温度を低下させ、消火・沈火状態となるものである。又、タバコ吸殻はコンベヤで強制送りされるので、吸熱板の接触面も移動して効率的に吸熱される。
又、吸熱体の素材としては熱伝導率が高い金属が一般的に採用され、又その吸熱体の形状としてはコンベヤ方向に細長の板状の吸熱板、回転ローラ、面状体、コンベヤの搬送方向と直交方向に配置された転動ローラ、又はシーソー板、周期的に上下動するスタンプ板、コンベヤ上方に弾支した面板等がある。 例えば、吸熱板に厚み0.2〜0.3mmのSK鋼材を使用した場合、タバコ吸殻の赤熱の火部分の600℃程の高温部分は10秒程の吸熱板との接触で火は消える状態にできる。尚、タバコ吸殻の熱量の一部はコンベヤの無端チェーン等にも伝熱して吸熱される。しかし、無端チェーン等は長くてチェーン方向に伝熱され拡散し、加熱されてもダクト・空気との接触で室温に近いものとなる。吸熱板の温度もコンベヤ上面との接触及びダクトへの伝熱と空気放熱で室温近くの温度となるものである。 吸熱板はコンベヤの途中に複数個所設ければ、タバコ吸殻の消火は確実にできるとともに上方の灰皿から落下したものを早期に消火して、煙の上方への立登りも少なくできる。
更にコンベヤの下流側のリターン部に落下前吸熱板を設ければ、タバコ吸殻は最後はこの落下前吸熱板とリターン車に挟み込んで、タバコ吸殻を破砕しながら消火・低温化されて回収容器に落下させ、より確実完全な消化を可能とする。 又、吸熱板は前端部分で揺動自在又は変曲容易にしているので、1個のタバコ吸殻がコンベヤで送られてきてもそのタバコ吸殻の厚みで吸熱板の中間部・後部は少し押し上げる。逆に、タバコ吸殻は吸熱板で所定長さの間加圧されて消火されながら下流側へ送られる。コンベヤに複数のタバコ吸殻が積み上がって高さがある状態のもの又はティッシュ等の異物が搬送されてきても、吸熱板はこれらによって高く持ち上げられながら前端部まわりに揺動又は変曲して中間部・後部は上方に持ち上げられ、複数のタバコ吸殻又はティッシュは加圧されながら吸熱板の下面に沿って滑って、下流方向にコンベヤで無理なく送れるようになっている。 又、吸熱板の後端部が略三角形状にしたものでは、その後端の尖鋭部でタバコ吸殻を左右に分割・押し拡げ、消火し易いようにできる。 又、タバコ吸殻のコンベヤのリターン部の駆動車に対して加圧ローラを回動可能に加圧するものでは、コンベヤの駆動車上のタバコ吸殻に加圧ローラが加圧することでタバコ吸殻を細かく破砕して回収容器に落下回収でき、後処理を容易にする。更に、加圧ローラが熱伝導率が良い金属製であれば、このリターン部で高温度・火部分の熱量を加圧ローラに伝熱してリターン部での消火もできるようになる。 更に、搬送通路のダクト上壁にタバコ吸殻落下口を設け、この上に中央開口がある灰皿を設置するようにし、更にダクトの吸殻落下口の下方のダクト空間にこの吸殻落下口から落下するタバコ吸殻をダクト内のコンベヤの上面に落下するように誘導するシュートを設けたものでは、灰皿のタバコ吸殻を直接ダクト内のコンベヤ上面に落下して吸熱板を用いて消火させることができ、タバコ吸殻の消火を早期にできて、発煙を少なくできる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は実施例1のタバコ吸殻搬送回収装置を設けた遊技設備の全体を示す斜視図である。

【図2】図2は遊技設備における実施例1のタバコ吸殻搬送回収装置の設置状態を示す説明図である。

【図3】図3は実施例1の搬送通路の縦断面図である。

【図4】図4は実施例1の吸熱板の形状とその取付を説明する説明図である。

【図5】図5は実施例1の吸熱板の取付を示す分解斜視図である。

【図6】図6は実施例1の吸熱板におけるタバコ吸殻の消火行程を示す説明図である。

【図7】図7は実施例1の吸熱板における小さな異物の通過行程を示す説明図である。

【図8】図8は実施例1の吸熱板における大きな異物の通過行程を示す説明図である。

【図9】図9は実施例1の重りに依る加圧式の下流側リターン部の構造を示す斜視図である。

【図10】図10は実施例1の重りに依る加圧式の下流側リターン部の構造を示す分解斜視図である。

【図11】図11は実施例1のバネ力に依る加圧式の加圧ローラの進退と加圧スプリング取付構造を示す分解斜視図である。

【図12】図12は実施例1の重り及びバネ力に依る加圧式のコンベヤの下流側のリターン部の無端チェーンの張架状態を示す斜視図である。

【図13】図13は実施例1のバネ力に依る加圧式のコンベヤの下流側のリターン部の構造を示す斜視図である。

【図14】図14は実施例1のバネ力に依る加圧式の加圧ローラのスプリングによる加圧を示す説明図である。

【図15】図15は実施例1の従動側リターン部を示す斜視図である。

【図16】図16は実施例1の加圧ローラに付着したガムの掻き落し状態を示す説明図である。

【図17】図17は実施例1の加圧ローラにおける異物の通過状態を示す説明図である。

【図18】図18は実施例1のリターン部近くの灰皿と誘導シュートからのタバコの吸殻の落下と加圧・消火を示す説明図である。

【図19】図19は実施例1の加圧ローラによるタバコ吸殻の加圧・破砕分解及び消火までの状態を示す説明図である。

【図20】図20は実施例1の加圧ローラを示す斜視図である。

【図21】図21は実施例1の加圧ローラを示す正面図である。

【図22】図22は実施例1の加圧ローラの円盤単体積層組立ての説明図である。

【図23】図23は実施例1の加圧ローラの加圧状態を示す説明図である。

【図24】図24は実施例1でテンションリターンローラのない変形例の遊技設備におけるタバコ吸殻搬送回収装置の設置状態を示す説明図である。

【図25】図25は実施例1でテンションリターンローラのない変形例のリターン部の構造を示す説明図である。

【図26】図26は実施例1でテンションリターンローラのない変形例のコンベヤの下流側のリターン部の無端チェーンの張架状態を示す斜視図である。

【図27】図27は実施例1でテンションリターンローラのない変形例のコンベヤの下流側のリターン部の構造を示す斜視図である。

【図28】図28は実施例1でテンションリターンローラのない変形例の加圧ローラのスプリングによる加圧を示す説明図である。

【図29】図29は実施例1でテンションリターンローラのない変形例の下流側のリターン部の構造を示す分解斜視図である。

【図30】図30は実施例1でテンションリターンローラのない変形例のコンベヤの下流側のリターン部の構造を示す斜視図である。

【図31】図31は実施例1において貸機前面下部にタバコ吸殻投入口に設けた他の変形例の遊技設備の全体斜視図である。

【図32】図32は実施例2の全体構造を示す説明図である。

【図33】図33は実施例2の下流側リターン部における落下前吸熱板を示す正面図である。

【図34】図34は図32のA−A断面図である。

【図35】図35は実施例2の落下前吸熱板の取付状態を示す正面図である。

【図36】図36は実施例2の落下前吸熱板の側面図である。

【図37】図37は実施例2の落下前吸熱板と無端チェーンとの接触状態を示す拡大説明図である。

【図38】図38は実施例2のリターン部における落下前吸熱板の無端チェーンの取付状態を示す斜視図である。

【図39】図39は実施例2の吸熱板の取付を示す分解斜視図である。

【図40】図40は実施例2のコンベヤ途中の吸熱板の取付状態を示す斜視図である。

【図41】図41は実施例2の吸熱板の自然状態を示す拡大説明図である。

【図42】図42は実施例2の従動側リターン部を示す斜視図である。

【図43】図43は実施例2の落下前吸熱板によるタバコ吸殻の破砕と消火の行程を示す説明図である。

【図44】図44は実施例2の落下前吸熱板における異物の通過行程を示す説明図である。

【図45】図45は実施例2のコンベヤ途中における吸熱板によるタバコ吸殻の消火行程を示す説明図である。

【図46】図46は実施例2のコンベヤ途中における吸熱板による異物の通過状態を示す説明図である。

【図47】図47は実施例3のタバコ吸殻搬送回収装置を使用した遊技設備の全体の斜視図である。

【図48】図48は実施例3のタバコ吸殻搬送回収装置の構造の全体を示す説明図である。

【図49】図49は実施例3の搬送通路と灰皿を示す縦断面図である。

【図50】図50は実施例3のコンベヤ途中の吸熱板を示す斜視図である。

【図51】図51は実施例3の吸熱板の取付状態を示す分解斜視図である。

【図52】図52は実施例3の下流側リターン部の無端チェーンの張架状態を示す説明図である。

【図53】図53は実施例3のタイプaの加圧ローラの取付構造を示す斜視図である。

【図54】図54は実施例3のタイプaの加圧ローラによる加圧状態を示す斜視図である。

【図55】図55は実施例3のタイプaの加圧ローラの取付構造を示す分解斜視図である。

【図56】図56は実施例3のタイプaの加圧ローラを示す斜視図である。

【図57】図57は実施例3のタイプaの加圧ローラを示す側面図である。

【図58】図58は実施例3のタイプaの加圧ローラの分解斜視図である。

【図59】図59は実施例3の従動側リターン部を示す斜視図である。

【図60】図60は実施例3のコンベヤ途中の吸熱板によるタバコ吸殻の消火と通過行程を示す説明図である。

【図61】図61は実施例3の吸熱板における小さな異物の通過を示す説明図である。

【図62】図62は実施例3の吸熱板における大きな異物の通過行程を示す説明図である。

【図63】図63は実施例3のタイプaの加圧ローラにおけるタバコ吸殻の加圧と通過行程を示す説明図である。

【図64】図64は実施例3のタイプaの加圧ローラにおける異物の通過状態を示す説明図である。

【図65】図65は実施例3におけるリターン部近くの灰皿と誘導シュートからのタバコ吸殻の落下と加圧・消火を示す説明図である。

【図66】図66は実施例3のタイプaの加圧ローラの加圧状態を示す説明図である。

【図67】図67は実施例3における別のタイプbの加圧ローラ例を示す斜視図である。

【図68】図68は実施例3における別のタイプbの加圧ローラ例を示す側面図である。

【図69】図69は実施例3における別のタイプbの加圧ローラ例によるタバコ吸殻の加圧状態を示す説明図である。

【図70】図70は実施例3における別のタイプbの加圧ローラ例によるタバコ吸殻の破砕・吸熱・消火の行程を示す説明図である。

【図71】図71は実施例3の更に他のタイプbの加圧ローラ例による加圧状態を示す側面図である。

【図72】図72は実施例3の更に他のタイプbの加圧ローラ例の組立説明図である。

【図73】図73は実施例3の具体的な加圧ローラがタイプaのリターン部の側方矢視の無端チェーンの張架図である。

【図74】図74は実施例3の具体的なリターン部の無端チェーンの正視矢視の張架図である。

【図75】図75は実施例3の加圧ローラがタイプaの具体的な無端チェーンの平面矢視の無端チェーンの張架図である。

【図76】図76は実施例3の具体的なタイプaの加圧ローラのリターン部における灰皿とこれから落下するタバコ吸殻の状態を示す説明図である。

【図77】図77は実施例3の具体的なタイプaの加圧ローラと無端チェーンとの係合状態を示す説明図である。

【図78】図78は実施例3の具体的なコンベヤの無端チェーンの配列を示す説明図である。

【図79】図79は具体的な実施例3の吸熱板の取付状態の説明図である。

【図80】図80は実施例3で搬送通路となるダクトの断面構造を示す縦断面図である。

【図81】図81は実施例1,2,3で使用される駆動車の外形を示す斜視図である。

【図82】図82は実施例3のタバコ吸殻の加圧状態における加圧ローラの動きを示す説明図である。

【図83】図83は実施例3の加圧ローラがタイプbでのタバコ吸殻の加圧状態を示す側面図である。

【図84】図84は実施例3で左右2体のタイプbの加圧ローラによるタバコ吸殻と異物の同時加圧の状態を示す説明図である。

【図85】図85は実施例3で左右2体のタイプaの加圧ローラを組み合わせる説明図である。

選択図 図6出願人が指定した本件の代表的な図

G1,G11,G12,G2,G3 実施例又はその変形例のタバコ吸殻搬送回収装置   YS 遊技設備   S 島   YK 遊技機   YT テーブル   K 貸機   KTT タバコ吸殻投入口   KTD タバコ吸殻排出路   KB 回収容器   CS 搬送通路   CN コンベヤ   CNC 動力伝達用チェーン   CNR 下流側リターン部   CNF 上流側リターン部   CNM コンベヤの駆動モータ   ut タバコ吸殻   tf タバコ吸殻の火   um 異物   1 ダクト   1a 往路収納空間   1b 復路収納空間   1c タバコ吸殻落下口   2 無端チェーン   30 リターン車   31 駆動車   311 係止爪   32 リターン車   33 テンションローラ   33a テンションスプリング   41 実施例1の吸熱板   411 中間部   412 前端   413 連結部   414 後部   415 後端部   416 取付部材   42 実施例2の吸熱板   421 面板   422 前端   423 中間部   424 接地部   425 後端部   426 取付部材   43 実施例3の吸熱板   431 前端   432 中間部   433 連結部   434 後部   435 取付部材   5 実施例2の落下前吸熱板   51 面板   52 前端   53 吸熱体本体   531 直線部   532 湾曲部   533 取付部材   6 実施例1の加圧ローラ   61 円盤単体   62 円形開口   63 無端チェーン案内傾斜板   64 掻板   7 実施例3の加圧ローラ   71 左加圧ローラ   711 加圧平坦周面   72 右加圧ローラ   721 加圧平坦周面   712,722 外周環状溝   713,723 中央開口   8 実施例3の別の加圧ローラ   81 外周環状溝   82 中央開口   9 軸棒   91 スプリング係止部   92 重り   10 軸支部材   101 長溝   11 スプリング   111 スプリング掛止軸   112 巻込防止部材   12 案内傾斜板   20 灰皿   201 中央開口   21 タバコ吸殻の誘導シュート   22 テーブルYTのタバコ吸殻落下口

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