特許6422193IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

DNAライブラリーの調製のためのDNAアダプター分子、ならびにこれらの生成法およびこれらの使用に関する。本発明は、分子生物学における適用のために、特に、次世代シーケンシングおよび/もしくはライブラリー多重化のために有用である。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

(目的)
本発明の目的は、ライブラリー調製の開始時に、フラグメント化されたDNAにアダプター配列が既に添加され得るように、アダプター配列を改変することである。本発明の別の目的は、アダプターのダイマーおよびオリゴマーの形成を回避することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

(発明) 本発明は、二本鎖ポリヌクレオチド分子を含むDNAアダプター分子を開示し、ここで a.その第1鎖の5’末端は、一番目のヌクレオチドが遊離ヒドロキシル基を含まず、かつ5’位において遊離ホスフェートを含まず、その結果、キナーゼ結合部位が利用可能でないように改変(modify)されており、 b.該第1鎖の3’末端は、最後のヌクレオチドが3’位において遊離ヒドロキシル基を含まず、・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、技術水準から公知のバーコードアダプターを示し、これは、平滑末端ライゲーションに最適化されているが、末端修復の間もしくはその前に添加することができない(および末端修復酵素の不活性化なしでは添加できない)。左側には、平滑末端化ライゲーション部位が示される。3’部位でのライゲーションを回避するために、その第1鎖(配列番号9)は、(突出部の分解を回避するために)ホスホロチオエート改変ヌクレオシドA*C*を含む3’突出を有する。相補的リバース鎖(配列番号10)は、短い方である。両方の鎖の5’は、アダプターダイマーの形成を低下させるために、リン酸化されていない(遊離5’OHを有する)。バーコード配列には下線が付されている。

【図2】図2は、本発明に従うバーコードアダプターの例を示す。繰り返すと、左側には、平滑末端化ライゲーション部位が示される。3’部位でのライゲーションを回避するために、その第1鎖(配列番号11)は、M1によって改変されている。第1鎖の5’は、リン酸化を回避し、アダプターのダイマーおよびオリゴマーの形成を低減するために、M2によって改変されている。リバース鎖(配列番号12)の5’は、アダプターのダイマーおよびオリゴマーの形成を低減するために、M3によって改変されている。そのバーコード配列には下線が付されている。リバース鎖の3’末端は、遊離3’−OHを有する。

【図3】図3は、本発明に従う改変されたバーコードアダプターを示し、ここで第1鎖(配列番号13)の5’改変は、5’−OMeTである。平滑末端生成のために、そのリバース鎖(配列番号14)は、遊離3’−OH基を有する3’末端において相補的なAを有する。

【図4】図4は、標準的プロトコル、ならびに改変されていないおよび改変されたDNAアダプター分子での新たな(もしくは改変された)ライブラリー調製プロトコルを使用することによって生成されるDNAライブラリーのCt値の比較を示す(ここで1Aは、基準である)。識別子1A〜3Eは、表1(第1の列)の中のものに相当する。

【図5】図5〜11は、標準的ライブラリー調製後(B)もしくは本発明に従う改変プロトコルでのライブラリー調製後(A)のいずれかでの、本発明に従う改変されたバーコードアダプター(図6〜11)もしくは改変されていないバーコードアダプター(図5)を使用するDNAライブラリーのフラグメントサイズ分析を示す。DNAライブラリーは、小さなサイズマーカーと大きなサイズマーカーとの間のサイズ範囲(35〜10380bp)においてAgilent High Sensitivity Chipを使用して定量される。識別子1A〜3Eは、表1の中のものに相当する。第1のピーク(40bp)は、結合されていないアダプター分子に相当する。図5Bおよび図6〜11中の第2のピークは、DNAライブラリーに相当する。10.000bpを超えるピークは、残りの剪断されていないゲノムDNAに相当する。図5Aにおいて、マルチピークパターンは、アダプターオリゴマーに相当し、これらは、他の図には存在しない。

【図6】図5〜11は、標準的ライブラリー調製後(B)もしくは本発明に従う改変プロトコルでのライブラリー調製後(A)のいずれかでの、本発明に従う改変されたバーコードアダプター(図6〜11)もしくは改変されていないバーコードアダプター(図5)を使用するDNAライブラリーのフラグメントサイズ分析を示す。DNAライブラリーは、小さなサイズマーカーと大きなサイズマーカーとの間のサイズ範囲(35〜10380bp)においてAgilent High Sensitivity Chipを使用して定量される。識別子1A〜3Eは、表1の中のものに相当する。第1のピーク(40bp)は、結合されていないアダプター分子に相当する。図5Bおよび図6〜11中の第2のピークは、DNAライブラリーに相当する。10.000bpを超えるピークは、残りの剪断されていないゲノムDNAに相当する。図5Aにおいて、マルチピークパターンは、アダプターオリゴマーに相当し、これらは、他の図には存在しない。

【図7】図5〜11は、標準的ライブラリー調製後(B)もしくは本発明に従う改変プロトコルでのライブラリー調製後(A)のいずれかでの、本発明に従う改変されたバーコードアダプター(図6〜11)もしくは改変されていないバーコードアダプター(図5)を使用するDNAライブラリーのフラグメントサイズ分析を示す。DNAライブラリーは、小さなサイズマーカーと大きなサイズマーカーとの間のサイズ範囲(35〜10380bp)においてAgilent High Sensitivity Chipを使用して定量される。識別子1A〜3Eは、表1の中のものに相当する。第1のピーク(40bp)は、結合されていないアダプター分子に相当する。図5Bおよび図6〜11中の第2のピークは、DNAライブラリーに相当する。10.000bpを超えるピークは、残りの剪断されていないゲノムDNAに相当する。図5Aにおいて、マルチピークパターンは、アダプターオリゴマーに相当し、これらは、他の図には存在しない。

【図8】図5〜11は、標準的ライブラリー調製後(B)もしくは本発明に従う改変プロトコルでのライブラリー調製後(A)のいずれかでの、本発明に従う改変されたバーコードアダプター(図6〜11)もしくは改変されていないバーコードアダプター(図5)を使用するDNAライブラリーのフラグメントサイズ分析を示す。DNAライブラリーは、小さなサイズマーカーと大きなサイズマーカーとの間のサイズ範囲(35〜10380bp)においてAgilent High Sensitivity Chipを使用して定量される。識別子1A〜3Eは、表1の中のものに相当する。第1のピーク(40bp)は、結合されていないアダプター分子に相当する。図5Bおよび図6〜11中の第2のピークは、DNAライブラリーに相当する。10.000bpを超えるピークは、残りの剪断されていないゲノムDNAに相当する。図5Aにおいて、マルチピークパターンは、アダプターオリゴマーに相当し、これらは、他の図には存在しない。

【図9】図5〜11は、標準的ライブラリー調製後(B)もしくは本発明に従う改変プロトコルでのライブラリー調製後(A)のいずれかでの、本発明に従う改変されたバーコードアダプター(図6〜11)もしくは改変されていないバーコードアダプター(図5)を使用するDNAライブラリーのフラグメントサイズ分析を示す。DNAライブラリーは、小さなサイズマーカーと大きなサイズマーカーとの間のサイズ範囲(35〜10380bp)においてAgilent High Sensitivity Chipを使用して定量される。識別子1A〜3Eは、表1の中のものに相当する。第1のピーク(40bp)は、結合されていないアダプター分子に相当する。図5Bおよび図6〜11中の第2のピークは、DNAライブラリーに相当する。10.000bpを超えるピークは、残りの剪断されていないゲノムDNAに相当する。図5Aにおいて、マルチピークパターンは、アダプターオリゴマーに相当し、これらは、他の図には存在しない。

【図10】図5〜11は、標準的ライブラリー調製後(B)もしくは本発明に従う改変プロトコルでのライブラリー調製後(A)のいずれかでの、本発明に従う改変されたバーコードアダプター(図6〜11)もしくは改変されていないバーコードアダプター(図5)を使用するDNAライブラリーのフラグメントサイズ分析を示す。DNAライブラリーは、小さなサイズマーカーと大きなサイズマーカーとの間のサイズ範囲(35〜10380bp)においてAgilent High Sensitivity Chipを使用して定量される。識別子1A〜3Eは、表1の中のものに相当する。第1のピーク(40bp)は、結合されていないアダプター分子に相当する。図5Bおよび図6〜11中の第2のピークは、DNAライブラリーに相当する。10.000bpを超えるピークは、残りの剪断されていないゲノムDNAに相当する。図5Aにおいて、マルチピークパターンは、アダプターオリゴマーに相当し、これらは、他の図には存在しない。

【図11】図5〜11は、標準的ライブラリー調製後(B)もしくは本発明に従う改変プロトコルでのライブラリー調製後(A)のいずれかでの、本発明に従う改変されたバーコードアダプター(図6〜11)もしくは改変されていないバーコードアダプター(図5)を使用するDNAライブラリーのフラグメントサイズ分析を示す。DNAライブラリーは、小さなサイズマーカーと大きなサイズマーカーとの間のサイズ範囲(35〜10380bp)においてAgilent High Sensitivity Chipを使用して定量される。識別子1A〜3Eは、表1の中のものに相当する。第1のピーク(40bp)は、結合されていないアダプター分子に相当する。図5Bおよび図6〜11中の第2のピークは、DNAライブラリーに相当する。10.000bpを超えるピークは、残りの剪断されていないゲノムDNAに相当する。図5Aにおいて、マルチピークパターンは、アダプターオリゴマーに相当し、これらは、他の図には存在しない。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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