特許6434200IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ケーブル収容ケースの防水構造

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、ポッティング時に、第1部材と第2部材との合わせ面どうしの境界線に、ケーブルが接している場合、ポッティング樹脂が境界線を覆うことができない。こため、ケース外から、両部材の合わせ面の境界線を介して、水分等がケース内に侵入するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、水分等の侵入を抑制することができるケーブル収容ケースの防水構造を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記目的を達成するため、請求項1の発明は、ケーブル(30)と、少なくとも第1分割体(28;28B〜28H)と第2分割体(29;29A;29C〜29H)とを組み合わせて構成されて、前記ケーブルを収容する収容部(31)を区画するケース(32)と、前記収容部に充填されたポッティング樹脂(33)と、を備え、前記第1分割体は、前記収容部の一部を区画する第1内面(61;61B〜61H)と、第1合わせ面(・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、収容部内に臨む、第1合わせ面と第2合わせ面との境界線が、起伏部の働きで、ケーブルから離隔しているので、ポッティング時に、境界線とケーブルとの間にポッティング樹脂が確実に充填されて、境界線を覆う。これにより、ケースの外部から両合わせ面の境界線を通してケース内に水分等が侵入することを抑制することができる。 また、請求項2の発明によれば、第1内面および第2内面の少なくとも一方に形成された起伏部としての溝によって、ケーブルと境界線との間を離隔させることができる。ポッティング時に溝に充填されたポッティング樹脂が境界線を覆ってシール性を確保することができる。
また、請求項3の発明によれば、第1内面および第2内面の少なくとも一方に設けられて境界線に近接する起伏部としての凸部が、ケーブルに当接することで、当該ケーブルと境界線とを離隔させることができる。その離隔させた隙間にポッティング樹脂が充填されて境界部を覆うことにより、シール性を確保することができる。 また、請求項4の発明によれば、第1内面および第2内面の何れか一方が、他方よりも収容部の内側に突出することで、第1内面と第2内面との間に形成された起伏部としての段差部によって、ケーブルと境界線とを離隔させることができる。その離隔させた隙間にポッティング樹脂が充填されて境界部を覆うことにより、シール性を確保することができる。 また、請求項5の発明によれば、第1内面および第2内面の少なくとも一方に設けられた傾斜面が境界線に近接しているので、第1分割体および第2分割体を組み立てるときに、両分割体間にケーブルの一部が挟み込まれ難くなり、ケーブルの損傷を抑制することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の第1実施形態のケーブル収容ケースの防水構造が適用された電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。

【図2】ECUと、ECUに取り付けられて第1実施形態のケーブル収容ケースの防水構造が適用されたコネクタとの概略断面図であり、(a)は製造後の状態を示し、(b)は製造時のポッティングの工程を示している。

【図3】ECUの副ケースおよびコネクタの概略分解斜視図である。

【図4】コネクタのケース(ケーブル収容ケースに相当)の第1分割体および第2分割体の分解斜視図である。

【図5】コネクタのケースの一部を構成する第1分割体を引っくり返して見た斜視図である。

【図6】コネクタのケースの収容部を区画するケーブル挿通部の横断面図である。

【図7】第1分割体の内面に溝を形成したケーブル挿通部の要部の拡大断面図であり、(a)はケーブル挿通前であってポッティング前の状態を示し、(b)はケーブル挿通後であってポッティング後の状態を示している。

【図8】本発明の第2実施形態のケーブル挿通部の要部の断面図であり、両分割体の内面に溝を形成する例を示している。

【図9】本発明の第3実施形態のケーブル挿通部の要部の断面図であり、第2分割体の内面に溝を形成する例を示している。

【図10】(a)は本発明の第4実施形態のケーブル挿通部の要部の断面図であり、両分割体の内面に凸部を設けた例を示している。(b)は本発明の第5実施形態のケーブル挿通部の要部の断面図であり、第1両分割体の第1内面のみに凸部を形成する例を示している。(c)は 本発明の第6実施形態のケーブル挿通部の要部の断面図であり、第2分割体のみ第2内面のみに凸部を形成する例を示している。

【図11】本発明の第7実施形態のケーブル挿通部の要部の断面図であり、両分割体の内面に起伏部としての溝と起伏部としての凸部との双方を設ける例を示している。

【図12】本発明の第8実施形態のケーブル挿通部の要部の断面図であり、第1内面が第2内面よりも突出して両分割体の間に起伏部を形成する例を示している。

【図13】本発明の第9実施形態のケーブル挿通部の要部の断面図であり、第2内面が第1内面よりも突出して両分割体の間に起伏部を形成する例を示している。

【図14】本発明の第10実施形態のケーブル挿通部の要部の断面図であり、両分割体の内面に境界線に近接する傾斜面を設ける例を示している。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1…電動パワーステアリング装置(車両用操舵装置)、5…操舵補助機構、12…ECU、18…電動モータ、23…コネクタ、28,28B〜28H…第1分割体、29,29A,29C〜29H…第2分割体、30…ケーブル、31…収容部、31a…内周、33…ポッティング樹脂、32…ケース(ケーブル収容ケース)、33L…液状のポッティング樹脂、38…ケーブル挿通部、61,61B〜61H…第1内面、62,62A,62C〜62H…第2内面、71…第1合わせ面、72…第2合わせ面、73…結合凸条、74…結合凹溝、81,82,81E,82E,83H…溝(起伏部)、91…第1凸部(起伏部)、92…第2凸部(起伏部)、93,94…段差部(起伏部)、95,96…傾斜面、101〜110…ケーブル収容ケースの防水構造、BL…境界線

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