技術分野
空気調和機や冷凍機などの冷凍回路の膨張弁など冷媒等の流体の流量を制御
する電動弁及びその製造方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
近年、空気調和機や冷凍機には省エネ性の向上が盛んに検討されており、その冷凍回路に使用される電動弁にも同様の性能が求められている。電動弁に求められる性能としては、例えば微小流量域の制御性の向上や、流量ばらつきの低減化などが挙げられる。
特に大型の空気調和機(PAC、ビルマルチ等)では、電動弁を閉じなければならない用途がある。この場合、電動弁は弁閉状態から所定のパルス(弁開点)で弁開しなければならないが、電動弁の組立精度及び使用部品の精度により、弁開点が大きくばらつくことがある。空気調和機は省エネ性の向上を目的とした運転を行う場合、圧縮機やファン等の制御でこのばらつきを考慮して対処するしかない。弁開点が大きくばらつく場合、指定の弁開度における流量も大きくばらつくため、細かい制御性を損なうことが考えられる。このようなばらつきを解消することは、特に空気調和機で微小流量域での制御を行うにあたり、非常に重要な課題であり、空気調和機に使用する電動弁としても大きな課題となっている。
本発明は、電動弁において、組立精度や使用部品の精度に影響されずに、弁開点のばらつきを低減して細かい制御性を確保することを課題とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
請求項1の電動弁は、弁ポートを有する弁室に対して該弁ポートと反対側に配置され該弁ポートの軸線と同軸に雄ネジ部が形成された支持部材と、前記支持部材に形成された弁ガイド孔に挿通されるとともに、前記弁ポート側に弁体部が設けられたロータ軸と、前記支持部材の前記雄ネジ部に螺合された雌ネジ部を有するとともに、前記ロータ軸に固定されて電動モータを構成するマグネットロータと、前記支持部材に対する前記マグネッ・・・ 続きを
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【発明の効果】
請求項1の電動弁によれば、固定側ストッパ部材は、そのストッパ当接部がマグネットロータの可動側ストッパに当接して、マグネットロータ及び弁体部を下端位置で停止させ、所定の弁開度が得られる。また、固定側ストッパ部材は、支持部材の雄ネジ部の中間位置にて接合されているので、この接合前は、固定側ストッパ部材は軸線方向に移動可能となっている。したがって、弁閉状態から設定開度だけ弁開となった位置にこの固定側ストッパ部材を固着することが可能となり、弁開度の設定が容易になる。この弁開度は、固定側ストッパ部材の軸線方向の位置のみによって設定されるので、部品精度の影響を受けずに弁開度を設定できる。
請求項2の電動弁の製造方法によれば、請求項1と同様に、固定側ストッパ部材の軸線方向の位置のみによって弁開度を設定するので、部品精度の影響を受けずに弁開度を設定できる。
請求項3の電動弁の製造方法によれば、請求項2の効果に加えて、弁閉工程により弁閉状態としてから、弁開方向に調整するようにしているので、微小な弁開度の設定を迅速に行うことができる。
請求項4の電動弁の製造方法によれば、請求項3の効果に加えて、弁体アッセンブリは固定側ストッパ部材に追従して第2回転方向に回転するので、マグネットロータの可動側ストッパに固定側ストッパ部材のストッパ当接部を当接させた状態が自動的に得られる。
請求項5の電動弁の製造方法によれば、固定側ストッパ部材の軸線方向の位置のみによって所定回転量を設定するので、部品精度の影響を受けずに弁開度を設定できるとともに、閉仕様弁として設定できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の一実施形態の製造方法によって製造された電動弁の縦断面図である。
【図2】 実施形態の電動弁の製造方法における本体アッセンブリの組立工程を示す図である。
【図3】 実施形態の電動弁の製造方法における弁体アッセンブリの組立工程を示す図である。
【図4】 実施形態の電動弁の製造方法における本体アッセンブリを弁体アッセンブリに装着する装着工程を示す図である。
【図5】 実施形態の電動弁の製造方法における弁閉工程と開仕様弁の設定工程を示す図である。
【図6】 実施形態の電動弁の製造方法におけるケースの組み付け工程を示す図である。
【図7】 実施形態の電動弁の製造方法における開仕様弁の設定工程を示す図である。
【図8】 実施形態における可動側ストッパの変形例を示す図である。
1 弁ハウジング
1A 弁室
11 第1継手管
12 第2継手管
13 弁ポート
2 支持部材
21 ホルダ部
21a 雄ネジ部
3 弁棒(ロータ軸)
31 ニードル部(弁体部)
4 固定側ストッパ部材(ストッパ機構)
4a 雌ネジ部
4b ストッパ当接図
6 ステッピングモータ(電動モータ)
62 マグネットロータ
62a 可動側ストッパ(ストッパ機構)
621a 雌ネジ部
10 本体アッセンブリ
20 弁体アッセンブリ
L 軸線
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