特許6454435IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

潤滑剤の分散安定性向上方法及びラテックス組成物

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】共重合体ラテックスを含むラテックス組成物と潤滑剤とを混合した場合に、潤滑剤の分散安定性を向上させることができ、潤滑剤の凝集物が発生することを抑制することができる、潤滑剤の分散安定性向上方法を提供すること。
【解決手段】共重合体ラテックスを含有するラテックス組成物と潤滑剤とを混合した混合物における潤滑剤の分散安定性を向上させる方法であって、ラテックス組成物の水相部のゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定される微分分子量分布曲線において、分子量2500未満に微分分布値のピークが存在し、且つ、当該ピークの微分分布値を第1のピーク値dW1とし、分子量2500以上での微分分布値の最大値を第2のピーク値dW2とした場合に、(dW2/dW1)≦0.95の条件を満たすようにラテックス組成物を調製する、潤滑剤の分散安定性向上方法。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

上述したような共重合体ラテックスには、必要に応じて低粘度化のために分散剤が添加されるが、分散剤が添加された共重合体ラテックスと、操業性を向上させるための潤滑剤と、顔料等とを混合して調製された紙塗工用組成物では、紙塗工用組成物中での潤滑剤の分散安定性が悪く、潤滑剤が凝集して凝集物を形成する場合がある。潤滑剤の凝集物が発生すると、例えば塗工紙作成時のバッキングロールやカレンダーロールの汚れの原因となり、操業性の低下や得られる塗工紙の外観不良が生じることとなる。 本発明は、従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、共重合体ラテックスを含むラテックス組成物と潤滑剤とを混合した場合に、潤滑剤の分散安定性を向上させることができ、潤滑剤の凝集物が発生することを抑制することができる、潤滑剤の分散安定性向上方法及びラテックス組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、共重合体ラテックスと潤滑剤とを混合した際に潤滑剤が凝集する原因について鋭意研究を重ねた結果、潤滑剤と混合するラテックス組成物の水相部の微分分子量分布曲線において、分子量2500未満での微分分布値のピーク値と比較した分子量2500以上での微分分布値の最大値がある特定の値以上であった場合に、潤滑剤の分散安定性が悪化し、潤滑剤が凝集して凝集物を形成しやすいことを見出した。
【発明の効果】
本発明によれば、共重合体ラテックスを含むラテックス組成物と潤滑剤とを混合した場合に、潤滑剤の分散安定性を向上させることができ、潤滑剤の凝集物が発生することを抑制することができる、潤滑剤の分散安定性向上方法及びラテックス組成物を提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】実施例1のラテックス組成物の水相部の分子量分布曲線である。

【図2】実施例2のラテックス組成物の水相部の分子量分布曲線である。

【図3】実施例5のラテックス組成物の水相部の分子量分布曲線である。

【図4】比較例1のラテックス組成物の水相部の分子量分布曲線である。

【図5】実施例1のラテックス組成物と潤滑剤との混合溶液全量を黒ケント紙上に敷いたPETフィルム上に乗せた状態を撮影した写真である。

【図6】実施例2のラテックス組成物と潤滑剤との混合溶液全量を黒ケント紙上に敷いたPETフィルム上に乗せた状態を撮影した写真である。

【図7】実施例4のラテックス組成物と潤滑剤との混合溶液全量を黒ケント紙上に敷いたPETフィルム上に乗せた状態を撮影した写真である。

【図8】実施例5のラテックス組成物と潤滑剤との混合溶液全量を黒ケント紙上に敷いたPETフィルム上に乗せた状態を撮影した写真である。

【図9】比較例1のラテックス組成物と潤滑剤との混合溶液全量を黒ケント紙上に敷いたPETフィルム上に乗せた状態を撮影した写真である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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