特許6575493IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

本発明は、指定された監視対象領域が監視範囲となるように移動させる制御装置、及び移動体の分散制御プログラム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、従来のボロノイ領域を定義した自律分散制御では、それぞれの担当する領域に1機の移動体が対応し得るリスクポテンシャルが存在すればよいが、定常的に、以下のような状況が発生することが予想される。 (状況1) 担当領域にリスクポテンシャルが存在せず、移動体としての監視機能を果たさない(所謂、遊んでいる移動体が存在する)。 (状況2) 2以上の担当領域に跨って、1機の移動体で監視可能なリスクポテンシャルが存在する場合に、それぞれの担当領域の移動体が、余力をもって2以上の移動体が監視する。 (状況3) 1つの担当領域内に、1機の移動体では監視が不十分となるリスクポテンシャルが存在する。 なお、本明細書において、リスクポテンシャルに対して、移動体が監視し得る監視領域の比率を「被覆率」という。被覆率は、そのままの比率(「監視領域の面積/リスクポテンシャルの面積」)でもよいし、百分率で表現してもよい(「監視領域の面積/リスクポテンシャルの面積」×100%)。ここで、センサの捕捉領域を監視領域とする。 すなわち、状況1〜3は、それぞれ被覆率1(100%)とはならず、移動体の監視能力が十分に発揮されていないことになる。 本発明は事実を考慮し、自律分散制御の下、リスクポテンシャルに対する移動体が監視し得る監視領域の比率である被覆率を向上することができる制御装置、及び移動体の分散制御プログラムを得ることが目的である。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に係る制御装置は、外部環境情報をセンシングするセンサ部を備え、特定の監視範囲内を、第1の制御則に従って相互に衝突を回避しながら移動し得る複数の移動体の各々に設けられ、前記特定の監視範囲内において、センシング情報が得られない死角領域をカバレッジさせるための制御装置であって、前記第1の制御則の下でのカバレッジ動作において、前記死角領域に対するカバレッジの割合で定義される被覆率が1未満の死角・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、自律分散制御の下、リスクポテンシャルに対する移動体が監視し得る監視領域の比率である被覆率を向上することができるという優れた効果を有する。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本実施の形態に係る移動体の分散制御システムを示し、(A)は本実施の形態に適用される移動体を動作させるための制御系のブロック図、(B)は移動体が移動する領域の平面図である。

【図2】本実施の形態に係るボロノイ分割された領域の平面図であり、(A)はリスクポテンシャル指定時、(B)は制御則1に基づく移動体の移動後を示す。

【図3】本実施の形態にかかる移動体とリスクポテンシャルとの相関関係を示す平面図であり、(A)は被覆率=1の場合、(B)は被覆無しの場合、(C)は1<被覆率の場合、(D)は0<被覆率<1の場合、(E)は領域内でのボロノイ領域を逸脱して移動可能な移動体を示す。

【図4】リスクポテンシャルに重要度を設定した場合の優先度合いによる被覆率の変化を示すカバレッジ遷移図である。

【図5】本実施の形態に係るボロノイ分割された領域の平面図であり、図2(B)の状態から制御則2に基づく移動体の移動後を示す。

【図6】本実施の形態に係るリスクポテンシャル監視制御ルーチンを示すフローチャートである。

【図7】本実施の形態の実施例1に係り、所謂早い者勝ちの法則により、目的のリスクポテンシャル28へ移動する移動体10を決定するようにした実施例としての、リスクポテンシャル監視制御ルーチンのフローチャートである。

【図8】本実施の形態の実施例2に係り、移動体の分散制御システムを、家屋のセキュリティシステムの監視に用いた場合の例である。

【図9】本実施の形態の実施例3に係り、移動体の分散制御システムを、事故防止のための交差点のモニタリングに用いた場合の例である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 移動体(センサ部、アクチュエータ)   12 領域   14 制御装置(定義部、判定部、指示部、判断手段、交信手段)   16A CPU   16B RAM   16C ROM   16D 入出力ポート(I/O)   16E バス   18 監視モジュール   20 移動モジュール(移動制御手段)   22 位置認識モジュール   24 通信モジュール(被覆率情報更新手段)   26 鎖線   (1)〜(n) ボロノイ領域(担当領域)   28 リスクポテンシャル(死角領域、監視対象領域)

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