特許6610789IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

方向性電磁鋼板の製造に供する方向性電磁鋼板用熱延鋼板およびその製造方法、並びに方向性電磁鋼板の製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

インヒビターレス法は、高温でのスラブ加熱が不要となるため、コスト、生産性の観点から優れた手法であるが、スラブ加熱温度が低いことに起因し、必然的に熱間圧延時の圧延温度も低くなる。このような熱間圧延温度の低下に伴い、熱延時に鋼板表層にひずみが蓄積しやすくなり、熱延板の表層が再結晶しやすい状態となる。その結果、製造された熱延板の表層は、完全に再結晶してしまう。このような熱延板の表層の再結晶粒は非常に微細であるため、次工程の熱延板焼鈍時に、表層の再結晶粒が異常粒成長することとなる。その結果、熱延焼鈍板の板厚方向における再結晶組織の整粒度が低下し、最終製品板の磁気特性のコイル内でのバラツキが大きくなるという問題があった。 本発明は、の課題に鑑み、熱間圧延工程を所定の条件で適正に行うことにより、最終製品板における磁気特性のコイル内でのバラツキが低減された方向性電磁鋼板用の熱延鋼板を提供する。
また、本発明は、高温スラブ加熱を必要としない低コストかつ高生産性を有する方向性電磁鋼板を製造する方法であって、かつ、最終製品状態でのコイル内での磁気特性のバラツキを低減することが可能な方向性電磁鋼板の製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

発明者らは、の課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた。その結果、sol.Al、S、およびSeの成分元素について、従来認知されているインヒビターとして機能させるための含有量に満たない、微小量域において、これらの各成分の含有量を相互に規制することによって、1300℃以下の低温域のスラブ加熱であっても正常粒成長の抑制力が得られ、磁気特性の向上に寄与することを新規に知見するに至った。 さらに、鋼・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、高温スラブ加熱を必要としない低コストかつ高生産性を有する熱延鋼板および方向性電磁鋼板を得ることができる。また、本発明によれば、最終製品におけるコイル内での磁気特性のバラツキを低減することが可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】熱延鋼板における板厚1/4層の領域の再結晶率と、熱間圧延時の最終仕上げパスにおける摩擦係数との関係を示したグラフである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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