技術分野
燃料電池ホットモジュールに関し、さらに詳しくは、空気熱交換器で空気を予熱したうえで、外部マニホールドを介して燃料電池に供給する燃料電池ホットモジュール
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
のように、セルスタック110のカソード部への空気Aの供給を外部マニホールド150,155によって行う場合に、補機損失の低減によって燃料電池システムの運転効率の向上を図ることができるが、外部マニホールド150,155を設けることで、セルスタック110および外部マニホールド150,155を含むモジュールが大きな体積を占めることになる。また、外部マニホールド150に供給する空気を予熱する空気熱交換器140を、ホットモジュール100内の他の機器と独立して設ける場合に、ホットモジュール100全体が大型化してしまう。ホットモジュール100の大型化は、ホットモジュール100の運転効率の低下やコスト増にもつながる。
本発明が解決しようとする課題は、空気熱交換器によって予熱した空気を、外部マニホールドを介してセルスタックに供給する形式の燃料電池ホットモジュールにおいて、従来よりも全体を小型化することができる燃料電池ホットモジュールを提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するために、本発明にかかる燃料電池ホットモジュールは、アノードに供給される燃料ガスとカソードに供給される空気を用いて発電を行う燃料電池を複数積層したセルスタックと、前記セルスタックの前記アノードから排出される燃料ガスを燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器において前記燃料ガスが燃焼されて生成した燃焼ガスを流通させる燃焼ガス流路と、空気熱交換器と、を有し、前記空気熱交換器は、前記カソード・・・ 続きを
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【発明の効果】
発明にかかる燃料電池ホットモジュールにおいては、セルスタックを構成する燃料電池のカソードに空気を供給するマニホールド部(空気マニホールド)と、マニホールド部に供給する空気を加熱する熱交換部とが、一体として構成された空気熱交換器を有している。さらに、その空気熱交換器が、セルスタックと分離して据え置かれるのではなく、セルスタックに接触して配置されている。これらの効果により、空気マニホールドを独立した部材として構成し、空気熱交換器をセルスタックから独立して据え置いていた従来一般の燃料電池ホットモジュールに比べて、ホットモジュール全体を小型化することが可能となる。
加えて、空気熱交換器がセルスタックに接触して配置されることで、セルスタックからの輻射および熱伝導を、燃焼ガスとの熱交換に加えて、空気熱交換器での空気の加熱に利用することができる。ホットモジュールの小型化の効果と、セルスタックからの熱の利用の効果により、ホットモジュールにおける熱効率が高められる。その結果、ホットモジュールの運転効率の向上を図ることができる。
ここで、空気熱交換器が、マニホールド部が設けられた部位において、セルスタックに接触している場合には、熱交換部において、燃焼ガスとの熱交換によって既にある程度高温まで加熱された状態でマニホールド部に到達した空気を、マニホールド部において、セルスタックからの輻射および熱伝導によって加熱することになる。これにより、セルスタックからの熱を、空気の加熱に効率的に利用することができる。
また、熱交換部において、空気流路を流れる空気が、マニホールド部に向かって下流側へと流れるほど、燃焼ガス流路の上流側を流れる燃焼ガスとの間で熱交換を受けるものである場合には、空気流路の上流側で、既にある程度の高温まで加熱された状態で下流側に達した空気を、燃焼ガス流路の上流側を流れる高温の燃焼ガスで加熱することになる。よって、空気流路の下流側のまだ高温になっていない空気を燃焼ガス流路の上流側を流れる高温の燃焼ガスで加熱する場合と比較して、燃焼ガスの熱を、空気の加熱に効率的に利用することができる。
この場合に、熱交換部において、燃焼ガス流路が、空気流路と交差する流路である交差路を複数有し、複数の交差路は、マニホールド部に近い位置から遠い位置まで並んで配置されており、燃焼ガスが、マニホールドに近い交差路から、マニホールドから遠い交差路へと順に流れながら、空気流路を流れる空気との間で熱交換を行うものである構成によれば、簡素な構成により、空気流路の下流側を流れる空気を、燃焼ガス流路の上流側を流れる高温の燃焼ガスで加熱するように、燃焼ガス流路を構築することができる。
また、熱交換部において、空気流路と燃焼ガス流路が、直交流型のプレートフィン構造をとっている場合には、簡素な構成により、空気流路を流れる空気と燃焼ガス流路を流れる燃焼ガスとの間の効率的な熱交換を実現することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の一実施形態にかかる燃料電池ホットモジュールの構成を示す概略図である。
【図2】 空気熱交換器を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b),(c)はそれぞれ、(a)中のA−A断面図およびB−B断面図である。
【図3】 空気熱交換器における熱源流路の構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b),(c)はそれぞれ、(a)中のC−C断面図およびD−D断面図である。
【図4】 従来一般の燃料電池ホットモジュールの構成を示す概略図である。
1 (燃料電池)ホットモジュール
10 セルスタック
20 改質器
30 燃焼器
40 空気熱交換器
41 熱交換部
42 被加熱流路(空気流路)
43 空気入口
44 熱源流路(燃焼ガス流路)
45 燃焼ガス入口
46 燃焼ガス出口
48 マニホールド部
50 出口マニホールド
a1〜a4 第一連結路
b1〜b4 第二連結路
c1〜c4 交差路
A 空気
C 燃焼ガス
F 燃料
La 空気流路
Lc 燃焼ガス流路
Lf 燃料流路
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