特許6618362IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

関連出願の相互参照
本出願は、2013年1月14日に出願された米国特許出願第61/752,348号、および、2013年2月14日に出願された第61/764,954号、および2013年3月13日に出願された第61/780,334号、および2013年5月1日に出願された第61/818,410号、および2013年3月12日に出願された第61/778,157号、および201年12月9日に出願された第61/913,832号、および2013年5月1日に出願された第61/818,153号、および2013年12月9日に出願された第61/913,870号に対し優先権を主張し、その内容全体が、全ての目的に対し、この参照により本明細書に援用される。 関連出願の取り込み
以下の出願は、参照によりその全体で援用される:USSNs 61/302,707、61/732,813、61/598,686、61/441,552、61/311,472、61/450,457、61/545,498、61/368,969、61/391,509、61/391,515、61/439,263、61/368,962、および、61/593,846 、61/515,745、61/752,349、13/194,904、13/568,028、13/648,951、12/875,015、ならびに、米国特許出願公開第2009/0163,699号および第2006/0024298号。 本発明は、同時に抗原を共捕捉する新規イムノグロブリン組成物を開示するものであり、両抗原は一価性に結合される。開示される新規イムノグロブリンは、好ましくは、異種二量体Fc領域を使用する。新規イムノグロブリン組成物の、特に治療目的のための使用方法もまた、本明細書に開示される。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】1A〜1Cは、二特異性イムノグロブリンに対する「三重F」形式の解説である。図1Aは、scFv−Fc形式を示す。図1Cは、より標準的な二特異性の形式を示しているが、本発明のpI変異(ならびに、任意選択的に、および独立して他の異種二量体化変異)を使用している。図1Bは、「三重F」(場合によって、「栓抜き型」構造とも呼称される)形式を示す;(ならびに、任意選択的に、および独立して他の異種二量体化変異)。

【図2】図2A〜2Eは、本発明の様々な「高度な多特異性」の実施態様を示す。図2Aは、Fabモノマーに付加された他のscFvを有する「三重F」構造を示す(これは、図2Dと共に、さらにより大きな分子量差を有する)。図2Bは、scFvモノマーに付加された他のscFvを有する「三重F」を示す。図2Cは、「3つのscFv」形式を示す。図2Dは、Fabモノマーに付加されたさらなるFabを示す。図2Eは、scFvモノマーのうちの1つに接続されたFabを示す。

【図3】3A〜3Eは、「三重F」形式の「高度な多特異性」実施態様のさらなる型を示し、すべて、scFvを含有する1つのモノマーを伴い、それらすべて、異種二量体の精製に利用することができる分子量差を有している。図3Aは、2つの異なる抗原に結合する「Fab−Fv」形式を示し、図3Bは、1つの抗原に結合する「Fab−Fv」形式を示す(たとえば、抗原1に対する二価性の結合)。図3Cおよび3Dは、同様の二価性または一価性のさらなる抗原結合を伴う「Fv−Fab」形式を示す。図3Eは、第二のscFvに付加されたCH1−CLを伴う1つのモノマーを示す。

【図4】4Aおよび4Bは、新規立体構造変異を示す。当業者であれば理解されるように、各表の最初の列は、「対応する」モノマー対を表す。すなわち、モノマー1は、405Aを有し、対応する立体構造変異は394Fである。非対称三重F形式と関連した箇所において、いずれかモノマーが、いずれか変異を有することができる。すなわち、scFvモノマーは、モノマー1またはモノマー2であっても良い。繰り返すと、これらのセットは、なんらかの「鎖状構造らしさ(strandedness)」が維持されている限り、任意選択的に、および独立して、他の立体構造変異ならびに他の異種二量体化変異(電荷対、アイソタイプ変異、等配電子変異、pI変異等を含む)と混合されても良い。さらに、「モノマー」とは、Fcドメインを指す。すなわち、三重F形式において、実際にはFab構築物を構成する2つのアミノ酸配列(重鎖および軽鎖)が存在しているが、1つのモノマーはscFv構築物であり、他のモノマーは、Fab構築物である。本発明における、多くの適切な立体構造または「ねじれ」変異の使用を示す。図4は、pI変異と組み合わせて用いることができる、または単独で用いることができる多くの立体構造変異を示す(図4の全ての変異に当てはまる)。しかしながら、当業者に認識されるように、もしpI変異があっても、pI変異および立体構造変異の「鎖状構造らしさ」は維持されなければならない。すなわち、たとえば、pI変異S364K/E357Q(モノマー1)およびL368D/K370S(モノマー2)が、図29Cの変異と組み合わされる場合、立体構造変異のpIが考慮され、正しいモノマーに割り当てられなければならない。すなわち、電荷を変える立体構造変異(T411E)が、たとえば、「負の」モノマーに付加される。

【図5】好ましい異種二量体化変異を示している。

【図6】一部の特に有用なpIアイソタイプ変異および対を示している。本明細書に記述されるように、図は、両方のモノマーの操作(1つはより正に、1つはより負に)を示しているが、1つのモノマーだけを操作することもまた可能である。

【図7】XENP11874、抗CD19 Fab x 抗CD3 scFv「三重F」形式の実施態様のアミノ酸配列を図示し、HC−Fab配列、HC−scFv配列、および軽鎖を示している。所望されない二重scFv−FcおよびmAb同種二量体を超えて、所望の「三重F」異種二量体が効率的に精製されるよう作製されたアミノ酸置換は、下線を引かれている。

【図8】ヒト化抗CD3可変領域(CDRは下線)のアミノ酸配列を図示する。

【図9】A〜Cは、XENP11874、抗CD19 Fabおよび抗CD3scFvを有する「三重F」二特異性抗体の産生を図示する。図9Aは、二重scFv−FcおよびmAb同種二量体からの、「三重F」異種二量体のイオン交換精製を示す。図9Bは、「三重F」分画を含有する精製IEX分画を示す(IEGゲルで確認された)。図9CはSECにより形成された、「三重F」産物の同種サイズを示す。

【図10】350k hPBMC(24h)、およびXEP11874の様々な精製IEX分画を用いたアネキシン染色RTCCアッセイのグラフである。

【図11】A〜Cは、XENP11924、抗CD19 Fabおよび抗CD3scFvを有する「三重F」二特異性抗体の産生を図示する。図11Aは、二重scFv−FcおよびmAb同種二量体からの、「三重F」異種二量体のイオン交換精製を示す。図11Bは、「三重F」分画を含有する精製IEX分画を示す(IEGゲルで確認された)。図11CはSECにより形成された、「三重F」産物の同種サイズを示す。

【図12】10k Raji細胞(P8)、400k T細胞(24h)およびXEP11924の様々な精製IEX分画を用いた蛍光LDHRTCCアッセイのグラフである。

【図13】XENP11925、抗CD38 Fab x 抗CD3 scFv「三重F」形式の実施態様のアミノ酸配列を図示し、HC−Fab配列、HC−scFv配列、および軽鎖を示している。所望されない二重scFv−FcおよびmAb同種二量体を超えて、所望の「三重F」異種二量体が効率的に精製されるよう作製されたアミノ酸置換は、下線を引かれている。

【図14】A、BおよびCは、XENP11925、抗CD38 Fabおよび抗CD3 scFvを有する「三重F」二特異性抗体の産生を図示する。図14Aは、二重scFv−FcおよびmAb同種二量体からの、「三重F」異種二量体のイオン交換精製を示す。図14Bは、XENP11925の精製IEX分画を示す(図14Bに示されるように、IEGゲルで確認された)。図14CはSECにより確認された、「三重F」産物の同種サイズを示す。

【図15】10k RPMI8226細胞(P12)、300k T細胞(24h)およびXENP11925の様々な精製IEX分画を用いた蛍光LDHRTCCアッセイのグラフである。

【図16】抗CD19Fabx抗CD3scFv「三重F」二特異性抗体、XENP11924の実施態様に関するさらなるアミノ酸配列を図示しており、各二特異性抗体に対するHC−Fab配列、HC−scFv配列、および軽鎖を示している。所望されない二重scFv−FvおよびmAb同種二量体を超えて、所望の「三重F」異種二量体へと形成が「ねじれる」よう作製されたアミノ酸置換に下線を引いてある。

【図17】本明細書に開示される、XEN11924、XENP12152、およびXEN12155を含む、様々な「三重F」二特異性抗体の分析を示すゲルを図示する。

【図18】XENP11924およびXNP12155「三重F」二特異性抗体のクロマトグラフィ分析を示す。

【図19】20アミノ酸の文献上のpIを示す。列記されたpIは、遊離アミノ酸として算出されたものであり、タンパク質の場合において実際の任意の側鎖のpIは異なっていること、および、それゆえに、このリストはpIの傾向を示すために用いられたものであり、本発明の目的に対し、絶対的な数値ではないことに注記されたい。

【図20】本明細書の三重F形式における用途が見出された、以下に示される例示的なpI操作変異のデータをまとめた表である。図20は、USSN13/648,951において提出された配列表と関連した配列番号を有しており、参照により、本明細書に明示的に援用されることに注記されたい。

【図21】本発明における用途をさらに見出すことができる多くのpI変異のリストであり、IgG1〜4のアイソタイプ置換から生成されるすべての可能性のあるpI低下変異のリストである。変異重鎖がIgG1−WT重鎖とトランスフェクトされた場合に存在する異種二量体種と2つの同種二量体種の間の、3つの予測種に対するpI値、ならびに、平均デルタpIを示している。

【図22】IgG1〜4のアイソタイプ置換から生成されるすべての可能性のあるpI増加変異のリストである。変異重鎖がIgG1−WT重鎖とトランスフェクトされた場合に存在する異種二量体種と2つの同種二量体種の間の、3つの予測種に対するpI値、ならびに、平均デルタpIを示している。

【図23】本発明における使用のための異種二量体化変異のさらなるリストである。

【図24】異種二量体形式、異種二量体化変異(pI変異および立体構造変異(電荷対変異を含む)へと別れる)、Fv変異、FcRn変異、およびそれらの組み合わせの可能性のある組み合わせのマトリクスである。凡例のAは、適したFcRn変異である:434A、434S、428L、308F、259I、428L/434S、259I/308F、436I/428L、436IまたはV/434S、436V/428L、252Y、252Y/254T/256E、および、259I/308F/428L。すなわち、図1Bの三重Fの形式は、モノマー配列のいずれか、または両方に、これらFcRn変異のいずれかを有しても良い。明確に言えば、各重鎖は異なっているため、FcRn変異(ならびにFc変異)は、1つまたは両方のモノマーに存在することができる。凡例のBは、適したFc変異である:236A、239D、239E、332E、332D、239D/332E、267D、267E、328F、267E/328F、236A/332E、239D/332E/330Y、239D、332E/330L、236R、328R、236R/328R、236N/267E、243L、298A、および、299T。(追加の適したFc変異は、US 2006/0024298の図41にあり、その図および説明文は、その全体で参照により本明細書に援用されることに注記されたい)。本明細書の一部の場合において、「ノックアウト」または「欠落」変異は、たとえば図35に示されるように用いられ、および、それらは、Fc変異の定義に含まれる。FcRn変異に関しては、Fc変異は、いずれかの鎖に存在することができる。凡例のCは、適したpI変異であり、これらは、簡潔さのために図23から引用されているが、pI変異に対する「鎖状構造らしさ」が存在することを再度理解されたい。凡例のDは、適した立体構造変異であり(荷電対変異を含む);これらは、簡潔さのために図9、32、および33から再度引用されているが、立体構造変異に対する「鎖状構造らしさ」が存在することを再度理解されたい。凡例のEは、以下の可能性のある組み合わせを反映しているものであり、各変異は、独立して、および任意選択的に、再度、適切な凡例の元から組み合わせられている:1)pI変異+FcRn変異;2)pI変異+Fc変異;3)pI変異+FcRn変異+Fc変異;4)立体構造変異+FcRn変異;5)立体構造変異+Fc変異;6)立体構造変異+FcRn変異+Fc変異;7)pI変異+立体構造変異+FcRn変異;8)pI変異+立体構造変異+ Fc変異;9)pI変異+立体構造変異+FcRn変異+Fc変異;および、10)pI変異+立体構造変異。これらの組み合わせのすべて、および任意のものは、任意選択的に、いずれか、または両方のモノマーのノックアウト/欠落変異を含有または除外することができることに注記されたい。

【図25】A、BおよびCは、安定性−最適化された、ヒト化抗CD3変異scFvを図示する。置換は、H1_L1.4 scFv配列に対して行われている。アミノ酸のナンバリングは、Kabatのナンバリングである。

【図26】A〜YYは、安定的に最適化された、ヒト化抗CD3変異scFv、可変重鎖配列および可変軽鎖配列のアミノ酸配列を図示する。(なお、第一の配列は、精製を容易にするためのヒスチジンタグ化されものであることに注意されたい)。CDRは、下線を引いてある。最適化可変および最適化軽鎖(ならびに、scFv鎖)の安定性の増加は、フレームワーク領域ならびに CDRに起因するものであっても良いことを理解されたい。ゆえに、それらは別々にナンバリングされているが、可変領域全体の開示には、フレームワーク領域の開示が含まれることを理解されたい。さらに、scFvリンカーは、グレーで示されている。各scFvリンカーは、図7に示される荷電scFvリンカーと置換されても良い。すなわち、図7に示されるものを含む、荷電scFvリンカー(正電荷か負電荷かに関わらず)はいずれも、図26A〜26YY中の強調された領域と置換されることができる。

【図27】AおよびBは、安定的に最適化されたヒト化抗CD3変異scFvのNi−NTA精製後の産生量、および、DSF(示差走査蛍光光度法)により測定された融点(Tm)を示す。同等のscFv形式における、I2C抗CD3可変領域に対する同様のDSF安定性の測定値は、59℃のTmが得られた。

【図28】AおよびBは、安定性−最適化された、ヒト化抗CD3変異scFvの細胞表面結合アフィニティ(IC50)における倍数改善(H1_L1.4と比較)を示す(PBMCからの精製ヒトT細胞を用いた競合結合実験において測定)。

【図29】ヒトCD3イプシロン鎖の配列を示す。

【図30】A〜Iは、本発明に有用なすべてのCD3 vhCDR1〜3およびvlCDR1〜3の照合を示す。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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