特許6620421IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

電動モータとその制御装置との防滴構造に関し、さらに詳細には、前記制御装置の筐体の一部に防滴部を設け、前記防滴部を前記制御装置及び/又は前記電動モータの防滴したい部分の外縁を超えるまで延伸して、いわば傘を設けるように構成する事により、前記電動モータとその制御装置との防滴を行う防滴構造に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、特許文献1に記載された発明では、電子制御装置が収納されたケースの上方部分とモータが収納されたケースの下方部分との間で、防滴・防水を行うためには、防滴面としてこれらをシールする合わせ面を確保する必要がある。そのため、当該合わせ面(防滴面)を形成する必要から、ケース(筐体)の上方部分乃至下方部分が大型化したり、形状が複雑化したりするという課題が生ずる。 また、例えば、自動車の電動パワーステアリング装置等においては、厳密な防水構造までは必要とされず、車両に組み込んだ場合の配置などの関係上、操舵システム上方に配置されたエアダクトなどからの流体の滴下を避ける防滴構造のみが必要とされる場合などがある。そのため、そうした場合には、別途防滴カバー等を設けることなく、より簡素かつ低コストに防滴が可能な構造或いは部品が要請される。 そこで、本発明は、課題の解決乃至要請に対応することを課題とするものであり、制御装置の筐体を構成するカバーの一部を前記制御装置及び/又は前記電動モータの防滴したい部分を超えるまで延伸し、いわば制御装置のカバーを雨傘のように機能するような構成とすることにより、簡易かつ低コストで電動モータとその制御装置との防滴を達成するものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するために本発明は、電動モータとその制御装置とが相互の筐体の一の接続面で互いに接続し、前記制御装置の筐体の一部は前記制御装置及び/又は前記電動モータの防滴したい部分の外縁を超えるまで延伸して構成される防滴部を備える電動モータとその制御装置との防滴構造であって、前記電動モータの筐体の前記制御装置との接続面は、前記電動モータの筐体のうち前記電動モータの駆動軸の出力端側とは反対側に設・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の電動モータとその制御装置との防滴構造によれば、電動モータとその制御装置とにおいて、これら相互の接続部分の合わせ面を防水構造とすることなく、防水乃至防滴が可能である。そして、前記制御装置の筐体の一部を前記電動モータ及び/又はその制御装置の防滴したい部分の外縁を超えるまで延伸して防滴部を構成し、いわば傘のように機能させているため、滴り落ちた水などの流体が前記防滴したい部分に接触したり滞留したりすることが無く、また、防滴部は前記防滴したい部分から毛細管現象が生じない程度に適当な距離だけ離間して設けられているため、毛細管現象により前記水などの流体を前記電動モータと前記防滴部との間に吸い込むことなく、下方に誘導すること等が可能である。 また、更に本発明では、前記防滴部が延伸される方向とは反対側の内面に連続した複数の凹凸部を構成して前記制装置乃至電動モータの外面に圧入して固定することも可能であるため、防滴構造を強固に前記制装置乃至電動モータの外面に固定することが可能である。 したがって、簡易かつ低コストに、電動モータとその制御装置とに適切に必要とされる、滴下する流体に対する防滴を達成することが可能である。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】電動パワーステアリング装置の一般的な構成を示した図である。

【図2】本発明の防滴構造を有する電動モータとその制御装置とを側面から示したものであり、(A)は制御装置の筐体側面図、(B)は電動モータの側面図、(C)はこれらを組み合わせた状態を示す側面図である。

【図3】本発明の防滴構造を有する電動モータとその制御装置とを制御装置のコネクタ側寄りから見た斜視図である。

【図4】本発明の防滴構造を有しない電動モータとその制御装置との構成例を示した斜視図であり、(A)は制御装置、(B)は制御装置取付フランジ、(C)は制御装置取付フランジと電動モータとを組み合わせた状態の斜視図である。

【図5】本発明の防滴構造を有しない電動モータとその制御装置との接続例を示した側面図である。

【図6】(A)は防滴部の端部のエッジ構造の例を制御装置のコネクタ端子の挿入孔側寄りから見た斜視図であり、(B)、(C)は、X−X線における断面の例を示す断面図である。

【図7】防滴部を設けた制御装置の筐体のカバーを制御装置の他の部分等に取付けるための構造例を電動モータ側から見た斜視図である。

【図8】本発明による防滴のイメージを図示した側面図であり、(A)はモータの回転軸がコネクタ方向に傾斜した場合の例を示したもの、(B)はモータの回転軸がモータの回転軸の方向とコネクタの挿入方向とに垂直な方向に傾斜した場合の例を示したものである。

【図9】防滴部がその末端にかけて、モータの筐体に対して距離を拡大するように構成した例を図8の例を用いて図示したものである。

【図10】(A)は防滴部を設けた制御装置の筐体のカバーを制御装置の他の部分等に取付けるための構造例を電動モータ取付け側(ヒートシンク側)から示した図であり、(B)は図(A)のAで示した領域の拡大図であり、(C)は図(A)のBで示した領域の拡大図である。

【図11】(A)はカバーを外側上部から見た斜視図であり、(B)は、図(A)に示したAの領域を拡大した斜視図であり、(C)は、図(A)に示したBの領域を拡大した斜視図であり、(D)は図(A)で示したカバーを外側下部から見た斜視図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 ハンドル   2 コラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)   3 減速機構   4A 4B ユニバーサルジョイント   5 ピニオンラック機構   6A 6B タイロッド   7A 7B ハブユニット   8L 8R 操向車輪   10 トルクセンサ   11 イグニションキー   12 車速センサ   13 バッテリ   14 舵角センサ     200 電動モータ   250 モータ負荷側面   270 接続面(電動モータ側)     300 制御装置(コントロールユニット、ECU)   300A 制御装置(コントロールユニット、ECU)のヒートシンク   310 コネクタ部   330 制御装置のカバー   350 防滴部    370 制御装置の接続面   380A 380B カシメ部   380C 凹凸部   390 機能体形成部   400 レゾルバケーブル   Mu,Mv,Mw モータからの導電端子   MC 電動モータ回転軸  

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