技術分野
耐熱合金製部品の補修方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
本発明の課題は、高温環境下での使用により亀裂を生じた耐熱合金製部品に対する補修方法を実現することにある。
本発明に係る耐熱合金製部品(動翼、静翼)の補修方法は、高温環境下での使用により生じた亀裂を溶接によって補修する補修工程(補修工程,S20)と、亀裂の補修箇所の表面に、耐熱合金の粒界強度を向上させるための粒界強化元素を付着させる付着工程(塗布/溶射工程,S30)と、粒界強化元素を付着させた耐熱合金製部品に対して熱間等方圧加圧処理を行う処理工程(HIP処理工程,S40)と、を備える。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
非特許文献1に記載の技術では、使用に伴って減肉した動翼の翼先端部にしか溶接補修が行えないことから、動翼に亀裂が生じた場合には溶接補修を断念せざるを得なかった。
特許文献1に記載の技術は、例えばフェライト系耐熱鋼を対象にしている。ガスタービンの動翼や静翼に使用されているニッケル基合金やコバルト基合金は、溶接によって生じた熱影響部が脆弱であることから、特許文献1の技術を適用しても必要な強度が得られるか否か不明である。
特許文献2には、羽口本体の内外表面を被覆するための技術が記載されているが、溶接補修については何ら言及されていない。
このように、各文献には、ガスタービンの動翼や静翼のように高温環境下で使用された耐熱合金製部品に関し、亀裂が生じた場合の補修方法は記載されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高温環境下での使用により亀裂を生じた耐熱合金製部品に対する補修方法を実現することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するために、本発明は、高温環境下での使用により亀裂を生じた耐熱合金製部品の補修方法であって、前記亀裂の周囲を溶融させた後に再結晶化させることにより、当該亀裂を補修する補修工程と、前記亀裂の補修箇所の表面に、耐熱合金の粒界強度を向上させるための粒界強化元素を付着させる付着工程と、前記粒界強化元素を付着させた前記耐熱合金製部品に対する熱間等方圧加圧処理により、前記補修箇所の表面に付・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、高温環境下での使用により亀裂を生じた耐熱合金製部品を補修することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 ガスタービンの断面図である。
【図2】 (a)は動翼の正面図、(b)は動翼において亀裂が生じ易い場所を示す図である。
【図3】 ガスタービンが備える動翼の補修方法を説明するフローチャートである。
【図4】 補修工程の説明図である。
【図5】 溶射工程の説明図である。
【図6】 塗布工程の説明図である。
【図7】 (a)は熱間等方圧加圧処理装置の断面図、(b)は粒界強化元素を付着させた動翼を収容した熱間等方圧加圧処理装置の断面図である。
1…ガスタービン,13…タービン,131…ロータ,132…動翼群,133…静翼群,20…動翼,20’…溶融金属,21…翼根部,22…プラットフォーム,23…翼形部,31…トーチ,31a…電極棒,32…電源,33…溶加棒,34…不活性ガス,35…アーク,41…溶射ガン,42…作動ガス,43…溶射材料,51…筆,53…ボロン溶液,61…圧力容器,65…ガス供給管,66…不活性ガス,67…断熱部材,68…支持台,69…ヒータ,Z1…溶射層,Z2…ボロンを含む残存物,Y(Y1,Y2)…亀裂,Y’…熱影響部
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