特許6624504IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

複数の貫通孔が形成された蒸着マスク、及び、蒸着マスクの製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

この蒸着マスクについての本件発明者らの研究により、基板の、蒸着マスクと反対の側に磁石を配置し、磁石の磁力により蒸着マスクを基板に密着させる際、蒸着マスクとして薄厚化された蒸着マスクを用いると、十分な密着性が得られなくなることが知見された。この現象は、以下のメカニズムによるものであると考えられる。すなわち、薄厚化された蒸着マスクは、薄厚化されていない蒸着マスクに比べて撓みやすく、例えば重力によっても大きく撓む。そして、この撓んだ部分は基板及び磁石から大きく離間する。ところで、2つの物体間に働く磁力は、当該2つの物体間の距離の二乗に反比例することが知られている。したがって、蒸着マスクにおける、磁石から大きく離間した部分に付加される磁力は大きく減少し、これにより薄厚化された蒸着マスクの基板への密着性が低下する。 本発明は、このような点を考慮してなされたものであって、薄厚化された蒸着マスクの基板への密着性を向上することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の蒸着マスクは、 金属層と、前記金属層に設けられた複数の貫通孔と、を有する蒸着マスクであって、 前記金属層は、40μm以下の厚さを有し、 前記金属層は、ニッケルを40重量%以上55重量%以下含有し、残部が鉄及び不可避不純物からなる合金層を含む。
【発明の効果】
本発明によれば、薄厚化された蒸着マスクの基板への密着性を向上することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、蒸着マスクを含む蒸着マスク装置の一例を概略的に示す平面図である。

【図2】図2は、図1に示す蒸着マスク装置を用いた蒸着方法を説明するための図である。

【図3】図3は、鉄−ニッケル合金中のニッケル含有量に対する飽和磁束密度の変化を示す図である。

【図4】図4は、図1に示された蒸着マスクを示す部分平面図である。

【図5】図5は、蒸着マスクの断面形状の一例を示す図である。

【図6A】図6Aは、めっき処理によって蒸着マスクを製造するために用いられるパターン基板を製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図6B】図6Bは、めっき処理によって蒸着マスクを製造するために用いられるパターン基板を製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図6C】図6Cは、めっき処理によって蒸着マスクを製造するために用いられるパターン基板を製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図6D】図6Dは、めっき処理によって蒸着マスクを製造するために用いられるパターン基板を製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図7A】図7Aは、図5に示す蒸着マスクをめっき処理によって製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図7B】図7Bは、図5に示す蒸着マスクをめっき処理によって製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図7C】図7Cは、図5に示す蒸着マスクをめっき処理によって製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図8A】図8Aは、蒸着マスクの作用を説明するための図である。

【図8B】図8Bは、蒸着マスクの作用を説明するための図である。

【図9A】図9Aは、めっき処理によって蒸着マスクを製造する方法のその他の例の一工程を示す図であって、第1の変形例に係る方法を示す図である。

【図9B】図9Bは、めっき処理によって蒸着マスクを製造する方法のその他の例の一工程を示す図であって、第1の変形例に係る方法を示す図である。

【図10】図10は、図9A及び図9Bに示す方法によって得られた蒸着マスクを示す断面図である。

【図11】図11は、第2の変形例に係る蒸着マスクの断面形状の一例を示す図である。

【図12A】図12Aは、図11に示す蒸着マスクをエッチングによって製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図12B】図12Bは、図11に示す蒸着マスクをエッチングによって製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図12C】図12Cは、図11に示す蒸着マスクをエッチングによって製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図12D】図12Dは、図11に示す蒸着マスクをエッチングによって製造する方法の一例の一工程を示す図である。

【図13A】図13Aは、第3の変形例に係る蒸着マスクの断面形状の一例を示す図である。

【図13B】図13Bは、図13Aに示す蒸着マスクの作用を説明するための図である。

【図14】図14は、蒸着マスクを含む蒸着マスク装置の変形例を示す図であって、第4の変形例に係る蒸着マスク装置を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 蒸着マスク装置   15 フレーム   20 蒸着マスク   21 金属板   22 有効領域   23 周囲領域   25 貫通孔   30 第1開口部   31 壁面   32 第1金属層   32a 上面   32a1 最上部   32a2 最下部   35 第2開口部   36 壁面   37 第2金属層   41 接続部   43 トップ部   51 基材   52 導電性パターン   55 レジストパターン   56 隙間   65a 第1レジストパターン   65b 第2レジストパターン   90 蒸着装置   92 有機EL基板   93 磁石   98 蒸着材料

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります