技術分野
自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、上述したようなトロイダル型無段変速機では、以下のような課題がある。
すなわちまず、トロイダル型無段変速機では、押圧装置によって、パワーローラとディスク(入力側ディスクおよび出力側ディスク)に適切な押し付け力を与える必要があり、その軸方向の力は数10kN程度である。このため、押圧装置のカムフランジが押し付け力によって曲げられ、爪部が設けられている背面に周方向の引張り応力が発生する。
また、トロイダル型無段変速機では、トルクも伝達しており、カムフランジに数100Nm程度のトルクがかかる。このためカムフランジの背面に設けられた爪部に接線応力が働き、爪部の根元のすみR部に引張り応力が発生する。
このように、カムフランジの背面に引張り応力が発生するとともに、爪部の根元のすみR部に引張り応力が発生するので、爪部が高応力となる。
一方、ローディングカム式の押圧装置では、カムフランジのカム面は凹凸面(波状面)であるため、傾斜面を有し、この傾斜面とカムフランジの背面(爪部が設けられている面)との間の肉厚が位相によって異なる、つまり、当該カムフランジは、その肉厚がカムフランジの周方向の位置によって異なる。
このため、カムフランジの背面側の爪部がカムフランジの肉厚の薄い部分、つまり、カム面の凹面の底部に対応した位置に設けられると、爪部に破損が生じ易くなる。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、カムフランジに設ける爪部の破損を抑制できるローディングカム式の押圧装置を備えたトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
前記目的を達成するために、本発明のトロイダル型無段変速機は、それぞれの内側面どうしを互いに対向させた状態で互いに同心的にかつ回転可能に設けられた第1ディスクおよび第2ディスクと、これら両ディスクの間に挟持されるパワーローラと、前記両ディスクを互いに近づけ合う方向に押圧する押圧装置とを備え、この押圧装置が、前記第1ディスクと同心的に設けられて回転可能なカムフランジと、このカムフランジの前記第1・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、爪部は可能な限りカムフランジの肉厚の厚い部分に設けられるので、爪部の破損を抑制できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の実施の形態に係るトロイダル型無段変速機の押圧装置を示すもので、その側面図である。
【図2】 同、押圧装置の側面図である。
【図3】 同、押圧装置の背面図である。
【図4】 同、押圧装置のローディングカムを示す斜視図である。
【図5】 同、爪部の配置状態を説明するための模式図であり、(a)は爪部と底部との数が異なる場合の図、(b)は爪部と底部との数が同数である場合の図である。
【図6】 従来のトロイダル型無段変速機の一例を示す断面図である。
【図7】 図6におけるA−A線に沿う断面図である。
2 入力側ディスク(第1ディスク)
3 出力側ディスク(第2ディスク)
11 パワーローラ
100 押圧装置
101 ローディングカム
101a カムフランジ
103 カムローラ(転動体)
105 爪部
111 カム面(凹凸面)
112 凹面
112a 底部
113 凸面
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