技術分野
静止状態にあるか又は僅かに移動する対象物の位置を推定する位置推定システムに関するものである。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、この特許文献1の開示技術によれば、移動体が任意の位置において位置推定の対象物までの角度を推定しようとする場合、対象物から発振される無線信号の発振周波数に加え、無線信号を受信した位置や当該位置における移動体の移動方向、更に当該位置における移動速度を正確に検知する必要がある。さらにこの特許文献1の開示技術によれば、かかる位置推定を行うためには、ドップラーシフト量も正確に測定する必要がある。
対象物から発信される無線信号の発振周波数は、移動体が静止している場合に信号を受信すれば容易に検知することができ、また移動体の位置と進行方向はGPS等を用いれば簡単に取得することができる。しかしながら、移動体の測定位置での移動速度と、無線信号のドップラーシフト量を正確に測定することは実際のところ困難である。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、移動体の移動速度と、無線信号のドップラーシフト量を正確に測定するステップを経ることなく対象物の位置を推定することができ、その推定精度を格段に向上させることが可能な位置推定システムを提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、上述した課題を解決するために、以下の構成からなる位置推定システムを発明した。
【発明の効果】
上述した構成からなる本発明を適用した位置推定システムによれば、観測部33により観測された無線信号に関するデータの相対的な変化傾向を追うだけで、飛行方向から90°をなす方向に信号発信機20の位置Uが存在する飛行軌道k上の条件満足位置を特定することが可能となる。そして、この条件満足位置における3次元的な位置情報並びに方向ベクトルを平面の方程式に代入することを、互いに異なる飛行軌道間において3回以上に亘り繰り返して行うことにより、対象物の位置を推定することができる。
実際のプロセスにおいては、無線信号に関するデータを正確に測定するステップを経ることなく、単に当該データの相対的な変化傾向を追うだけで対象物の位置を推定することができる。このため、従来技術のように、移動体の移動速度と、無線信号のドップラーシフト量を正確に測定するステップを経ることなく対象物の位置を推定することができ、その推定精度を格段に向上させることが可能となる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明を適用した位置推定システムの全体構成を示す図である。
【図2】信号発信機並びに飛行体のブロック構成図である。
【図3】本発明を適用した位置推定システムにおける位置推定のコンセプトについて説明するための図である。
【図4】一の飛行軌道kを飛行体により飛行させる場合の例を示す図である。
【図5】直線状に設定した飛行軌道上で飛行体を飛行させつつ、信号発信機から発信される無線信号を受信する例を示す図である。
【図6】横軸を飛行方向に向けた直線状に飛行軌道の各位置とし、縦軸を無線信号に関するデータの相対的な変化傾向を示す図である。
10 位置推定システム
20 信号発信機
21 信号生成部
22、29 アンテナ
30 飛行体
31 機体制御部
32 無線信号受信部
33 観測部
34 情報検出部
35 位置推定部
36 操作部
37 制御信号受信部
38 情報記憶部
39 推定情報送信部
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