ところで、エレベーター装置には、ブレーキの故障により扉が開いたまま乗りカゴが上昇することを防止するための戸開走行保護装置(Unintended Car Movement Protection:UCMP)の設置が義務づけられている。このため、もともと戸開走行保護装置を備えていないエレベーター装置に対しては、エレベーターの主たる制御装置に対して後付けのアドオン方式で戸開走行保護装置の制御装置を機能追加している。
以上のようにエレベーターの主たる制御装置に対し、アドオン方式で追加する別の制御装置には、機能充実のために乗りカゴの速度監視装置を有するものがある。この場合、追加する別の制御装置には、速度監視装置の健全性を確保するために、速度検出器の故障検出機能が必要になる。
しかしながら、上述した特許文献1に記載された速度検出器の故障検出機能は、エレベーターの主たる制御装置が有する乗りカゴの速度制御手段から発せられた起動指令信号を、故障検出の判断に用いている。このため、アドオン方式で追加する別の制御装置に対して、上述した速度検出器の故障検出機能を設ける場合、エレベーターの主たる制御装置から起動指令信号を入力するための接続経路が必要となり、別の制御装置を追加する際の作業手順が煩雑になる。
そこで本発明は、主たる制御装置とは別に速度検出器の故障検出装置が簡便に追加されたエレベーター装置を提供することを目的とする。また本発明は、エレベーター装置の主たる制御装置に対して簡便な手順で追加することが可能な速度検出器の故障検出装置を提供すること、およびエレベーター装置の主たる制御装置からの信号に頼ることなく速度検出器の故障検出が可能な速度検出器の故障検出方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、乗りカゴの昇降を制御するためのエレベーター制御装置と、前記乗りカゴの昇降速度を検出するための速度検出器と、前記乗りカゴの扉開閉可能領域である戸開許可ゾーンを検知するための戸開許可ゾーン検出器と、前記乗りカゴの戸開走行を防止するための戸開走行保護装・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る