特許6777234IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

航空機用化粧室ユニットの床構造

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

床面が濡れていると、衛生上、美観上好ましくないため、客室乗務員がペーパータオルなどを用いて床面の水を拭き取る清掃作業を頻繁に行なう必要があり、何らかの改善が求められている。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、床面が濡れにくく、衛生上、美観上好ましい床面の状態を維持する上で有利な航空機用化粧室ユニットの床構造を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記目的を達成するため、本発明は、航空機用化粧室ユニットの躯体フレームの底壁上に配置され化粧室の床面を構成するフロアパンを備える航空機用化粧室ユニットの床構造であって、前記フロアパンは、前記底壁に載置される下底板と、前記下板部の上方に位置し前記化粧室の床面を構成する上底板と、前記下底板または前記上底板の少なくとも一方から突設され前記下底板上で前記上底板を支持する支持壁と、前記支持壁により前記・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、水がフロアパンの上底板の上面に飛散した場合、上底板の上面の水案内部上に飛散した水は、水案内部に導かれて収容室から吸水部材に至り、吸水部材により吸い取られる。
また、隣り合う水案内部の間の上底板の上面の箇所に飛散した水は、相互に付着しある程度の体積を持った水のかたまりとなり水案内部に到達すると、水案内部に導かれて収容室から吸水部材に至り、吸水部材により吸い取られる。
したがって、フロアパンの上底板の上面に飛散した水の大部分が水案内部を介して吸水部材に吸い取られるため、フロアパンの上底板の上面に残存する水は少なく、短時間のうちに上底板の上面から蒸発する。
したがって、手洗いなどによって上底板の上面に水が飛散し濡れたとしても、短時間で濡れた状態が解消するため、衛生上、美観上好ましい状態に化粧室を維持する上で有利となる。
また、客室乗務員がペーパータオルで化粧室の床面の水を拭き取る作業の必要頻度が低減し、清掃作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、水を吸い取った吸水部材を交換する場合は、上底板を開き、あるいは上底板を取り外し、吸水部材を把持して収容室から取り出し、代わりに新しい吸水部材を収容室に挿入する簡単な作業で足り、化粧室のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、複数の収容室を細長状にすると、吸水部材を細長状に形成することで吸水部材の個数を削減でき、吸水部材の交換を簡単に行なう上で有利となる。
また、複数の収容室を仕切る支持壁は、複数の凸条部で、あるいは、列を構成する複数の突起部で、あるいは、単一の凸条部で簡単に形成することができる。
また、洗面台が寄せて配置される壁板や便器が寄せて配置される壁板に対して、平面視した場合、複数の収容室をそれら壁板に対して離間接近する方向に間隔をおいて並べそれら壁板に平行して直線状に延在させると、飛散する水が落ちる頻度が高い箇所と低い箇所を予測することで、化粧室のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、上底板を分割して複数設けると、一枚の上底板を開く毎に複数の吸水部材の交換を行なえ、化粧室のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
その場合に、複数の上底板の長手方向の端部に指掛け用の欠部を設けると、上底板の開閉を簡単に行なえ、化粧室のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、本発明において吸水部材は、収容室毎に複数設けてもよく、単一でもよい。
また、吸水部材を抗菌剤または芳香剤を含んで構成すると、臭いを抑制し、化粧室の衛生を確保する上で有利となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】第1の実施の形態の説明図で、航空機用化粧室ユニットから一つの側面壁と扉を省いた状態の斜視図である。

【図2】複数の吸水部材が配置されたフロアパンの斜視図である。

【図3】開閉用操作部の部分の拡大斜視図である。

【図4】全ての上底板を取り外した状態のフロアパンの斜視図である。

【図5】上底板を取り外した支持壁、収容部、吸水部材部分の拡大斜視図である。

【図6】一枚の上底板を取り外した状態のフロアパンの斜視図である。

【図7】第2の実施の形態の説明図で、全ての上底板を取り外した状態のフロアパンの斜視図である。

【図8】上底板を取り外した支持壁、収容部、吸水部材部分の拡大斜視図である。

【図9】第3の実施の形態の説明図で、航空機用化粧室ユニットから一つの側面壁と扉を省いた状態の斜視図である。

【図10】全ての上底板を取り外した状態のフロアパンの概略平面図である。

【図11】図10の要部を拡大した平面図である。

【図12】第4の実施の形態の説明図で、(A)は複数の吸水部材が配置された下底板の上方に、支持壁を有する上底板が位置した図、(B)は支持壁の下端が下底板に載置され、隣り合う支持壁の間の収容室に吸水部材が収容取り出し可能に配置された図である。

【図13】第5の実施の形態の説明図で、(A)は単一の吸水部材が配置された下底板の上方に、支持壁を有する上底板が位置した図、(B)は支持壁の下端が吸水部材を介して下底板に載置され、隣り合う支持壁の間の収容室に吸水部材の部分が配置された図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 航空機用化粧室ユニット   12 躯体フレーム   1202 底壁   1206 背面壁   1208 一対の側面壁   14 化粧室   1402 床面   16 便器   18 洗面台   24A、24B、24C フロアパン   2602 下底板   2610 上底板   2610A、2610B、2610C、2610D 上底板   2612 支持壁   2614 収容室   28 吸水部材   30 凸条部   32 水案内部   36 列   38 突起部   40 単一の凸条部   4002 直線部   4004 接続部

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