特許6794633IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

食品、医薬品、工業製品等の包装分野に用いられる積層フィルムに関する。詳しくは、無機薄膜層を備えたガスバリア性積層フィルムとした際に、無機薄膜層の層間密着性を高めることができ、良好なガスバリア性と密着性、耐屈曲性を発現させ得る積層フィルム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献2では、特に耐レトルトバリア性能の維持を目指したことから、処理前のガスバリア性の向上については検討されていなかった。また特許文献3では、酸素透過度の湿度依存性について検討されており、それぞれ良好な値を示したが、レトルト・ボイルのような過酷な湿熱処理後のガスバリア性や接着性、耐屈曲性については検討されていなかった。 本発明は、かかる従来技術の問題点を背景になされたものであり、無機薄膜層を備えたガスバリア性積層フィルムとした際に、常態および湿熱処理を施した後にも、酸素や水蒸気のガスバリア性および各層間の接着性に優れ、かつ適度な耐屈曲性を有し、しかも製造が容易で経済性にも優れた積層フィルムを提供することを課題として掲げた。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、無機薄膜層を柔軟・接着性に優れる特定の被覆層および特定のバリア保護層で挟み込む構成の積層フィルムにすることで、処理前のガスバリア性能を向上させかつ、過酷な湿熱処理後もそのバリア性および接着性を維持できることを見出し、本発明を完成した。
【発明の効果】
本発明によれば、無機薄膜層を備えたガスバリア性積層フィルムとした際に、常態においてはもちろんのこと、レトルト処理のような過酷な湿熱処理を施した後にも優れたガスバリア性を発揮し、また層間剥離が生じない良好なラミネート強度(密着性)を発現させる積層フィルムを提供することができる。しかも、本発明の積層フィルムは加工工程が少なくかつ容易に製造できるので、経済性と生産安定性の両方に優れており、均質な特性のガスバリア性フィルムを提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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