特許6794661IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

モルタルあるいはコンクリートの打設時の施工性と、高耐性を付与することができるセメント系構造物補強用繊維材料に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、鋼線を用いる場合、引張曲げ強度や靭性は向上するが、水や大気中の酸素などによって腐食するという問題がある。他方、樹脂を含浸させて硬化させる場合には、モルタルあるいはコンクリートに添加した繊維の総表面積が小さくなるため、モルタルあるいはコンクリートとの接着面積が小さくなることから、十分に補強効果が発揮できない。 そこで、本発明は、課題に鑑みなされたものであり、その目的は、モルタルあるいはコンクリートの打設時の施工性と、高靭性を付与することができるセメント系構造物用繊維材料を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、課題を解決するため鋭意検討した結果、ついに本発明を完成するに到った。即ち本発明は、以下の通りである。 1.複数の高強度ポリエチレン繊維モノフィラメント同士が部分的に融着してロッド状に形成されていることを特徴とする、セメント系構造物補強用繊維材料。 2.短手方向の断面の空隙率が16%以上29%以下であることを特徴とする、1に記載のセメント系構造物補強用繊維材料。 3.引張・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
構成によれば、本発明の繊維材料は、複数の高強度ポリエチレン繊維モノフィラメント同士が部分的に融着してロッド状に形成されているため、モルタルあるいはコンクリートの練り混ぜ時のせん断によって、かかる繊維材料の空隙(融着していない箇所)を利用して繊維材料の端部の少なくとも一部を開繊させることで、繊維材料とセメントあるいはコンクリートとの接着面積を高め、補強効果を高めることができる。 また、本発明の繊維材料は、空隙率をコントロールすることで、練り混ぜ時の流動性と補強効果をコントロールすることが可能である。具体的には、空隙率を高めると、練り混ぜ中の流動性は低下するが、補強効果は大きくなる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の補強用繊維材料の短手方向の断面の写真である。

【図2】実施例のモルタル成形物(供試体)を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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