特許6805067IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

電子ピアノにおける効果付与装置に関し、特に、アコースティックピアノにおいて押鍵によりダンパーが離れた状態に発生する弦の共鳴(ストリングレゾナンス)を電子ピアノで再現可能とした共鳴音制御装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、従来の電子ピアノで行われているストリングレゾナンスの処理では、楽音が発せられる鍵のオン位置(押鍵完了状態:ノートオン状態)を弦共鳴の対象としているため、実際のアコースティックピアノのように途中まで押し込まれた鍵が共鳴する状態や、押鍵に際して鍵を押し込む深さに応じて変化する共鳴度合いを再現することができなかった。 また、特許文献1では、残響音による効果を付与するに際して、鍵毎に出力可能な情報となるアフタータッチ、押鍵深さ等の演奏情報を用いて効果の特性を制御することが記載されているが、ストリングレゾナンスの処理に関するものではない。 本発明は実情に鑑みて提案されたもので、電子ピアノにおいて押鍵による中間的な共鳴状態を再現可能な共鳴音制御装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するため本発明の請求項1に係る共鳴音制御装置は、複数の鍵と、前記鍵の押鍵により発音する発音手段を有する電子ピアノにおいて、 前記各鍵に対応して前記発音手段からの音源を入力しストリングレゾナンスによる共鳴音を出力する共鳴回路と、 前記鍵の押鍵状態により複数のスイッチが順次閉じる多段スイッチ手段と、 前記多段スイッチ手段による複数のスイッチの開閉状態により前記共鳴音を制・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1の共鳴音制御装置によれば、多段スイッチ手段による複数のスイッチの開閉状態により共鳴音を制御することにより、押鍵による中間的な共鳴状態を再現可能とすることができる。 そして、多段スイッチ手段を構成するN個のスイッチの開閉状態により、共鳴音の中間的な共鳴状態、共鳴音の完全な共鳴状態、電子ピアノの実音を発音する、のそれぞれを設定することができる。 請求項2の共鳴音制御装置によれば、多段スイッチ手段を構成する第1のスイッチ(SW1)、第2のスイッチ(SW2)、第3のスイッチ(SW3)の開閉状態により、共鳴音の中間的な共鳴状態、共鳴音の完全な共鳴状態、電子ピアノの実音を発音する、のそれぞれを設定することができる。 請求項3の共鳴音制御装置によれば、共鳴状態を再現するに際して、ダンパーペダルの踏下状態による共鳴を考慮することができる。 請求項4の共鳴音制御装置によれば、共鳴状態を再現するに際して、ソステヌートペダルの踏下状態による共鳴を考慮することができる。 請求項5の共鳴音制御装置によれば、ストリングレゾナンスとダンパーペダルによるダンパーレゾナンスとを比較し、共鳴状態が強い方の共鳴音を付与することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の共鳴音制御装置を備えた電子ピアノのハード構成を示すブロック図である。

【図2】共鳴音制御装置の構成を示すブロック図である。

【図3】共鳴音制御装置における共鳴回路の詳細を示すブロック図である。

【図4】電子ピアノの鍵盤構造を示す側面断面説明図である。

【図5】電子ピアノ全体の処理を示すフローチャートである。

【図6】図5の初期化処理の詳細を示すフローチャートである。

【図7】図5のキーイベント処理の詳細を示すフローチャートである。

【図8】図5のペダルイベント処理の詳細を示すフローチャートである。

【図9】図8のソステヌートペダル処理の詳細を示すフローチャートである。

【図10】図8のダンパーペダル処理の詳細を示すフローチャートである。

【図11】図7、図9、図10における共鳴係数算出処理の詳細を示すフローチャートである。

【図12】図11の共鳴係数算出処理のステップS61で使用されるテーブルである。

【図13】図11の共鳴係数算出処理のステップS66で使用されるテーブルである。

【図14】図5の共鳴係数転送処理の詳細を示すフローチャートである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1…CPU、 2…RAM、 3…ROM、 4…プログラムメモリ、 5…楽音波形メモリ、 6…音源装置(発音手段)、 7…鍵盤インタフェース、 8…ペダルインタフェース、 9…パネルインタフェース、 10…共鳴音制御装置(共鳴音制御手段)、 11…共鳴回路、 20…デジタル/アナログ変換器、 30…サウンドシステム、 40…バスライン、 70…鍵盤装置、 71…鍵、 77…スイッチ押圧部、 80…ペダル装置、 90…操作パネル、 SW…位置検出センサ(多段スイッチ手段)、 SW1…第1のスイッチ、 SW2…第2のスイッチ、 SW3…第3のスイッチ。

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります