特許6805582IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

間欠的に発生する、もしくは、発生量が比較的定期的に大きく変化する被処理物質を含む流体中の該被処理物質の濃度を平準化する濃度平準装置に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、例えば流体が気体であり、バッファーに流れ込む流体の温度を検知して、この流体の温度制御をガスクーラーおよびガスヒーターによる冷却および加熱にて行う場合、ガスクーラーおよびガスヒーターの大きな熱容量が温度制御の応答性に悪影響を与え、バッファーによる濃度平準化の妨げになる。さらには、通流する流体全量を温度制御するため、温度制御に関わる消費エネルギーが大きくなると共に、ガスクーラーおよびガスヒーターが大型化する問題も発生する。 また、間欠的に発生する、または、発生量(流体中の濃度)が比較的定期的に大きく変化する被処理物質を含む流体をバッファーで平準化する場合、次のような問題も生じる。被処理物質の濃度が高い流体をバッファーに流通した直後は、バッファーの入口側の吸着材により多くの被処理物質が吸着する。そして、バッファーに流れ込む流体の温度を変化させることで、被処理物質を吸着材から脱離させ、バッファー下流方向へ吸着材の中を移動させてバッファーから被処理物質を排出させるためには、クロマトグラムのカラム中を分離対象成分が移動する現象と同様、被処理物質が吸着材の中を移動するための時間が必要であり、このためにバッファーの濃度平準化の応答性が悪くなるという問題が発生する。 そこで、本発明は課題に鑑みなされ、その目的は、流体中の被処理物質の濃度の平準化を効率的に行うことが可能であり、後段の処理装置(二次処理装置)の大型化を防ぎ、価格および処理コストの削減が可能な、濃度平準装置等を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者等は課題を解決するため、鋭意研究した結果、ついに本発明を完成するに到った。すなわち、本発明は以下の通りである。
【発明の効果】
本発明によれば、間欠的に発生する、もしくは、発生量が比較的定期的に大きく変化する被処理物質を含む流体中の被処理物質の濃度を平準化し、最終的に被処理物質を除害もしくは回収処理する二次処理装置の大型化を防ぎ、価格および処理コストの削減を可能とする濃度平準装置を提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明に係る実施の形態1の濃度平準装置およびそれを備えた濃度平準システムの概略構成を示す構成図である。

【図2】本発明に係る実施の形態1の濃度変順装置を用いた場合の濃度平準化の効果を示すグラフである。

【図3】本発明に係る実施の形態2の濃度変順装置を用いた場合の別の濃度平準化の効果を示すグラフである。

【図4】本発明に係る実施の形態3の濃度平準装置およびそれを備えた濃度平準システムの概略構成を示す構成図である。

【図5】本発明に係る実施の形態3の濃度変順装置を用いた場合の濃度平準の効果を示すグラフである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 吸着材   2 流路   2−1 A流路   2−2 B流路   2−3 C流路   2−4 D流路   3 AB分流点   4a A流路流量制御ダンパー(流量制御部)   4b B流路流量制御ダンパー(流量制御部)   5 加熱部   6 冷却部   9 流体温度制御部   10 排気ガス発生部   11 濃度平準バッファー   12 AB合流点   13 流路   14 CD分流点   30 処理装置   15c C流路バッファー入口側シャットダンパー(流路切換部)   15d D流路バッファー入口側シャットダンパー(流路切換部)   16c C流路バッファー出口側シャットダンパー(流路切換部)   16d D流路バッファー出口側シャットダンパー(流路切換部)   17c バッファー出口側C流路   17d バッファー出口側D流路   18 CD合流点   20,20A,20B 濃度平準装置   100,100A,100B 流体処理システム

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