特許6840984IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

リニアモータシステム、移動体システム、及び電気角の推定方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

上述のように磁気検出部を電機子上に配置する場合、磁気検出部が電機子の励磁の影響を受けてしまい、磁気検出部の検出結果から算出される電気角に含まれる誤差が大きくなる。本発明は、上述の事情に鑑みなされたものであり、電気角を高精度に推定可能なリニアモータシステム、移動体システム、及び電気角の推定方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の一態様に係るリニアモータシステムは、極性が交互に異なるように磁石が並ぶ界磁を備えてよい。リニアモータシステムは、界磁に対向配置された電機子を備えてよい。リニアモータシステムは、界磁に対する電機子の移動方向における電機子の範囲に配置されて界磁が発生する磁界を検出する第1ホール素子、第2ホール素子及び第3ホール素子を含み、第3ホール素子の電気角の位相が第1ホール素子と90度ずれており、第・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本願発明者は、鋭意研究開発を行った結果、電機子の励磁に起因するの第1電気角の誤差および第2電気角の誤差は、正負が反転する関係にあり、かつ第1電気角の振幅および第2電気角の振幅と対応関係があることを見出した。この知見によれば、第1電気角および第2電気角は、それぞれ、振幅が大きいほど誤差が小さく、振幅が小さいほど誤差が大きい。 本発明において、各ホール素子は、電機子の移動方向における電機子の範囲に配置されているので、各ホール素子は、電機子が感じる磁界を高精度に検出することができる。また、第1電気角と第2電気角とで振幅が大きい方に相対的に値が大きい係数を乗算する重み付けによって電気角の推定値を算出するので、第1電気角と第2電気角とで電機子の励磁に起因する誤差が相殺され、誤差の少ない電気角の推定値が算出される。このように、本発明によれば、各ホール素子と電機子との位置ずれによる誤差を低減することができ、かつ電機子の励磁に起因する誤差を低減することができるので、電気角を高精度に推定可能である。 また、演算部が第1電気角の振幅と第2電気角の振幅とを用いて重み付けの係数を算出するリニアモータシステムは、振幅に応じた値の重み付け係数を用いるので、電機子の励磁に起因する誤差を格段に低減することができる。また、演算部がの式(1)および式(2)で重み付けの係数を算出するリニアモータシステムは、振幅に応じた値の重み付け係数を簡便に算出することができる。また、の各ホール素子と各相電機子とがの位置関係で配置されたリニアモータシステムは、電機子の励磁に起因する誤差を格段に低減することができる。また、の各ホール素子が電機子の端部に配置されたリニアモータシステムは、各ホール素子が電機子の中央部に配置されている場合と比較して、電機子の励磁によるホール素子への影響を低減することができ、電機子の励磁に起因する誤差を低減することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】リニアモータシステム、移動体システムを示す図である。

【図2】モータ部を示す図である。

【図3】電機子の配置および接続関係を示す図である。

【図4】励磁の状態に応じた磁気検出部の出力を示す図である。

【図5】磁気検出部の出力から算出される電気角を示す図である。

【図6】磁気検出部の出力から算出される電気角の相対誤差を示す図である。

【図7】電気角の推定方法を示すフローチャートである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1・・・移動体システム   2・・・軌道(移動経路)   3・・・搬送台車(移動体)   4・・・リニアモータシステム   5・・・界磁   6・・・磁石   15、15a〜15f・・・電機子   25、26・・・磁気検出部   29a・・・第1ホール素子   29b・・・第2ホール素子   29c・・・第3ホール素子   30・・・演算部   C1・・・係数   C2・・・係数

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