特許6886669IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

フィルムコンデンサ、及び、フィルムコンデンサ用の外装ケース

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1によれば、グラスファイバーを50〜85wt%混合したケースを使用した金属化フィルムコンデンサにおいては、樹脂とケースとの密着性が向上するため、−40℃〜+120℃の温度サイクル試験を2000回繰り返してもケースと樹脂との界面の剥離が発生しないとされている。 しかしながら、金属化フィルムコンデンサ(以下、単にフィルムコンデンサともいう)には、より高い温度域での耐熱性が求められており、外装ケースに含まれるグラスファイバー等のフィラー量を制御するだけでは、外装ケースと充填樹脂との界面の剥離を抑制することができないおそれがあることが判明した。 なお、の問題は、ポリフェニレンサルファイド樹脂から構成される外装ケースに限らず、その他の樹脂や金属等から構成される外装ケースを備えるフィルムコンデンサに共通する問題である。 本発明は、の問題を解決するためになされたものであり、高温域で繰り返し使用しても外装ケースと充填樹脂との界面の剥離を抑制することができるフィルムコンデンサを提供することを目的とする。本発明はまた、該フィルムコンデンサ用の外装ケースを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明のフィルムコンデンサは、樹脂フィルムの表面に金属層が設けられた金属化フィルムを備えるコンデンサ素子と、コンデンサ素子を内部に収納する外装ケースと、コンデンサ素子と外装ケースとの間に充填された充填樹脂と、を備えるフィルムコンデンサであって、外装ケースは、充填樹脂が充填される側の内面の表面自由エネルギーが44mN/m以下である。
【発明の効果】
本発明によれば、高温域で繰り返し使用しても外装ケースと充填樹脂との界面の剥離を抑制することができるフィルムコンデンサを提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1(a)は、本発明の一フィルムコンデンサを模式的に示す断面図であり、図1(b)は、図1(a)に示すフィルムコンデンサのIb−Ib線断面図であり、図1(c)は、図1(a)に示すフィルムコンデンサのIc−Ic線断面図である。

【図2】図2(a)は、図1(a)に示すフィルムコンデンサを構成する外装ケースの一例を模式的に示す正面図であり、図2(b)は、図2(a)に示す外装ケースの側面図である。

【図3】図3(a)は、本発明のフィルムコンデンサを構成するコンデンサ素子の一例を模式的に示す斜視図であり、図3(b)は、図3(a)に示すコンデンサ素子のIIIb−IIIb線断面図である。

【図4】図4は、図3(a)及び図3(b)に示すコンデンサ素子を構成する金属化フィルムの巻回体の一例を模式的に示す斜視図である。

【図5】図5は、図3(a)及び図3(b)に示すコンデンサ素子を構成する金属化フィルムの巻回体の別の一例を模式的に示す斜視図である。

【図6】図6(a)及び図6(b)は、コンデンサ試料の寸法を示す断面図である。

【図7】図7(a)及び図7(b)は、コンデンサ試料の寸法を示す外観図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 フィルムコンデンサ   10 コンデンサ素子   11 第1の金属化フィルム   12 第2の金属化フィルム   13 第1の樹脂フィルム   14 第2の樹脂フィルム   15 第1の金属層   16 第2の金属層   20 外装ケース   21 第1の側壁   22 第2の側壁   23 第3の側壁   24 第4の側壁   25 凹部   26 テーパー部   30 充填樹脂   40,40a 金属化フィルムの巻回体   41 第1の外部電極   42 第2の外部電極   51 第1のリード端子   52 第2のリード端子   60 第1のリブ   70 第2のリブ

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