技術分野
工作機械
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
特許文献1に記載の測定ユニット101は、レンズユニット176に向けて気体が吐出されないため、何らかの原因でレンズユニット176に異物が付着すると、付着した異物を取り除くことは困難である。つまり、被工作物の加工領域及び周囲の鮮明な画像を得ることができない可能性がある。
また、特許文献2に記載の方法では、切削加工中、開口部274が遮蔽されるため、撮影することができない。しかも、何らかの原因で撮像手段270の対物レンズに異物が付着すると、付着した異物を取り除くことは困難である。つまり、被工作物の加工領域及び周囲の鮮明な画像を得ることができない可能性がある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、撮影手段を備えて、飛翔した異物やミスト等により、撮影手段に異物が付着したりする場合がある環境内であっても、加工時、非加工時にかかわらず、より鮮明な画像を得ることができる工作機械を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するため、第1の発明は、仕切り部材で周囲を囲まれた加工室に配置されている工作機械において、加工対象物を加工する加工工具と、前記加工工具と前記加工対象物が接触する個所である加工個所、又は、加工室内の所定個所、を撮影可能な位置となる前記加工室における壁又は前記加工工具の周囲に設けられた撮影手段と、前記加工個所と前記撮影手段との間になる位置に前記加工個所の側の窓表面に表面処理が施され・・・ 続きを
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【発明の効果】
第1の発明によれば、撮影手段において、少なくともレンズが覆い部に覆われているため、切粉や加工液等の異物はレンズに付着しない。また、覆い部に設けられた透明窓部は、加工個所の側の窓表面に表面処理が施されており、かつ撮影の開始直前又は撮影中において表面洗浄手段から流体が供給されて洗浄されるため、異物が付着しない。これにより、飛翔した異物やミスト等により、撮影手段に異物が付着したりする場合がある環境内であっても、加工時、非加工時にかかわらず、加工個所又は加工室内の所定個所のより鮮明な画像を得ることができる。
第2の発明によれば、窓表面における表面処理は、撥水性又は親水性又は撥油性のいずれか1つである。これにより、撥水性又は撥油性の表面処理の場合、水性の加工液又は油性の加工液等が透明窓部の窓表面に弾かれ表面洗浄手段で洗浄されるため、加工液等が窓表面に付着することなく、より鮮明な画像を得ることができる。また、親水性の表面処理の場合、窓表面に付着した水性の加工液は、親水性の表面処理と表面洗浄手段により、窓表面に拡散し易く水玉状になりにくいため、より鮮明な画像を得ることができる。
第3の発明によれば、透明窓部を含む窓表面に対して上方又は側方から窓表面に沿って流れるように表面洗浄手段の吐出口から流体を供給できる。窓表面に沿って供給された流体は、窓表面に異物が付着することを防止するとともに、窓表面に付着した異物を窓表面から取り除くことができる。
第4の発明によれば、窓表面における水平方向又は垂直方向に全体に流体を供給できる。これにより、窓表面全体を洗浄して、窓表面全体に異物が付着することを防止できる。
第5の発明によれば、制御手段は、透明窓部の洗浄が必要と判定した際、撮影の開始直前又は撮影中において、表面洗浄手段を制御して流体を供給する。また、制御手段は、洗浄が不要と判定した際、及び撮影停止中は表面洗浄手段を停止する。つまり、制御手段は、洗浄が必要な場合のみ表面洗浄手段を制御して流体を供給できる。従って、加工液を節約できるとともに、必要な場合のみ洗浄するため加工全体に要する時間を短縮でき、より利便性が高い。
第6の発明によれば、撮影手段において、レンズ表面は、表面処理が施されており、かつ撮影の開始直前又は撮影中において表面洗浄手段から流体がレンズ表面に供給されて洗浄されるため異物が付着しない。これにより、よりシンプルな構造で、飛翔した異物やミスト等により、撮影手段に異物が付着したりする場合がある環境内であっても、加工時、非加工時にかかわらず、加工個所又は加工室内の所定個所のより鮮明な画像を得ることができる。
第7の発明によれば、レンズ表面における表面処理は、撥水性又は親水性又は撥油性のいずれか1つである。これにより、撥水性又は撥油性の表面処理の場合、水性の加工液又は油性の加工液等がレンズ表面に弾かれ表面洗浄手段で洗浄されるため、加工液等がレンズ表面に付着することなく、より鮮明な画像を得ることができる。また、親水性の表面処理の場合、レンズ表面に付着した水性の加工液は、親水性の表面処理と表面洗浄手段により、レンズ表面に拡散し易く水玉状になりにくいため、より鮮明な画像を得ることができる。
第8の発明によれば、レンズ表面に対して上方又は側方から窓表面に沿って流れるように表面洗浄手段の吐出口から流体を供給できる。レンズ表面に沿って供給された流体は、レンズ表面に異物が付着することを防止するとともに、レンズ表面に付着した異物をレンズ表面から取り除くことができる。
第9の発明によれば、レンズ表面における水平方向又は垂直方向に全体に流体を供給できる。これにより、レンズ表面を洗浄して、レンズ表面全体に異物が付着することを防止できる。
第10の発明によれば、制御手段は、レンズ表面の洗浄が必要と判定した際、撮影の開始直前又は撮影中において、表面洗浄手段を制御して流体を供給する。また、制御手段は、洗浄が不要と判定した際、及び撮影停止中は表面洗浄手段を停止する。つまり、制御手段は、洗浄が必要な場合のみ表面洗浄手段を制御して流体を供給できる。従って、加工液を節約できるとともに、必要な場合のみ洗浄するため加工全体に要する時間を短縮でき、より利便性が高い。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 第1の実施の形態を適用した主軸チルトタイプ工作機械1Aの全体の概要を説明する斜視図である。
【図2】 第1の実施の形態を適用した主軸チルトタイプ工作機械1Aの主軸60に仰角θu、俯角θdを付与するように旋回させる様子を説明する図である。
【図3】 第1の実施の形態の覆い部及び透明窓部の構成及び機能を説明する側面図である。
【図4】 基準(基準物)の例を説明する斜視図である。
【図5】 複数のノズル(吐出口)による透明窓部の洗浄を説明する斜視図である。
【図6】 透明窓部の幅と同じ幅の吐出幅を有するノズルによる透明窓部の洗浄を説明する斜視図である。
【図7】 第2実施の形態を適用した主軸チルトタイプ工作機械1Bの全体の概要を説明する斜視図である。
【図8】 第2の実施の形態の覆い部及び透明窓部の構成及び機能を説明する側面図である。
【図9】 特許文献1に記載の画像取得装置の全体構成を説明する図である。
【図10】 特許文献1に記載のレンズフード(覆い部)の構成及び機能を説明する概略図である。
【図11】 特許文献2に記載の撮像手段(撮影手段)を覆う筐体(加工室)の構成を説明する斜視図である。
1A、1B 主軸チルトタイプ工作機械(工作機械)
5 加工室
10 ベース
11 案内溝
20 コラム
21 案内溝
30 スライドレール
40 サドル
50 ワークテーブル
60 主軸
70A、70B カメラ(撮影手段)
72A、72B 覆い部
74A、74B 透明窓部
74SA、74SB 窓表面
76A、76B レンズ
80 コントロールパネル(制御手段)
90A、90B 表面洗浄手段
92A、92B、92C、92D ノズル(吐出口)
94 ポンプ
96 ノズル
98A、98B パイプ
101 測定ユニット
105 メイン筐体
110 連通孔
170 CCDカメラ
172 レンズフード
174 内空間
176 レンズユニット
192A、192B、192C、192D 直通気路
193A、193B、193C、193D 開口孔
194 バルブ
198A、198B、198C、198D 傾斜通気路
205 筐体
210 隙間
242 エアーシリンダー
270 撮像手段(撮影手段)
273 遮蔽手段
274 開口部
280 制御手段
290 エアー源
292 エアー供給手段
296 エアー吸入口
AOX 光軸
AR1、AR2 空気の流れ
R 加工液(流体)
ST 基準(基準物)
T 加工工具
XC 工具回転軸
YC 主軸旋回軸
ZC ワーク旋回軸
W ワーク
θa 旋回角度範囲
θd 俯角
θu 仰角
W1 吐出幅
W2 窓表面幅
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