技術分野
暖房システムに関し、特に、暖房機の熱を利用して、同階の室内全体を暖房する暖房システム
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
特許文献1に記載の床下暖房システムでは、上述のように、ペレットストーブの燃焼時の排気管からの排熱の一部を、床下のコンクリートスラブに蓄積し、排熱の残りの部分を排出管から室外に排出するようになっている。
また、特許文献2に記載の床暖房装置では、上述のように、基礎コンクリート内の空気ダクトに送風機を接続し、薪ストーブ温風生成ユニット内の空気を床下内に循環させる。居室は、薪ストーブと基礎コンクリートより放熱される熱とにより、暖められるようになっている。
しかしながら、特許文献1に記載の床下暖房システム及び特許文献2に記載の床暖房装置では、ペレットストーブの排気管からの排熱の一部が、床下の暖房に利用されているだけであり、排熱の残りの部分は使用されずに、屋外に排出されている。
そのため、ペレットストーブの排熱利用において、ペレットストーブの排気管からの排熱の残りの部分を床下の暖房に利用することが考えられるが、例えば、住宅のLDKのような居室を対象とした主暖房としては、排気管からの排熱だけでは、熱量が不足する、という問題があった。
また、既存の排気管から熱を回収するためには、排気管を床下に施工する必要があり、構造が複雑である。また、排気管の清掃等、通常のペレットストーブの構成よりメンテナンスに手間がかかる、といった問題がある。
そこで、発明者等は、ペレットストーブ等の暖房機の構成を変えることなく、暖房機からの排熱ではなく、暖房機から回収可能な熱量の大半を、床下空間に供給可能なシステムとすることで、例えば、住宅の居室を含む同階の部屋全体を、暖房可能な暖房システムを構築することを検討した。
本発明は、斯かる実情に鑑み、簡単な構成で、暖房機から回収可能な熱量の大半を、床下空間に供給可能であり、住宅の居室を含む同階の部屋全体を、暖房可能な暖房システムを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明に係る暖房システムは、居室に配置される開閉可能な仕切り材と、前記居室の外壁と前記仕切り材とで囲まれた仕切り空間に配置された暖房機と、前記仕切り空間の床に開閉可能に設けられ、開状態の際、前記仕切り空間の暖気を床下空間に送り出すための開閉部材と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
以上のように、本発明の暖房システムによれば、簡単な構成で、暖房機から回収可能な熱量の大半を、床下空間に供給可能であり、住宅の居室を含む同階の部屋全体を、暖房することができる、といった優れた効果を奏し得る。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の一暖房システムを、一般的な住宅に用いた状態を示す平面図である。
【図2】図1の住宅のリビングにおいて、リビングの角部に配置された暖房システムの構成を示す平面図である。
【図3】本発明の一暖房システムの仕切り材が開閉している状態を示す図であって、(a)は、仕切り材が開いている状態を示す図、(b)は、仕切り材が閉じている状態を示す図である。
【図4】本発明の一暖房システムを用いて、住宅の同階の室内全体を暖房する際のフローチャートを示す図である。
【図5】本発明の一仕切り材が開状態で、暖気が居室に流れる状態を示す図である。
【図6】本発明の一仕切り材が閉状態で、暖気が、居室から床下空間、居室に隣接する非居室、天井空間に流れる状態を示す図である。
10 玄関、10a 玄関スペース、10b 扉、11 ホール、12 和室、12a 畳スペース、12b 床の間、12c 押入れ、13 台所、13a 流し台、13b 作業台、13c 加熱調理器、13d 冷蔵庫、14 洗面室、14a 扉,14b 物入れ、14c 洗面台、14d 洗濯機、15 浴室、15a 浴槽、15b 共通の壁、16 トイレ、16a 扉、16b 共通の壁、17 階段、18 階段下収納、19 居室(リビング)、19a リビングスペース、19b ダイニングスペース、20 テーブル、21 ソファー、22 テーブル、23 椅子、30 暖房システム、31 仕切り材、31a 第一の部材、31b 第二の部材、31c 温度感知型の開閉機構、32 仕切り空間、33 暖房機、床 34、35 床下空間、36 開閉部材、36a 温度感知型の開閉機構、37 ファン、38 非居室空間、39 天井空間、40 天井、A 暖気、前面S、外壁W,W、100 住宅。
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