特許6961202IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

植物細胞に遺伝子を導入するためのDNAとタンパク質の複合体

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

植物細胞側の防御反応によりアグロバクテリウムが感染しにくい植物種や、そもそもアグロバクテリウムが感染できない植物種では、遺伝子の導入効率が悪い、または遺伝子導入自体ができないという問題点が存在する。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは課題を解決するために鋭意研究を重ね、T−DNA複合体を形成するVirD2タンパク質、VirE2タンパク質のいずれかまたは両方に細胞膜透過ペプチド(CPP)を融合させることにより、アグロバクテリウムの感染を要することなく所望の遺伝子を植物細胞に直接導入できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【発明の効果】
本発明によれば、アグロバクテリウムの感染を要することなく所望の遺伝子を植物細胞に直接導入できる。したがって、植物細胞側の防御反応によりアグロバクテリウムが感染しにくい植物種や、そもそもアグロバクテリウムが感染できない植物種に対して、効率良く遺伝子を導入できる。すなわち、本発明の複合体を用いれば、所望の遺伝子を幅広い植物種に効率よく迅速に導入することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明の複合体の製造に用いたプラスミドの模式図である。Aはプラスミド#1、Bはプラスミド#2、Cはこれらのプラスミドを導入したアグロバクテリウム菌体内での複合体の生成を示す。図中、H0〜H20はヒスチジン残基0個〜20個のCPP(ポリヒスチジン)を意味する。

【図2】図2は、アガロースゲル電気泳動による本発明により得られた複合体の同定結果を示す写真である。

【図3】図3は、様々な長さのポリヒスチジンを融合させた本発明の複合体(レポーター遺伝子としてルシフェラーゼを用いた)を植物細胞に導入して、植物細胞中のルシフェラーゼ活性を測定した結果を示すグラフである。VirD2−HnはVirD2タンパク質にヒスチジン残基n個からなるポリヒスチジンが融合していることを示す。VirE2−HnはVirE2タンパク質にヒスチジン残基n個からなるポリヒスチジンが融合していることを示す。縦軸はルシフェラーゼ活性を示す。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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