技術分野
既設コンクリート躯体に、後付で鉄筋を取り付ける技術
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、目荒し状態を事後確認することなく、十分な付着強度が得られる目荒し処理技術を開発することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、目荒し状態がばらつきなく十分な付着強度が得られる小さな凹凸の目荒し方法を開発することにより実現した。
本発明の主な構成は次のとおりである。
1.コアドリルで削孔する工程、削孔された孔壁を目荒装置で目荒しする工程、充填材を孔内に充填し、定着筋を孔に挿入し、充填材を養生する工程と、を備えた、既設コンクリート躯体に鉄筋を定着する方法であって、
目荒しする工程は、目荒装置の目荒し工・・・ 続きを
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【発明の効果】
1.目荒し状態がばらつきなく十分な付着強度が得られる小さな凹凸の目荒し方法を開発して、目荒し状態を事後確認することなく、十分な付着強度が得られる目荒し処理技術を開発することができた。
2.コアドリルで削孔し、削孔した孔を目荒装置で目荒しする際に、目荒し工具の回転速度と孔内の移動速度を制御して管理することにより、一定の凹凸の目荒し状態に仕上げることにより、孔壁面と充填材との付着強度を確保したものである。
3.目荒し工具の回転制御とインバータによる目荒し工具の送り制御を行うことにより、目荒し状態の品質を一定にする目荒装置を実現した。
4.目荒しチップをバネ圧で押し出すことにより、小さな凹凸の目荒しができる目荒し工具を開発した。
コアドリルで削孔するので静かな作業であり、バネ圧で押しつけるので均一な壁面押圧によって、既設コンクリートの硬さに応じて一定の目荒しができる。また、コンクリートの硬い骨材部分では、チップは引っ込み、目荒し工具の破損や摩耗を低減できる。
5.コアドリルと目荒し工具の外径をほぼ一致させることにより削孔装置のコアドリルを目荒し工具に差し替えることができ、改めて芯だしすることなく、目荒しする装置とすることができる。
6.本発明の目荒し方法及び目荒装置を用いることにより、既設のコンクリート躯体に設ける後付け鉄筋は、設計強度を十分にクリアする付着強度を発揮できる。設計強度は、新設コンクリート部材と定着筋が分離しない強度に設定するので、本発明による後付け鉄筋と孔壁面との付着強度は、新設の定着筋の固定強度と同程度を実現している。
ビルやトンネルなど大型のコンクリート構造物の補強に用いられるコンクリートに埋設する異形棒鋼の例は、径10mm以上で定着長は、必要付着強度で決定される。この後付け鉄筋は、既設コンクリート躯体の壁面や梁、柱、床などに多数設けられるので、目荒し処理の仕上がり状況を一つ一つ確認するために計測することは、人手がかかり、不良の場合は再度目荒し処理することになると更に手間がかかる。
本発明は、目荒し処理を標準化することができるので、品質確認のための作業が不要となり、施工手順を省略化することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 工程図
【図2】 目荒装置の例を示す図
【図3】 目荒装置の要部拡大図
【図4】 目荒し工具とコアビットの例を示す図
【図5】 目荒しの有無の比較図
【図6】 目荒し処理の概略図
【図7】 孔壁粗さの確認方法の概略を示す図
【図8】 目荒しの状態計測例を示す図
【図9】 目荒し粗さ測定例を示す図
【図10】 目荒し状態図
【図11】 目荒し送り制御と目荒し長の確認試験結果を示す図
【図12】 孔壁定着強度(引き抜き強度)試験結果を示す図
1 目荒装置
2 目荒し工具
25 コアドリル
26 充填材
3 高周波モータ
4 自動送り用モータ
5 目荒しビット
51 目荒しチップ
55 コアビット
6 支柱
61 ベース基台
62 アンカーボルト
63 高さ調整ねじ
7 スライドブロック
71 ハンドル
8 自動送り用モータ制御機能付きインバータ
9 試験体
10 定着鉄筋
100 既設コンクリート躯体
105 孔
110 目荒し孔
111 コア
113 切断
114 切断コア
115 目荒し処理された孔壁
116 水処理バット
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