技術分野
熱伝導性シート、及びその製造方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
本発明は、それぞれがシリコーン樹脂と熱伝導性充填材とを含む複数の単位層を備え、かつ前記複数の単位層が互いに接着するように積層される熱伝導性シートであって、前記シリコーン樹脂の体積含有率が32体積%以下であり、前記複数の単位層が互いに接着する接着面に対して垂直方向から30%圧縮したときの、シート面積25.4mm×25.4mmにおける圧縮荷重が7.0kgf以下の熱伝導性シートである。
本発明によれば、シリコーン樹脂をマトリクス成分として使用し、かつ単位層が多数積層されて構成される熱伝導性シートにおいて、従来よりも熱伝導率を向上させつつ、柔軟性を高くすることができる。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、近年、電子機器の高度化に伴い発熱量が増大しており、優れた放熱性を必要とする観点から、従来よりもより熱伝導率の高い熱伝導性シートが求められている。熱伝導率を向上させる観点から、熱伝導性シート中の熱伝導性充填材の含有量を増加させる(すなわち、マトリクスとなる樹脂の含有量を減少させる)ことが考えられる。また、樹脂としてシリコーン樹脂を用いることで、柔軟な熱伝導性シートとすることができる。ところが、樹脂としてシリコーン樹脂を採用すると、溶剤を添加したシリコーン樹脂に熱伝導性充填材を高充填した組成物(コンパウンド)から熱伝導性シートを製造することが困難であり、結果として高熱伝導率の熱伝導性シートが得られないという問題がある。
また、揮発性溶媒などを使用して、シリコーン樹脂に熱伝導性充填材を高充填させた組成物を得ることも考えられるが、揮発性溶媒の影響により、1次シートの積層が困難であったり、あるいはシートが硬くなり、柔軟性が損なわれるなどの問題が生じる場合があった。
そこで、本発明は、シリコーン樹脂をマトリクス成分として使用し、かつ単位層が多数積層されて構成される熱伝導性シートにおいて、従来よりも熱伝導率を向上させつつ、柔軟性を高くすることを課題とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者は、鋭意検討の結果、以下の構成を有することで課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、以下の[1]〜[11]を提供する。
[1]それぞれがシリコーン樹脂と熱伝導性充填材とを含む複数の単位層を備え、かつ前記複数の単位層が互いに接着するように積層される熱伝導性シートであって、前記シリコーン樹脂の体積含有率が32体積%以下であり、前記複数の単位層が互いに接着・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、シリコーン樹脂をマトリクス成分として使用し、かつ単位層が複数積層されて構成される熱伝導性シートにおいて、従来よりも熱伝導率を向上させつつ、柔軟性を高くすることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 第1の実施形態の熱伝導性シートを示す模式的な断面図である。
【図2】 熱伝導性シートの製造方法の一例を示す模式的な斜視図である。
【図3】 第2の実施形態の熱伝導性シートを示す模式的な断面図である。
10、30 熱伝導性シート
10A、21A 一方の面
10B、21B 他方の面
11 シリコーン樹脂
13、33 単位層
14、34 異方性充填材
15 非異方性充填材
18 刃物
21 1次シート
22 積層ブロック
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