特許6980375IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

核酸増幅効率及び検出感度を向上させ、効果的な核酸増幅を行うことができる組成物及び核酸増幅法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

核酸増幅法において、核酸増幅効率及び検出感度を向上させる核酸増幅方法の検討が進められてきた。しかしながら、従来の検討は、安定性を低下させるものや、DNAポリメラーゼを阻害するもの、操作が煩雑で時間を要するもの、いずれも使用に際し短所を有するものであった。 そこで、本発明は、核酸増幅試薬として、(1)操作が煩雑でないこと、(2)核酸増幅効率を向上させ、高感度な検出ができること、かつ、(3)操作が簡便でコンタミネーションのリスクが低いこと、を満たす組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、課題に鑑み、鋭意研究の結果、テトラメチルアンモニウム塩、特に酢酸テトラメチルアンモニウム、塩化テトラメチルアンモニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物に、テトラメチルアンモニウム塩に耐性があり阻害を受けにくいDNAポリメラーゼを共存させて核酸増幅を行うと、増幅効率を向上させ、高感度な検出が可能であることを見出した。そして、この知見をもとに、酵素に対する阻害作用がなく・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明により、核酸増幅効率及び感度を向上させることができる。本発明の方法は、特に取り扱いに注意が必要な試薬を用いることなく、また試料やターゲットの種類に依存することもなく、簡便に核酸を増幅させることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】cDNA合成試薬でcDNAを合成し、酢酸テトラメチルアンモニウムの濃度を0mMから160mMまで添加した時の感度を、リアルタイムPCRにおいて検討した。AはCt値をまとめたものであり、Bは増幅曲線である。

【図2】酢酸テトラメチルアンモニウムの濃度を0mMから170mMまで添加したときの感度を、リアルタイムRT−PCRにおいて検討し、Ct値をまとめたものである。なお、表中の黒塗りはCt値が測定不可(N.D.)を示す。

【図3】酢酸テトラメチルアンモニウムの濃度を180mMから200mMまで添加したときの感度を、リアルタイムRT−PCRにおいて検討し、Ct値をまとめたものである。なお、表中の黒塗りはCt値が測定不可(N.D.)を示す。

【図4】酢酸テトラメチルアンモニウムの濃度を0mMから200mMまで添加したときの感度を、リアルタイムRT−PCRにおいて検討し、縦軸にCt値、横軸に全量RNAの対数値をとってグラフ化した図である。

【図5】酢酸テトラメチルアンモニウムを含むバッファー及び含まないバッファーを調製した。各々のバッファーでリアルタイムRT−PCRを実施し、縦軸にCt値、横軸にRNAの対数値をとりグラフ化した図である。

【図6】酢酸テトラメチルアンモニウムを含むバッファー及び含まないバッファーを調製した。各々のバッファーでリアルタイムRT−PCRを実施した時の増幅曲線である。Aは酢酸テトラメチルアンモニウムを含まないバッファー、Bは酢酸テトラメチルアンモニウムを含むバッファーである。

【図7】酢酸テトラメチルアンモニウムを含むバッファー及び含まないバッファーを調製した。調製したバッファーで、Tth DNAポリメラーゼ及びTaq DNAポリメラーゼでリアルタイムRT−PCRを実施し、縦軸にCt値、横軸にRNAの対数値をとりグラフ化した図である。

【図8】酢酸テトラメチルアンモニウムを含むバッファー及び含まないバッファーを調製した。調製したバッファーで、Tth DNAポリメラーゼ及びTaq DNAポリメラーゼでリアルタイムRT−PCRを実施した時の増幅曲線である。AはTth DNAポリメラーゼを使用した時、BはTaq DNAポリメラーゼを使用した時の図である。

【図9】酢酸テトラメチルアンモニウム及び塩化テトラメチルアンモニウムを添加したバッファーを調製した。調製した各々のバッファーでリアルタイムRT−PCRを実施し、縦軸にCt値、横軸にRNAの対数値を取りグラフ化した図である。

【図10】酢酸テトラメチルアンモニウム及び塩化テトラメチルアンモニウムを添加したバッファーを調製した。調製したバッファー及びリアルタイムRT−PCRを実施した時の増幅曲線である。Aは酢酸テトラメチルアンモニウムを使用した時、Bは塩化テトラメチルアンモニウムを使用した時の図である。

【図11】テトラメチルアンモニウム塩に耐性があるか否かを、PCRの反応系に酢酸テトラメチルアンモニウムを追添し確認した図である。

【図12】酢酸テトラメチルアンモニウムを含むバッファー及び含まないバッファーを調製した。調製したバッファーを用い、Taq DNAポリメラーゼ及び、Taq DNAポリメラーゼ変異体で血液からリアルタイムPCRを実施した時の増幅曲線、およびCt値である。

【図13】Tth DNAポリメラーゼとZ05 DNAポリメラーゼのアミノ酸配列同一性を確認した図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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