技術分野
特定のダイマージオールを共重合した共重合ポリエステルを用いた積層ポリエステルフィルムおよび磁気記録媒体
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、特許文献1は4、4´−(アルキレンジオキシ)ビス安息香酸成分は非常に複雑な構造で原料の入手が困難であり、特許文献2の方法では4種類もの原料による共重合であること製造が非常に複雑であった。また、4成分からなるポリエステルであるため、長手方向の110℃時のフィルム伸び率が大きく、磁気層やバックコート層を塗布する際にトラフが生じ、塗り斑の原因になってしまう。
そのため、本発明の目的は、より簡便に寸法安定性、特に温度や湿度といった環境変化に対する寸法安定性に優れ、長手方向の110℃時のフィルム伸び率が小さいポリエステルフィルムを提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
ポリエステルフィルムにおいて、湿度膨張係数と温度膨張係数はともにヤング率と非常に密接な関係にあり、ヤング率が高いほど一般的に低くなる。しかしながら、ヤング率はいくらでも高められるというわけではなく、製膜性や直交する方向のヤング率確保の点から自ずと限界がある。そのため、同じヤング率なら温度や湿度に対するより低い膨張係数をもつフィルムが得られないか鋭意研究したところ、前述のポリエチレン−1,2−・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、より簡便に寸法安定性、特に温度や湿度といった環境変化に対する寸法安定性に優れ、巻取り性などにも優れた積層ポリエステルフィルムを提供することができる。さらに本発明によれば、フィルムの長手方向における110℃でのフィルム伸び率と、フィルムの幅方向におけるカールも抑制された、特に塗布工程での塗り斑が起こりにくい、積層ポリエステルフィルムを提供することもできる。
したがって、本発明によれば、湿度と温度による影響も加味した高度の寸法安定性が求められる用途、特に高密度磁気記録媒体のベースフィルムに適したフィルムが提供される。そして、本発明のフィルムを用いれば、優れた寸法安定性を有する高密度磁気記録媒体なども提供できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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