一般に製品コストは製品の開発初期における企画や設計段階にその大部分が決定されることが多く、製品の開発初期における製品コストの評価は非常に重要である。尚、製品コストには、例えば、総原価、総原価を構成する製造原価、販売費、一般管理費、製造原価を構成する材料費や加工費等がある。
製品の開発初期においては、品質機能展開(Quality Function Development)やバリューエンジニアリング(Value Engineering)等の手法によりコスト低減対象となる材料や
工程が選定され、目標コストの達成に向けて設計が進められる。
一方、コスト低減対象として選定された材料や工程について対策するだけでは部分最適な対策に陥ることがあり、目標コストを達成できないことがある。例えば、コスト低減対象として選定されている材料や工程が設計変更等により変更されると、その材料や工程自体のコストは低減することができても、製品仕様の一部を満足することができなくなり、他の材料や工程において追加の対策が必要になり、それにより開発期間の増加や追加費用が発生して製品コストが上昇することがある。従って、製品コストを最小にするための材料や工程の設計パラメータの決定に際しては、設計パラメータ間の相互の関係を考慮して全体最適となるように対策する必要がある。
特許文献1では、製品機能及び設計パラメータ間の相互作用をモデル化し、製造ばらつきを考慮した設計パラメータの適性化処理を行うが、過去の履歴情報に無い新規な設計変更を検討する場合、設計者の知見によってモデル化をせざるを得ず、前述のような部分最適な対策に陥る可能性がある。
本発明はこうした背景に鑑みてなされたものであり、設計パラメータ間の相互の関係を考慮しつつ全体最適となるように製品コストを最小化する設計パラメータの決定を支援する、製品設計パラメータ決定支援装置、及び決定支援方法を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するための本発明の一つは、製品設計パラメータ決定支援装置であって、設計対象製品に関する情報を受け付ける情報受付部と、前記情報受付部が受け付けた、一つ以上の材料及び一つ以上の工程の少なくともいずれかの設計パラメータとコスト情報とに基づき材料や工程のコストを求め、求めた前記コストの総和を求めることにより製品コストを求める製品コスト算出部と、前記情報受付部が受け付けた、前記設計パラメ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る