特許6984649IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

電子デバイス作製用組成物、電子デバイス作製用組成物の製造方法、有機薄膜及び有機薄膜の製造方法に関し、特に、有機エレクトロニクス素子などの電子デバイスの作製時に、利用できる溶媒の選択範囲が限られることなく、耐溶媒性に優れ、素子性能にも影響を与えずに、積層された薄膜を有する電子デバイスを製造することを可能とした電子デバイス作製用組成物等

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、問題・状況に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、電子デバイスの作製時に利用できる溶媒の選択範囲が限られることなく、耐溶媒性に優れ、素子性能にも影響を与えずに、積層された薄膜を有する電子デバイスを製造することを可能とした電子デバイス作製用組成物及びその製造方法、当該電子デバイス作製用組成物を含有した有機薄膜及びその製造方法を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、課題を解決すべく、問題の原因等について検討する過程において、複数積層された有機薄膜を形成する場合、先に形成された有機薄膜に、続いてその上部に塗布される溶液に対する耐溶媒性を付与することが解決方法の一つだと考えた。そこで、少量の添加で効果的に溶液(組成物)の特性を変化させることができるセルロースナノファイバー(CNF)に着目した。 CNFの特性の一つであるチクソ性によっ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の手段により、耐溶媒性に優れ、溶媒の選択範囲が広がり、素子性能に影響を与えることもなく、積層された薄膜を有する電子デバイスを製造することを可能とした電子デバイス作製用組成物及びその製造方法、当該電子デバイス作製用組成物を含有した有機薄膜及びその製造方法を提供することができる。
本発明の効果の発現機構又は作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
セルロースナノファイバーを含有することで、チクソ性などの他の増粘剤では見られない特殊な効果によって、少量の添加で効果的に増粘効果を発現することができる。すなわち、ナノファイバー同士の水素結合などを介した部分的な結合によって、セルロースナノファイバーのクラスターが形成されることにより、耐溶媒性が向上する。その結果、溶媒の選択範囲が狭まることなく、有機薄膜の積層が可能となり、また、溶媒としてポリマー材料等を使用する必要もないことから、素子性能に影響を与えることもない。さらに、セルロースナノファイバーは電気的にも不活性であることから、素子性能への影響が小さい。
また、セルロースナノファイバーは、膜成分の結晶化を抑制し、層を分断化する効果(異物混入効果)を発現することにより、有機薄膜の状態をアモルファス化する作用効果を有すると推察される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】有機EL素子から構成される表示装置の一例を示した模式図

【図2】表示部Aの模式図

【図3】画素の回路を示した概略図

【図4】パッシブマトリクス方式フルカラー表示装置の模式図

【図5】バルクヘテロジャンクション型の有機光電変換素子からなる太陽電池を示す断面図

【図6】タンデム型のバルクヘテロジャンクション層を備える有機光電変換素子からなる太陽電池を示す断面図

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

41 ディスプレイ   53 画素   55 走査線   56 データ線   60 有機EL素子   61 スイッチングトランジスタ   62 駆動トランジスタ   63 コンデンサー   67 電源ライン   101 ガラス基板   102 ITO透明電極   103 隔壁   104 正孔注入層   105B、105G、105R 発光層   106 電子輸送層   107 陰極(Al)   200 バルクヘテロジャンクション型の有機光電変換素子   201 基板   202 透明電極(陽極)   203 対極(陰極)   204 光電変換部(バルクヘテロジャンクション層)   205 電荷再結合層   206 第2の光電変換部   207 正孔輸送層   208 電子輸送層   209 第1の光電変換部   A 表示部   B 制御部

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