特開2022-181965IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

電子部品が実装されたフレームをカバーで覆う構造の電子機器用筐体に係り、特にフレームの姿勢を変更することなく容易に組み立てることができるとともに、フレームを取り付ける底面板とカバーの結合構造が簡単かつ堅固である電子機器用筐体に関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】組み立てが容易で、底面板3とカバー8の結合構造が簡単、かつ、堅固な電子機器用筐体を提供する。
【解決手段】電子機器の組立工程において、カバー8を底面板3に取り付ける(a)。カバー8を底面板3に被せる(b)。底面板3に対してカバー8を装着方向Xに移動させる(c)。カバー8の第2長体部32は、底面板3の第1長体部22に対して面で接触しながら移動する。第2基部31が第1基部21に突き当たり、第2長体部32が屈曲部23に突き当たり、カバー8は底面板3に対して、この位置で確実に固定された状態となる(d)。
【効果】ねじ等を用いずに、カバー8を底面板3に位置決めして堅固に一体化でき、高いシールド性も得られる。
【選択図】図5

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

以上説明した従来の電子機器の製造工程又は電子機器用筐体の構造には、次のような問題があった。すなわち、工程5)で電子機器用筐体の本体となるカバー(巻胴)105を背面パネル103の側から差し込むように取り付ける作業を行なっていたが、そのために、前工程4)では正面パネル102が下方を向くように電子機器の姿勢を変える必要があった。電子機器は例えば数十キロもの重量があり、姿勢変更には相応の力が必要となるため、このような工程による電子機器の組み立てを行なえるのは、肉体的に力の強い作業者又は姿勢変更の為の機械を操作できる作業者に限られていた。また、この姿勢の変更に際しては、正面パネル103が作業台(又は地面)に直接接しないように電子機器を支える支持部品も必要であった。さらに、図1から明らかなように、カバー105を組み立てる工程5)では、電子機器の奥行き方向の長さの2倍の高さの作業空間が必要であった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1に記載された電子機器用筐体2は、 底面板3と、 前記底面板3に取り付けられ、電子部品7が実装されるフレーム4と、 前記フレーム4の正面に取り付けられる正面パネル5と、 前記フレーム4の背面に取り付けられる背面パネル6と、 前記フレーム4の両側面と上面を覆うカバー8と、 前記底面板3と前記カバー8の一方に設けられた第1係合部20,20aと、 前記底面板3と前・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1に記載された電子機器用筐体によれば、底面板を作業台の上に載置し、電子部品が実装されたフレームを底面板に取り付け、フレームの正面に正面パネルを取り付け、また背面に背面パネルを取り付け、さらにフレームの両側面と上面を覆うようにカバーを被せる。そして、正面パネル又は背面パネルに垂直な装着方向に沿ってカバーを移動させれば、第1係合部と第2係合部が接触しながら移動して互いに所定の位置関係で突き当たることにより、カバーは底面板に対して所期の位置で確実に固定される。このように、全体の姿勢を変えることなく、また移動させることもなく、電子機器又は電子機器用筐体の組み立てを容易に完了することができる。

請求項2に記載された電子機器用筐体によれば、請求項1に記載された電子機器用筐体による効果において、特に、フレームに被せたカバーを装着方向に沿って移動させると、第1長体部と第2長体部が接触しながら移動し、第1基部と第2基部が当接するとともに、第2長体部が屈曲部に当接することにより、カバーを底面板に対して所期の位置で確実に固定することができる。

請求項3に記載された電子機器用筐体によれば、請求項1に記載された電子機器用筐体による効果において、特に、底面板にカバーを被せて第1長体部が案内孔部に挿入された状態とし、さらにカバーを装着方向に沿って移動させると、案内孔部は第1長体部に接触しながら移動し、第1基部と第2基部が当接することにより、カバーを底面板に対して所期の位置で確実に固定することができる。

請求項4に記載された電子機器用筐体によれば、請求項1に記載された電子機器用筐体による効果において、特に、底面板にカバーを被せて第1長体部が案内溝部に挿入された状態とし、さらにカバーを装着方向に沿って移動させると、案内溝部が第1長体部に接触しながら移動し、第1基部と第2基部が当接することにより、カバーを底面板に対して所期の位置で確実に固定することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 実施形態の電子機器の組み立て工程を説明する模式図である。
【図2】 実施形態の電子機器用筐体を側面から見た外観斜視図である。
【図3】 分図(a)はカバーを外した実施形態の電子機器用筐体の斜視図であり、分図(b)は分図(a)中の指摘箇所を示した拡大斜視図であり、分図(c)は分図(b)に示す構成を異なる視点で表した斜視図である。
【図4】 分図(a)は実施形態の電子機器用筐体のカバーを示す斜視図であり、分図(b)は分図(a)中の指摘箇所を示した拡大斜視図であり、分図(c)は分図(b)に示す構成を異なる視点で表した斜視図である。
【図5】 実施形態の電子機器用筐体において、底面板にカバーを取り付ける際の係合部の係合動作を連続的に示す斜視図である。
【図6】 実施形態の電子機器用筐体において、底面板とカバーの係合構造を示す斜視図である。
【図7】 実施形態の電子機器用筐体において、底面板とカバーの係合構造の第1変形例を示す斜視図である。
【図8】 実施形態の電子機器用筐体において、底面板とカバーの係合構造の第2変形例を示す斜視図である。
【図9】 従来の電子機器の組み立て工程を説明する模式図である。

選択図 図5出願人が指定した本件の代表的な図

1…電子機器 2…電子機器用筐体(筐体) 3…底面板 4…フレームとしてのシャーシ 5…正面パネル 6…背面パネル 7…電子機器 8…カバー 20,20a…第1係合部 21…第1基部 22…第1長体部 23…屈曲部 30,30a,30b…第2係合部 31…第2基部 32…第2長体部 34…案内孔部 35…案内溝部

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