技術分野
スパイラル鉄筋を用いた継手部の配筋構造に関し、特に、隣接する一対のコンクリート版の間の継手部に配筋された継手部の配筋構造
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】必要な強度を確保できるように補強可能な継手部の配筋構造を、容易に施工できるようにする。
【解決手段】隣接する一対のコンクリート版20の間の継手部22のコンクリート打設空間に設けられる、スパイラル鉄筋10を用いた継手部の配筋構造15であって、スパイラル鉄筋10は、一本の鉄筋を曲折加工することによって、矩形状の正面形状を有する単位スパイラル鉄筋11を、所定のピッチで複数連続させたスパイラル形状を備えている。ループ状の継手鉄筋21は、継手部22の長さ方向Xに千鳥状に交互に配筋されている。スパイラル鉄筋10は、仮想の基面Pに配置された単位スパイラル鉄筋11の3辺部分11a,11b,11cを、ループ状の継手鉄筋21の間隔部分に配設すると共に、他方の長辺部分による斜め連結筋11dを上部鉄筋21aと交差するように配設した状態で、継手部22に配筋される。
【選択図】図4
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、特許文献1のプレキャスト床版の継手部構造では、螺旋鉄筋(スパイラル鉄筋)は、中心軸に対する螺旋の角度が一定となっていると共に、当該スパイラル鉄筋を軸方向(長さ方向)外側から視た際に、円形の正面形状を有していることから、継手部に配筋する際の現場での位置決めに手間がかかると共に、当該スパイラル鉄筋によるコンクリートの拘束効果が及ぶ範囲は、互い違いに配置された、継手鉄筋として例えばループ継手筋が重なる好ましくは環状部分の内側の円形領域に制限されることになるため、ループ継手筋が重なる例えば環状部分の外側に配筋される直線状の連結主筋は、省略することができなくなっている。スパイラル鉄筋を用いてプレキャスト床版の継手部を形成する際に、必要な強度を確保できるように補強可能な継手部の配筋構造を、容易に施工できることが望ましい。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、隣接する一対のコンクリート版の間の継手部のコンクリート打設空間に設けられる、スパイラル鉄筋を用いた継手部の配筋構造であって、前記スパイラル鉄筋は、一本の鉄筋を曲折加工することによって、矩形状の正面形状を有する複数の単位スパイラル鉄筋を、スパイラルの軸方向に所定のピッチで連続させたスパイラル形状を備えており、且つ連続する各々の前記単位スパイラル鉄筋は、矩形状の正面形状の左右一対の短辺・・・ 続きを
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発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明のスパイラル鉄筋を用いた継手部の配筋構造によれば、隣接する一対のコンクリート版の間の継手部に、スパイラル鉄筋をスムーズに位置決めして配筋することを可能にすると共に、コンクリートの拘束効果が及ぶ範囲を広げることで、継手鉄筋を互いに連結する直線状の連結主筋を省略すること可能にし、且つスパイラル鉄筋を用いてプレキャスト床版の継手部を形成する際に、必要な強度を確保できるように補強可能な継手部の配筋構造を、容易に施工することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
本発明の好ましい一継手部の配筋構造で使用されるスパイラル鉄筋の斜視図である。
【図2】
(a)は図1をZ方向から視た上面図、(b)は図1をY方向から視た側面図である。
【図3】
図1をスパイラルの軸方向であるX方向から視た正面図である。
【図4】
(a)~(c)は、本発明の好ましい一スパイラル鉄筋を用いた継手部の配筋構造を説明する斜視図である。
【図5】
(a)は、コンクリート版の端面から各々突出する継手鉄筋を説明する要部断面図、(b)は、(a)の継手鉄筋による配筋構造を説明する要部断面図である。
【図6】
(a)は、コンクリート版の端面から各々突出する他の継手鉄筋を説明する要部断面図、(b)は、(a)の他の継手鉄筋による配筋構造を説明する要部断面図である。
【図7】
(a)~(c)は、本発明の好ましい一継手部の配筋構造において、使用されるスパイラル鉄筋を継手鉄筋に結束した状態を説明する略示平面図である。
【図8】
連設して設置された複数のプレキャストPC床版による継手部を説明する略示斜視図である。
10 スパイラル鉄筋
11 単位スパイラル鉄筋
11a,11b 短辺部分(垂直辺部分)
11c 一方の長辺部分(水平辺部分)
11d 斜め連結筋(一方の長辺部分、水平辺部分)
12 結束線
15,15’ 配筋構造
20 プレキャストPC床版
20a 端面
21 ループ状の継手鉄筋
21’ 継手鉄筋
21a 上部鉄筋
21b 下部鉄筋
21c 円弧状部分
21d 直線形状の上部鉄筋
21e フック筋による下部鉄筋
22 継手部
P 仮想の基面
θ 斜め連結筋の仮想の基面との上面視した角度
s 単位スパイラル鉄筋のピッチ
s’ 継手鉄筋のピッチ
X スパイラルの軸方向(継手部の長さ方向)
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